<IR用語集・基礎知識> 入場規制

JaIR編集部

IR(統合型リゾート)ではギャンブル依存症対策として、カジノへの入場規制が設けられていることが多い。規制は大きく、①特定の人物の入場を排除する「入場制限制度」、②一定の期間における最大入場回数を設定するなど入場回数を制限する「入場回数制限制度」、③入場料の徴収等の方法がある。

我が国のIR整備法(特定複合観光施設区域整備法)においては、日本人および国内に居住する外国人のカジノ施設への入場が、連続7日間での入場回数は3回まで、連続28日間での入場回数が10回までと制限されている。また、20歳未満の者、暴力団員(元暴力団員を含む)は入場できない。IR事業者には入場禁止対象者の発見や退去に必要な措置が課され、入場回数の情報はカジノ管理委員会が一元的に把握する。

入退室のための本人確認方法としては、日本人および国内居住者は氏名、住所、生年月日、顔写真が記載されているマイナンバーカードなどが用いられる。入場規制のない外国人に関してはパスポートを用いて入場禁止対象者になっているかチェックされる。

日本型IRが参考にしているシンガポールでは、本人や家族の申請、もしくは問題ギャンブル国家評議会(NCPG:National Council on Problem Gambling)によって入場回数を制限できる厳格な入場規制が設けられており、これらは日本でも導入される見込み。また、競馬や競輪などの公営ギャンブルやパチンコなどを含めたギャンブル依存症患者の入場を規制すべく、顔認証システムの導入も検討されている。