NIKIが長崎IRのRFPに入札 コメントも発表

JaIR編集部

 THE NIKIとChyau Fwu (Parkview) Groupを代表とするコンソーシアムNIKI Chyau Fwu (Parkview) Groupは21日、長崎県佐世保市における、特定複合観光施設の設置運営事業の提案書を提出した。
長崎IRの予定地は、佐世保のハウステンボスと隣接するエリア ©ハウステンボス/J-19501
 NIKI Chyau Fwu (Parkview) Groupグループ代表であり、THE NIKIのエグゼクティブ・ヴァイスプレジデントである大石惠津子氏は入札のコメントを発表した。

「世界クラスの長崎総合型リゾートを企画設計しました。九州にプレミアムな観光客を呼び込み、地域経済の活性化に寄与するとともに、アジアの重要な統合型リゾートとして主要なプラットフォームとなることでしょう。この過程で地域社会や自治体と協力し、世界有数の施設をこの地域にもたらすことを楽しみにしています」

 NIKI Chyau Fwu (Parkview) Groupの説明によると、このコンソーシアムは、二期リゾートが運営してきた二期俱楽部を源流とする、ホスピタリティ・サービスを提供する企業「THE NIKI」と、1950年代に台湾で設立された先進的な建設・開発企業である「Chyau Fwu社」を起源とするコングロマリット企業を代表とするコンソーシアム。目的として「九州・長崎IRの実現、また、最先端技術を駆使した大村湾のスーパー・スマート・コミュニティの実現を目標に、日本における地域活性化のモデルケースの確立」を掲げている。

 長崎新聞などによると、一次審査を通過した3者のすべてが二次審査に必要な書類を県に提出している。

■第一次審査通貨グループ名 *五十音順

・オシドリ・コンソーシアム
(代表企業名:Oshidori International Holdings Limited)

・CASINOS AUSTRIA INTERNATIONAL JAPAN
(代表企業名:CASINOS AUSTRIA INTERNATIONAL JAPAN 株式会社)

・NIKI Chyau Fwu(Parkview) Group
(代表企業名:株式会社 THE NIKI)

 二次審査は1000点満点で、運営・財務以外に、コンセプト、アイコニックな施設、懸念事項対策、地域還元などが問われる。審査結果の公表は8月の予定だ。

 また、第二次審査に参加する応募者の選定(第一次審査)及び設置運営事業予定者の選定(第二次審査)にあたり、客観的な評価を行うために、有識者等からなる審査委員会を設置。審査委員会から設置運営事業予定者審査基準及び評価内容等についての意見を聞くこととしている。なお、審査委員会は以下の8名で構成される(以下敬称略)。

 菊森 淳文(委員長)     ながさき地域政策研究所 理事長
 西岡 誠治(副委員長)   長崎県立大学 地域創造学部 公共政策学科 教授
 波多 順子               公認会計士・税理士、はた会計 所長
 久保 隆行               立命館アジア太平洋大学 アジア太平洋学部 教授
 武藤 岳夫               独立行政法人国立病院機構 肥前精神医療センター 精神科医長
 加来 洋一               長崎こども・女性・障害者支援センター 所長
 田中 英隆               佐世保市 副市長
 上田 裕司               長崎県 副知事

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