<IR用語集・基礎知識> 日本型IR

JaIR編集部

日本型IRとは、MICE施設、ホテル、エンターテイメント施設などの集客施設とカジノを法制度上一体化し、最後発でもある日本ならではの先進的で厳格なカジノ規制とギャンブル依存症対策を導入したIR(統合型リゾート)のこと。日本の魅力を高め、大人も子供も楽しめる観光資源であることが求められる。IR事業者からの納付金、日本人の入場者が支払う入場料は広く公益に活用する。
 
政府が公共政策として実現を目指している日本型IRでは、「1つのIR区域に1つのIR施設を1つのIR事業者が設置・運営」することを基本方針としている。IR区域は、都道府県または政令指定都市がIR事業者を公募・選定後、区域整備計画を作成して申請し、国土交通大臣が認定する。国際競争力やギャンブル依存症予防の観点からIR区域は当面最大3区域に限定する。
 
カジノ事業に関しては免許制度と参入規制を設け、自治体が選定したIR事業者のみにカジノ事業免許を付与する。また、ギャンブル依存症防止のために、日本人に対してカジノ施設への入場回数に制限を設けるほか、IR事業者にギャンブル依存症に関する相談窓口の設置を義務付ける方針だ。
日本人来場者の規制内容は
・入場料は1回6000円
・週の入場回数制限は3回
・月の入場回数制限は10回
・マイナンバーの提示
 
(関連リンク)
IR推進会議取りまとめ(概要) 2019/8
https://www.kantei.go.jp/jp/singi/ir_promotion/siryou/pdf/siryou2.pdf