長崎IRの応募事業者、5者目はTHE NIKIとチャウフー・パークビュー・グループのコンソーシアム

JaIR編集部

 長崎県が1月29日に公表した九州・長崎特定複合観光施設(IR)設置運営事業の参加登録申請者5者のうち、既に手を挙げていた4者に続く5者目が判明した。二期リゾートが運営してきた二期倶楽部を源流とする日本企業、株式会社THE NIKIと、1950年代に台湾で設立された先進的な建設・開発企業であるチャウフー(Chyau Fwu)社を起源とするコングロマリット企業、チャウフー (パークビュー) グループのコンソーシアム、NIKI & Chyau Fwu (Parkview) Groupが応募を表明した。

NIKI & Chyau Fwu (Parkview) Groupのホームページより
 

大村湾のスーパー・スマート・コミュニティの実現を目指す

 株式会社THE NIKIとチャウフー (パークビュー) グループのホームページには以下のコメントが掲載されている。

「株式会社THE NIKIとチャウフー(パークビュー) グループは、九州・長崎特定複合観光施設 (IR) 設置運営事業に、応募することといたしました。佐世保市の九州・長崎IRを中心とし、そこから最先端技術を駆使した大村湾のスーパー・スマート・コミュニティの実現へと広げることを提案します。そして、これが日本における地域活性化のモデルケースとなることを目指しております。日本国内・地元有力企業とNIKIとチャウフー (パークビュー) グループからなるチームこそが、九州・長崎IRを実現・成功する核であると確信いたしております」

 二期倶楽部は、「自然と文明、東洋と西洋の融合を通じ、最高のおもてなしをする」というコンセプトで、リゾート・ホスピタリティ施設を運営。株式会社THE NIKIは、二期倶楽部(栃木県那須)の2017年秋までの30年以上に及ぶリゾート運営の経験と、THE NIKIという新たなブランドによるホスピタリティ・サービス提供を目的に設立されている。

 長崎IRのためにホームページ内に作られたコンソーシアム紹介には、長崎IRの目指す方向として、IR ×スーパーシティ=自律型スーパー・スマートシティというコンセプトが掲げられており、「IRにより市場(交流人口増)と資金(カジノ税収等)を獲得し、スーパーシティ構想を推進します。地方であっても、IRを原動力に、スーパーシティ構想を自律的に拡大することが可能になります」と説明している。


■関連サイト
NIKI & Chyau Fwu (Parkview) Group
https://nikiparkview.group/project/

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