最新ラスベガスの表と裏
90年以降、近代化が進むラスベガスらしいとことん楽しむ映画と、それを支える運営サイド、施設の裏側の様子がわかる映画BEST3。5)「ハングオーバー! 消えた花ムコと史上最悪の二日酔い(2009年製作)」(第3回)
結婚前夜に仲間とハメを外して思い出を作るバチェラー・パーティ。その舞台にきらびやかな欲望の街を選んだ男たちのハチャメチャ・コメディ。「悪徳の街・ラスベガス」「ラスベガスの恥はかき捨て!」の真骨頂を体感できる。
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ハングオーバー! 消えた花婿と史上最悪の二日酔い (字幕版) |
番外)「ラストベガス(2013年製作)」(第5回)
同じく4人の男たちが欲望の街ラスベガスで繰り広げるコメディタッチの映画ながら、渋目のレジェンド俳優たちが演じることで少し大人な視点で、思い出の中の古いラスベガスと近代的なラスベガスの魅力の両方を感じることができる。
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6)「ラスベガスをぶっつぶせ(2008年製作)」(第14回)
頭脳明晰な大学生たちによるカジノでの不正行為とその手口。そしてそれを防ぐセキュリティの裏側を描いた実話ベースの作品。少し前の話ながらカジノの裏側で動く様々なセキュリティシステムを知ることができる。
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ラスベガスをぶっつぶせ (字幕版) |
7)「オーシャンズ11(2001年製作)」(第2回)
カジノ・ホテルの金庫に眠る巨額の現金を狙う盗賊チームの物語。クールでイケイケの近代ラスベガスの雰囲気を感じつつ、これまた忠実に描かれているセキュリティの実態を見ることができる。
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オーシャンズ11 (字幕版) |
番外)「ジェイソン・ボーン(2016年製作)」(第18回)
最新のIT業界のイベントを通じて、IRの重要要素であるMICEの実態を学ぶ。顔認証システムの仕組みや、取り壊し直前の老舗施設を実際に使った、派手なアクションも堪能。
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アジアのIR+カジノも覗いてみたい
歴史のあるラスベガスを舞台にした映画はたくさんあるが、我々に近いアジアのIR+カジノを舞台にした映画も存在している。その中からこれはというものを2本。8)「アンディ・ラウの カジノタイクーン(1992年製作)」(第9回)
今年5月に亡くなったマカオのカジノ王スタンレー・ホーをモデルにしたとされる作品。続編も作られているので、併せて観てみるとより理解が深まる。ラスベガスとは違った成長を遂げてきたマカオのIR+カジノの原点が見えてくる。
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アンディ・ラウのカジノタイクーン [DVD] |
番外)「リアル(2017年製作)」(第17回)
韓国のパラダイス社と日本のセガサミーが合弁で作ったパラダイスシティの開業プロモーションを兼ねて作られた映画。ストーリーはやや難解ながら、舞台はもちろん仁川に開業したばかりのパラダイスシティ。韓国IRの基礎知識としては観ておきたい作品。
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9)「クレイジー・リッチ!(2018年製作)」(第4回)
シンガポール観光局がバックアップした作品。IRを直接的にアピールしない国の方針に則ってカジノに関する描写は一切出てこない。が、IRを中心とした再開発による新しい観光スポットがふんだんに登場し、国家プロジェクトの全貌を感じられる作品だ。
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クレイジー・リッチ!(字幕版) |
日本のIRを予見する映画があった
最後の1本は意外なあの映画。アニメだからと馬鹿にして避けて通らないでぜひ観ておくことをお勧めする。10)「名探偵コナン ゼロの執行人(2018年製作)」(第19回)
日本の人気アニメシリーズだが、事件の舞台はなんと東京のお台場にオープンするIR施設なのだ。アニメ作品ながら細部にこだわり、現実に日本政府が求めるIRとしての要件をほぼほぼ満たした施設になっている。あくまでも架空の施設だが、これも業界基礎知識として観ておきたい作品だ。
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劇場版名探偵コナン 紺青の拳 (通常盤) (BD1枚組) [Blu-ray] |
番外)「名探偵コナン 紺青の拳(2019年製作)」(第19回)
同じ回で紹介した名探偵コナンの最新作「紺青の拳」。「クレイジーリッチ!」同様、シンガポール観光局の全面協力作品で、街の観光スポットがふんだんに盛り込まれている。IRに関する描写は全く無いものの、マリーナベイ・サンズのぶっ飛び演出はIR関係者の間で語り草となっている。
ここで紹介した映画以外にもまだまだIR・カジノを感じられる映画はたくさんある。全部鑑賞済み! という方は、JaIRの検索窓に「映画」と入れていただければ全ての連載が出てくるので、その中から掘り出し物を見つけていただきたい。
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