ウィン・リゾーツが横浜IRのRFPへの応募を見送り

JaIR編集部

 ウィン・リゾーツ・リミテッド(本社:米国ネバダ州ラスベガス)は28日、横浜市による横浜特定複合観光施設設置運営事業の設置運営事業予定者の公募(RFP)への応募を見送ることを発表した。

 


日本におけるIR開発状況を注意深く見守って行くとコメント


ウィン・リゾーツのコメント全文は以下の通り。

「ウィン・リゾーツ・リミテッド(本社:米国ネバダ州ラスベガス/NYSE:WYNN)は、この度、来たる横浜市による横浜特定複合観光施設設置運営事業の設置運営事業予定者の公募(Request for Proposal)への応募を見送ることといたしましたのでお知らせします。新型コロナウィルス感染症が今もなお世界的に拡大基調にあり、感染症対策後の統合型リゾート(以下、「IR」)の国際市場情勢や、整備法関連の枠組みに関する情報が未だ不明確なため、現在のタイミングにて以前に提出した提案を更新したり、市による応募書類を完成させることは難しいと判断いたしました。

 しかしながら当社は、日本を有力な潜在的市場と見なしており、今後も日本におけるIR開発状況を注意深く見守ってまいります。日本型IRは、日本が将来にわたり成長・発展を続けていくための起爆剤となると考えております。

 関係者の皆様におかれましては、何卒ご理解を賜りますようお願い申し上げます」

 ウィン・リゾーツは、大阪から撤退後、横浜にフォーカスしていたが、新型コロナ感染症の影響もあり、横浜事務所を閉鎖していた。しかし、これまでは、ラスベガス・サンズやシーザーズのように日本進出撤退は明言せず、日本でのIR開発には引き続き関心を持っているとしていた。

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