IRを推進する林文子市長が横浜市長選への立候補を表明 9名の乱戦に

JaIR編集部

 横浜市の林文子市長は15日に行なわれた記者会見において、4期目を目指して横浜市長選(8月8日告示、22日投開票)に無所属で立候補することを表明した。林市長は、IRについては「横浜の将来にとって非常に大事なものだ。IRが1つの核となって経済の流れをよくしていくのではないか」と語っており、明確に推進を表明した初めての候補になる。

 現在までに、すでに8名が立候補の意向を表明しており、元神奈川県知事の参議院議員 松沢成文氏も出馬の意欲を示していると言われ、まれに見る大乱戦となってきた。
2020年11月7日、横浜イノベーションIR協議会の議長になった林市長

 林市長は、「横浜の将来にとって非常に大事なものだ。IRが1つの核となって経済の流れをよくしていくのではないか」と語っており、IRの推進を明確に表明した初めての候補になる。

 NHKなどによると、林市長は「3期12年の経験を生かせるだろうと考えている」と自信を示し、「市民の安全・命」を守り、新型コロナ対策を進め、「医療、福祉、教育」のためにも、経済を活性化させたいと語り、その経済活性化のキーをIRと位置付けた。

 これまでに横浜市長選挙に立候補の意向を表明したのは以下の8人。8人とも、現状の横浜IRについては見直しの姿勢。

・横浜市議会議員 太田正孝氏
・前国家公安委員長 小此木八郎氏
・弁護士 郷原信郎氏
・元長野県知事 田中康夫氏
・水産仲卸会社社長 坪倉良和氏
・元衆議院議員 福田峰之氏
・動物愛護団体代表理事 藤村晃子氏
・元横浜市立大学教授 山中竹春氏(立憲民主党推薦)

 この8名に加えて、元神奈川県知事の参院議員、松沢成文氏も出馬の意欲を示していると言われる。横浜市長選では、昭和57年と平成10年の選挙での6人の立候補を上回る過去最多の乱戦になるのは間違いないとみられる。

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