セガサミーホールディングス(以下、セガサミー)は11日開催の取締役会において、日本国内における統合型リゾート事業(IR)への参画を目指して、ゲンティン・シンガポ ール・リミテッド(以下、ゲンティン)と協業し、綜合警備保障株式会社、鹿島建設株式会社、株式会社竹中工務店、株式会社大林組とともにコンソーシアムを組成し、横浜市の実施する特定複合観光施設設置運営予定者の公募(以下、RFP)に応募することを決定した。また同日横浜市にRFP提案書を提出し受理された。
横浜市は11日、2021年1月21日より実施している「横浜特定複合観光施設設置運営事業の設置運営事業予定者の公募」について、11日に提案審査書類の受付を締め切り、2者から提案審査書類の提出があったことを発表している。セガサミーとゲンティンのグループは公表され、あと1者は、企業名は公表されず、代表1社と構成員2社とのみ発表されている。NHKなどは、メルコリゾーツ&エンターテインメントと大成建設で作るグループであると報じている。
セガサミーは、2012年以降、宮崎県のフェニックスリゾート株式会社のグループ会社化や、韓国における合弁会社パラダイスセガサミーを通して、統合型リゾートの開発・運営ノウハウを蓄積、国内IR事業への参画を目指してきた。その過程で、世界で最も厳格な規律の下で統合型リゾートを開発・運営している地域の一つであるシンガポールで、リゾート・ワールド・セントーサの開発・運営を成功させているゲンティンが、国内IR事業を成功させるためのベストパートナーであると判断した、と説明している。
同社はこれまでも、ゲンティンとの協業の下で、国内IR事業の市場分析、開発計画の立案、コンソーシアム組成等のプロセスを進め、RFP応募準備を行ってきた、と言う。なお、正式な国内IR事業の開始には、合弁会社の設立等を目的とした株主間契約の締結等のプロセスを進める必要があるほか、RFPにおいて当コンソーシアムが事業者として正式に選定され、その後に横浜市が国交省により特定複合観光施設区域として区域認定される事等が前提条件となる。「これらの一連のプロセスを経て、正式な国内IR事業者として選定されることを目指してまいります」とコメントしている。
開業予定時期は、2020年代後半を目指しており、2021年夏には横浜市の事業者認定が下りる見込みとしている。今後の見通しとしては、国内IR事業への参画を目的とした支出は、一連のプロセスにおいて事業者として選定される事等を前提としているため、2022年3月期通期連結業績への影響は軽微、だと言う。「当コンソーシアムを通じて横浜市におけるIR事業に主体的に参画し、日本国内における新たな産業を創出するとともに、国内経済及び観光業の活性化などに貢献してまいります。また、社会の持続的な発展に寄与する、高い透明性及び持続可能性を有するIR施設の開発・運営を実現することで、将来的な国内IR事業の拡大を目指してまいります」とRFP参加の趣旨を説明している。
セガサミーは、当期連結業績予想(2022年3月期)は、連結売上高が3120億円、連結営業利益200億円、 連結経常利益200億円、親会社株主に帰属する当期純利益140億円(2021年3月期は12億7400万円)を見込んでいる。
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https://jair.report/archive/439/
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https://jair.report/archive/435/
■関連リンク
横浜特定複合観光施設設置運営事業の設置運営事業予定者の公募について
https://www.city.yokohama.lg.jp/city-info/seisaku/torikumi/IR/RFP.html
横浜市は11日、2021年1月21日より実施している「横浜特定複合観光施設設置運営事業の設置運営事業予定者の公募」について、11日に提案審査書類の受付を締め切り、2者から提案審査書類の提出があったことを発表している。セガサミーとゲンティンのグループは公表され、あと1者は、企業名は公表されず、代表1社と構成員2社とのみ発表されている。NHKなどは、メルコリゾーツ&エンターテインメントと大成建設で作るグループであると報じている。
セガサミーは、日本の新たな産業を創出し、国内経済と観光業の活性化貢献を目指す
セガサミーは、2012年以降、宮崎県のフェニックスリゾート株式会社のグループ会社化や、韓国における合弁会社パラダイスセガサミーを通して、統合型リゾートの開発・運営ノウハウを蓄積、国内IR事業への参画を目指してきた。その過程で、世界で最も厳格な規律の下で統合型リゾートを開発・運営している地域の一つであるシンガポールで、リゾート・ワールド・セントーサの開発・運営を成功させているゲンティンが、国内IR事業を成功させるためのベストパートナーであると判断した、と説明している。
同社はこれまでも、ゲンティンとの協業の下で、国内IR事業の市場分析、開発計画の立案、コンソーシアム組成等のプロセスを進め、RFP応募準備を行ってきた、と言う。なお、正式な国内IR事業の開始には、合弁会社の設立等を目的とした株主間契約の締結等のプロセスを進める必要があるほか、RFPにおいて当コンソーシアムが事業者として正式に選定され、その後に横浜市が国交省により特定複合観光施設区域として区域認定される事等が前提条件となる。「これらの一連のプロセスを経て、正式な国内IR事業者として選定されることを目指してまいります」とコメントしている。
開業予定時期は、2020年代後半を目指しており、2021年夏には横浜市の事業者認定が下りる見込みとしている。今後の見通しとしては、国内IR事業への参画を目的とした支出は、一連のプロセスにおいて事業者として選定される事等を前提としているため、2022年3月期通期連結業績への影響は軽微、だと言う。「当コンソーシアムを通じて横浜市におけるIR事業に主体的に参画し、日本国内における新たな産業を創出するとともに、国内経済及び観光業の活性化などに貢献してまいります。また、社会の持続的な発展に寄与する、高い透明性及び持続可能性を有するIR施設の開発・運営を実現することで、将来的な国内IR事業の拡大を目指してまいります」とRFP参加の趣旨を説明している。
セガサミーは、当期連結業績予想(2022年3月期)は、連結売上高が3120億円、連結営業利益200億円、 連結経常利益200億円、親会社株主に帰属する当期純利益140億円(2021年3月期は12億7400万円)を見込んでいる。
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横浜市・「横浜特定複合観光施設設置運営事業」の設置運営事業予定者の公募について公表
https://jair.report/archive/439/
横浜市・「横浜IR景観デザインノート~横浜市の考える創造的な景観形成~」(資料)
https://jair.report/archive/435/
■関連リンク
横浜特定複合観光施設設置運営事業の設置運営事業予定者の公募について
https://www.city.yokohama.lg.jp/city-info/seisaku/torikumi/IR/RFP.html