【海外版・1/12~1/18 IR記事まとめ】マカオ・ゲーミング法改定案公表、ライセンスは6社原則10年でオペレーターは歓迎 (2/2)

JaIR編集部


1月14日(金)

【ラスベガス】21年度、ネバダ州全カジノの純損失は2億600万ドル、規制影響でノンゲーミング収益低迷

Nevada casinos post $206M net loss in FY21; non-gaming revenue slumps amid restrictions
https://www.yogonet.com/international/news/2022/01/14/60942-nevada-casinos-post--206m-net-loss-in-fy21-nongaming-revenue-slumps-amid-restrictions

ネバダ州ゲーミング管理委員会は同州のゲーミング業界の財務情報をまとめた報告書「Nevada Gaming Abstract」を発表し、2021年6月30日までの会計年度を報告した。

ネバダ州、計302軒のゲーミング事業者は、年間総収益161億ドル(約1兆8,421億円)のゲーミング収益を得たが、カジノが保有する資金(経費を支払った後、連邦所得税を差し引く前、特別経費を計上する前)の合計としては2億640万ドル(約235億円)の「純損失」となっている。ゲーミング収益にはゲーミング、宿泊施設、飲食、その他の施設で顧客が支払った金額が含まれる。

今回発表された報告書のハイライトは、当年度のネバダ州ゲーミング収益は年度比で約25%増加したものの、パンデミック規制の中での機会損失により著しい利益減となった。特に各カジノにおけるノンゲーミング(宿泊、飲食、その他)収益の割合は47.6%で、昨年度の63.2%から減少となった。飲食店やエンターテインメント業界に課せられた制限のほか、海外旅行者やコンベンション参加者の不足が主な原因とされている。

■Nevada Gaming Abstract - 2021 Press Release
https://gaming.nv.gov/index.aspx?recordid=2689&page=16


【アメリカ】ハードロック、12月売上高3,240万ドルで3カ月連続インディアナ州トップに

Hard Rock leads in Indiana for the third month in a row with December's $32.4M revenue
https://www.yogonet.com/international/news/2022/01/14/60955-hard-rock-leads-in-indiana-for-the-third-month-in-a-row-with-december-39s--324m-revenue

アメリカのインディアナ州ゲーミングコミッション(IGC)は、ハードロックカジノ・ノース・インディアナが3カ月連続で州内最高収益を上げたことを報告した。ハードロックのスロットマシンとテーブルゲームからの売上は、12月3,240万ドル(約37億円)で、これまでで最も好調で11月と比較して5.7%増となった。


【マカオ】マカオのカジノライセンスは6社に据え置き、期間は10年に半減、地元所有率を15%に

Macau casino license cap to remain at 6, duration halved to 10 years and local ownership risen to 15%
https://www.yogonet.com/international/news/2022/01/14/60945-macau-casino-license-cap-to-remain-at-6--duration-halved-to-10-years-and-local-ownership-risen-to-15-

マカオ当局はマカオでのカジノライセンスについて、引き続き最大6つを認め、期間を最長10年(例外的に3年延長可)と発表した。プレスリリースは中国語版、ポルトガル語版が公開された。マカオの行政長官の諮問機関である行政院の法案の下で、初期からのサブコンセッション制度は終了となる。

現在ライセンスを保有する6社のうち、サンズ・チャイナ、MGMチャイナ、メルコリゾーツ&エンターテインメントは、既に改定予定のサブコンセッションでゲーミング権を保有しているとして変更なしを許可された。ギャラクシー、SJMホールディングス、ウィン・マカオの3社は今回の草案で変更がある初期からのサブコンセッションに該当する。

また、今回発表された法案では、カジノ事業者は資本金を2億パタカ(約28億円)から50億パタカ(約708億円)に増やしてマカオに拠点を置く会社の取締役の株式保有比率を10%から15%に引き上げる必要がある(上限は30%)。香港や米国で上場しているマカオのカジノ企業は、いずれもマカオのライセンスを直接保有していない。

増税に関しては、変更予定は無いとされた。現在、マカオのカジノのゲーミング総収入には35%の税率が課税されていて、その他の諸課税を合わせ実質的には39%になるとされている。

さらに、ジャンケット規制が強化される。今後は、政府が交付した免許をもつ認定ジャンケット業者が、単一のマカオのカジノ事業者としか取引できない、と決められた。マカオ政府のスポークスマンのチョン・ウェン・チョン(張永春)氏は、「VIPゲーミング・プロモーター(ジャンケット)とゲーミング・コンセッション保有者(カジノ事業者)との間でカジノ収益を共有することは、いかなる形式や契約であれ、明確に禁止される」とコメントした。

この草案は今後、マカオ立法会における議員投票で決定される予定で、手続きにかかる明確な期間は、変更が入る可能性も含み、今のところ明らかではない。チョン(張永春)氏は、法案の審査に時間を要するとコメントし、引き続き公表すると伝えた。

■Press Release from the Executive Council of Macau(中国語・ポルトガル語)
https://www.al.gov.mo/zh/law/lawcase/507
https://www.al.gov.mo/pt/law/lawcase/507

