2022年2月10日(木)
【アメリカ】MGM第4四半期報告 通年連結では97億ドル売上高、ストリップ地区が牽引
MGM's revenue up 88% to $9.7B in 2021 driven by Strip properties, record Q4 performance
https://www.yogonet.com/international/news/2022/02/10/61327-mgm-39s-revenue-up-88--to--97b-in-2021-driven-by-strip-properties--record-q4-performance
MGMリゾーツ・インターナショナルは、第4四半期(2021年10月から12月)および通年の財務報告を公開した。
2021年は純利益13億ドル(約1,504億円)を計上、2020年の純損失10億ドル(約1,157億円)と比較し黒字となった。また、事業連結収益は前年度比88%増の97億ドル(約1兆1,222億円)で、同期の連結調整後EBITDAR(EBITDAに賃借費用リース費用を足し戻した数字)は24億ドル(約2,776億円)を計上した。特にラスベガス・ストリップ地区の施設とアメリカ国内の市場が好調で、前者は第4四半期の連結純収益に31億ドル(約3,586億円)、前年比105%増を達成している。
MGMリゾーツのCEO兼社長であるビル・ホーンバックル氏は「第4四半期の記録的な業績は、世界各地の優秀なチーム、経営効率の向上、そして私たちが提供するサービスや体験に対する需要回復を証明するものです」とコメントし、2021年に戦略的マイルストーンを達成した上で、2022年のさらなる成功と長期的な展望にも期待することを述べた。
長期的な展望としての企業説明の項目には、BetMGMを通じて米国のスポーツ・ベッティングおよびiGaming(オンライン・ゲーミング)市場をリードすること、日本の統合型リゾートへの投資、同社のコアビジネスへの再投資が含まれることが記載されている。
https://investors.mgmresorts.com/investors/news-releases/press-release-details/2022/MGM-RESORTS-INTERNATIONAL-REPORTS-FOURTH-QUARTER-AND-FULL-YEAR-2021-FINANCIAL-AND-OPERATING-RESULTS/default.aspx
【マカオ】MGMチャイナ 第4四半期EBITDA は前年同期比76%減
MGM China 4Q EBITDA dips 76pct y-o-y
https://www.ggrasia.com/mgm-china-4q-ebitda-dips-76pct-y-o-y/
マカオのカジノ運営会社MGMチャイナは、第4四半期を報告した。調整後の金利・税金・減価償却前利益(EBITDA)は2020年同期の3億6,720万香港ドル(約54億円)から75.8%減の8,900万香港ドル(約13億円)となり2021年第3四半期からは11.4%減となった。一方で、2021年通年調整後EBITDAは、2020年通年の損失1.37億香港ドル(約20億円)に比較して、3,899万香港ドル(約5.7億円)の黒字に転じた。
MGMチャイナの第4四半期の収益は24.5億万香港ドル(約363億円)で、2020年同四半期比3.8%増となった。通年の収益は前年同期比84.7%増の94.1億香港ドル(約1,395億円)だった。
MGMチャイナの社長兼最高執行責任者のヒューバート・ワン氏によると、今年の春節(中国の旧正月)において、マス・セグメントの収益はCovid-19流行前業績の85%ほどを回復したとプレスリリースで述べた。また、今後は特にカジノ内のテーブルゲームにおいてVIPマーケットからマス・マーケットにリソースを再配分するつもりであると語った。
■MGM China’s CNY mass drop 85pct of pre-Covid: COO
https://www.ggrasia.com/mgm-chinas-cny-mass-drop-85pct-of-pre-covid-coo/
【マカオ】マカオの新規宿泊施設は8,000室以上が建設中:マカオ政府
Over 8,000 fresh hotel rooms in pipeline: Macau govt
https://www.ggrasia.com/over-8000-fresh-hotel-rooms-in-pipeline-macau-govt/
マカオ政府土地工務運輸局(DSSOPT)が新しく発表したデータよると、第4四半期時点で、マカオでは15件の宿泊施設を併設するプロジェクトが建設中であるという。既存施設拡張の案件も含む。
これらの計画の完成時期については触れられていないが、現在建設中の客室数を合計すると6,207室となり、さらに今後19件(19件のうち16件はマカオ半島)のプロジェクトによる1,867室が追加される予定だ。
また、同市の統計・国勢調査サービスによるマカオ全体の宿泊施設の客室数は、2021年12月末時点で約37,700室が営業中で、Covid-19流行前の2019年12月末の37,300室と比較して、わずかに増加した。
ギャラクシー・エンターテインメント社のカジノ施設であるギャラクシー・マカオの拡張計画では、ラッフルズ・ブランドのホテルを2022年に開業予定(正確な時期は、市場の状況に合わせて決定すると言及)である。また、他にもホテル、アンダーズ・マカオと併設するMICE施設としてギャラクシー・インターナショナル・コンベンション・センターを建設予定としている。
メルコ社も現在、スタジオ・シティの拡張工事を行っており、マカオ初のWホテル(マリオット・インターナショナル・ブランド)を2022年12月に開業予定である。
【韓国・アメリカ】モヒガン社2021年最終四半期収益、昨年比74%増 インスパイア・コリアの建設再開
Mohegan posts revenue up 74% in 2021 last quarter; Inspire Korea's construction now resumed
https://www.yogonet.com/international/news/2022/02/10/61336-mohegan-posts-revenue-up-74--in-2021-last-quarter-inspire-korea-39s-construction-now-resumed
アメリカ、コネチカット州に拠点を置くモヒガン・ゲーミング&エンターテイメント(MGE)は、2022年度第1四半期(第1とあるが2021年10月から12月の期間を指す)を発表した。同社は4億200万ドル(約465億円)の収益を計上し、昨年同期比74.2%増となった。営業利益は3,520万ドル(約40億円)で前年同期比231.7%増となった。調整後EBITDAは9,740万ドル(約112億円)で、前年比140.8%増を報告している。
MGEのCEOであるレイモンド・ピノー氏は好調な業績傾向を強調し、2021年11月に資金調達を完了している、韓国で開発中の統合型リゾートであるインスパイア・コリアの建設を再開したことにも触れた。
またMGEはスポーツ・ベッティングに関して、コネチカット州の旗艦カジノ施設であるモヒガン・サンに「モヒガン・サン・ファンデュエル・スポーツブック」を設置しており、3月5日にオープンする予定であることも伝えた。
https://inspireer.com/
<出典サイト>
AGA - American Gaming Association
https://www.americangaming.org/
Las Vegas Review-Journal
https://www.reviewjournal.com/
GGRAsia
https://www.ggrasia.com/
yogonet
https://www.yogonet.com/
Bloomberg
https://www.bloomberg.com/
Casino.org
https://www.casino.org/
KSNV - News 3 Las Vegas
https://news3lv.com/