メルコリゾーツが横浜IRへの活動停止を発表

JaIR編集部

 2021年9月13日、メルコリゾーツ&エンターテインメント(以下、メルコリゾーツ)は横浜市における統合型リゾート開発の権利取得に向けた活動を中止することを発表した。同社は、「引き続き日本にコミットし、国内での開発機会を模索してまいります」と、日本でのIRについては今後も検討を続けるとしている。
メルコリゾーツの横浜IR構想のパース

今後も日本での開発機会を模索していく

 メルコリゾーツの会長兼最高経営責任者(CEO)であるローレンス・ホー氏は、以下のように述べている。

「ここ数年、当社はパートナーと協力して、横浜を世界的観光地とするような、横浜のユニークな特性と文化を反映したワールドクラスのIR提案に注力してきました。アジアのプレミアムセグメントに焦点を当て、品質とクラフトマンシップへのこだわり、そして世界的なエンターテインメントデスティネーションを実現することをコンセプトに、私たちは、メルコリゾーツのクオリティーにフォーカスしたパートナーシップを大切にするアプローチで、世界で最も先進的な保護措置を策定し、厳格な倫理的なビジネス行動に基づく過程を経て、このリゾートを設計し、提案を行いました」

「残念ながら、横浜市民の同意を得られず、明確な評決が市長選によってくだされました。IR反対を掲げて立候補し、当選した新市長の方針により、私たちが目指してきた横浜でのIR実現の扉は正式に閉じられたことになります。大変遺憾ではありますが、これまでの過程を通じて形成された友情に感謝するとともに、多大なご支援をいただいた横浜市の皆様、自治体、ビジネスやコミュニティパートナーの皆さまに心からお礼を申し上げます」

「メルコリゾーツは10年以上に渡り、日本の長期的な可能性を固く信じ、日本における世界最高の統合型リゾートの開発に取り組んでいます。横浜オフィスは閉鎖しますが、都内オフィスは維持し、今後も日本での開発機会を模索してまいります」


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