■Macau to have 6 casino licences, lasting 10 years: govt bill
https://www.ggrasia.com/macau-to-have-6-casino-licences-lasting-10-years-govt-bill/


【韓国】韓国のカジノは入場時にワクチン接種証明、検査証明書を掲示必須ルールに

All S. Korea casinos now ask jab or test cert for entry
https://www.ggrasia.com/all-s-korea-casinos-now-ask-jab-or-test-cert-for-entry/

韓国の文化スポーツ観光省によると、韓国のすべてのカジノでは、顧客はCovid-19のワクチン接種を完了しているか、有効な期限の陰性検査結果を提示することが義務づけられた。この規則は1月11日から国内向けに適用されており、外国人専用カジノに遵守を求めることとなった。

カジノへ入場する人が2回目の接種を受けてから6カ月以上経っている場合、3回目のワクチン接種(ブースター接種)が必要となる。または、入場前の48時間以内に発行された「陰性」の検査結果証明書が必要だ。このプロトコルは、いったん2月6日までとされている。


1月13日(木)

【ラスベガス】アレジアント・スタジアムは、開業後3カ月で50万人以上の来場

Allegiant Stadium draws over 500k during first 3 months with fans https://presslasvegas.com/news/allegiant-stadium-draws-over-500k-during-first-3-months-with-fans/

スタジアムの運営会社であるラスベガス・スタジアム・オーソリティー社によると、アレジアント・スタジアムは2021年第3四半期(2020年7月オープン後、9月までの3カ月間)で50万人以上の来場人数を記録したという。この期間、合計41件のイベントが行われた。

動員人数記録の詳細は、NFLのレイダース(アメリカン・フットボールのプロチーム)のホームゲーム3試合で15万7,101人、コンサート3公演で13万人、「CONCACAF 2021ゴールドカップ(北中米カリブ海サッカー連盟の大会)」決勝戦で5万5,000人、その他、ネバダ大学ラスベガス校(UNLV)フットボールや、メジャーリーグサッカーなどが続く。最も多くの観客を集めたイベントは、カントリー歌手のガース・ブルックス氏のコンサート(63,000人)となった。


【ラスベガス】タオ・ビーチがリニューアルオープン、3,000人収容でプールと客室を設置

Revamped Tao Beach to reopen with 5-acre pool, room for 3,000
https://www.reviewjournal.com/entertainment/nightlife/revamped-tao-beach-to-reopen-with-5-acre-pool-room-for-3000-2513245/

ラスベガス中心部のベネチアン・リゾートにある「タオ・ビーチ・デイクラブ」が、2022年春にリニューアルオープンする。同施設は5000万ドル(約57億円)を投じ2年間をかけて改修工事を行っていた。リニューアル後は、以前の2倍の47,000平方メートルの敷地に3000人収容が可能となる。ホームページでは3月中旬ごろを開業予定とされている。
タオ・ビーチ・デイクラブ リニューアルイメージ図は公式HPより
■TAO Beach Dayclub to return with new elevated experiences at the Venetian Resort Las Vegas
https://taogroup.com/tao-beach-dayclub-to-return/


【アメリカ】ウィン・アンコール・ボストン・ハーバー拡張計画を中断、提案の再評価

Wynn halts development plans near Encore Boston Harbor amid proposal reevaluation
https://www.yogonet.com/international/news/2022/01/13/60939-wynn-halts-development-plans-near-encore-boston-harbor-amid-proposal-reevaluation

ボストンの地元メディアであるセブン・ニュース・ボストンによると、ウィン・リゾーツ社は、マサチューセッツ州にあるカジノ「アンコール・ボストン・ハーバー」の向かい側の土地に計画していたエンターテインメント施設やレストラン、駐車場を含む開発を再検討していると伝えている。

この開発は同州のゲーミング法の規制拡大の対象となることを受け、ウィン・リゾーツ社は、プロジェクトがこの地にとって最善な方法であるか「再評価できる」ように、開発プロセスを一時中断することに決めたという。ウィン・アンコール・ボストン・ハーバーの広報担当者は、「適切な時期にマサチューセッツ州ゲーミング委員会に提示する予定です」とコメントしている。

また、この発表の前日にはマサチューセッツ州の中小企業らがスポーツ・ベッティングの合法化を州の上院議員に要請する動きがあった。

■Massachusetts small businesses urge senators to legalize sports betting, including them
https://www.yogonet.com/international/news/2022/01/12/60920-massachusetts-small-businesses-urge-senators-to-legalize-sports-betting--including-them


<出典サイト>
Las Vegas Review-Journal
https://www.reviewjournal.com/

GGRAsia
https://www.ggrasia.com/

yogonet
https://www.yogonet.com/

INTERNATIONAL rental NEWS
https://www.internationalrentalnews.com/

8NEWSNOW
https://www.8newsnow.com/

PRESS LAS VEGAS
https://presslasvegas.com/

7News Boston WHDH
https://whdh.com/