【海外版・10/20~10/26 IR記事まとめ】マカオのカジノ法改正準備が進む パブリックコメントの実施完了 (1/2)

JaIR編集部

 JaIRがお届けする海外版・IRニュースまとめでは1週間分の海外のIR関連記事をまとめ、毎週お届けしています(掲出日は現地時間)。今回は10月20日(水)~10月26日(火)までのIR関連記事。出典サイトは記事の文末にまとめて記載していますが、各社のSNSも情報ソースとしています。なお、1ドル=114円、1マカオパタカ=14円換算です。


2021年10月26日(火)

【マカオ】カジノオペレーター6社 市で開催のマカオグランプリ(カーレース)スポンサーに

Six ops to sponsor Macau Grand Prix races, no title backer
https://www.ggrasia.com/six-ops-to-sponsor-macau-grand-prix-races-no-title-backer/

今年のマカオグランプリ(カーレース)は、11月19日から21日まで開催される。マカオの6社のカジノライセンシー企業がスポンサーとして参加するが、Covid-19の影響で世界各国からの渡航制限が行われているため、タイトルスポンサーは付かない。

今年開催されるのは、SJMフォーミュラ4マカオグランプリ、サンズ・チャイナ・マカオGTカップ、ギャラクシー・エンターテインメント・マカオ・ギアレース、メルコ・マカオ・ツーリングカーカップ、MGMグレーターベイエリアGTカップ、ウィン・ポルシェ・カレラカップ・チャレンジの6レースだ。

マカオ政府が発表したプレスリリースによると、マカオ市内でのCovid-19見通しが「安定」する中、今年のグランプリを予定通り開催することで「明確なメッセージを発信し、マカオが活気に満ちた安全な都市であることを示す」としている。


2021年10月25日(月)

【ラスベガス】来年、ストリップ地区で開催されるドローンレース・ショー

Drone racing championship coming to the Strip next year
https://www.reviewjournal.com/business/drone-racing-championship-coming-to-the-strip-next-year-2466199/

2022年1月5日、CES初日の夜に、ドローン・レーシング・リーグ(プロのドローン操縦者による高速レース)である「DRL Vegas Championship Race」がラスベガスのT-モバイル・アリーナで開催されることが発表された。

主催するDRL社長のレイチェル・ジェイコブソン氏は、「この必見のイベントでは、画期的な技術と最先端であるスポーツ競技、そして視覚的にも美しいエンターテインメントが披露されます」とコメントしている。
Twitterより 2022年CES初日に合わせて開催するドローンレース。アリーナ、野外コースも設営
■Drone racing championship coming to Las Vegas in January
https://news3lv.com/news/local/drone-racing-championship-las-vegas-january-ces-2022

■The Drone Racing League
https://thedroneracingleague.com/


【マカオ】マカオのカジノ・ゲーミング法に関する最後のパブリックコメントを開催

Last public session on Macau gaming law held today
https://www.ggrasia.com/last-public-session-on-macau-gaming-law-to-take-place-today/

マカオのカジノ・ゲーミング改正案に関する一般向けで最後となる公聴会が開催された。公聴会は9月の下旬より中止となる会もあったが、予定していた全ての回の日程が終了した。

主に参加したのは、労働団体の代表者らがほとんどで、全体的な参加者数は少なく、予定時間よりも早く終了したものもあったという。会議では政府の代表者が、ほとんどがパブリック・コンサルテーション・プロセスの一環として公開された公式文書の内容を繰り返し説明した。

政府は今後、総括を公表し法改定準備を進める予定だ。


【マカオ】9月25日以来の訪問者数が最も多い金曜日(10月22日)

Fri sees highest daily Macau visit tally since Sept 25 alert
https://www.ggrasia.com/fri-sees-highest-daily-macau-visit-tally-since-sept-25-alert/

マカオでは、1日の訪問者数が2万5,252人となり、9月25日から始まったCovid-19による規制以来での最高記録を更新した。

マカオ政府観光局はプレスリリースで「ここ数日、マカオでは安定している」、中国広東省珠海市とマカオの間の入国港の「パンデミック対策・観戦予防措置が緩和されている」とし、「訪問者数が4日連続で増加傾向なのは着実に回復していることを示している」と伝えている。

24日からは中国北京とマカオを行き来する航空便に関する検疫も解除され、中国広東省深圳とマカオ市を結ぶマカオフェリーも再開された。

■Macau-Shekou ferry services restart as Covid outlook stable
https://www.ggrasia.com/macau-shekou-ferry-services-restart-as-covid-outlook-stable/

■Beijing to lift quarantine for arrivals from Macau on Oct 24
https://www.ggrasia.com/beijing-to-lift-quarantine-for-arrivals-from-macau-on-oct-24/


2021年10月22日(金)

【ラスベガス】ラスベガス・サンズ 南西エリアで2軒の建物を購入 本社開発に

Sands buys two buildings in Vegas' southwest valley to develop headquarters
https://www.yogonet.com/international/noticias/2021/10/22/59877-sands-buys-two-buildings-in-vegas-southwest-valley-to-develop-headquarters

ラスベガス・サンズは、本社移転のための開発地(オフィスビル2棟)を2,155万ドル(約24億円)でラスベガスの南西地区(デュランゴドライブ・エリア)に購入した。サンズは、今年初めにアジア市場、特にマカオとシンガポールに注力するためにラスベガス(ストリップ地区)の事業を撤退したが、今回の動きは、南ネバダでの存在感を維持することを示したとみられる。

同社の広報担当者であるロン・リース氏によると、新物件は将来的には同社の本社となり、入居完了時期は2022年半ばになる見込みであるという。ラスベガス・ジャーナル・レビュー紙によると、オフィスビルは31,647平方フィート(2,940平方メートル)、もうひとつのオフィスビルは79,109平方フィート(7,349平方メートル)の敷地で、年内にも現在のヴェネチアンオフィスから転居を開始する考えだ。

同エリアは、ラスベガス・バレーの中でも成長著しいエリアであると伝えられている。


【アメリカ】シーザーズ社の取締役会に、前ネバダ州規制当局の議長であるサンドラ・ダグラス・モーガン氏

Caesars' board adds former Nevada regulator's chair Sandra Douglass Morgan
https://www.yogonet.com/international/noticias/2021/10/22/59881-caesars-board-adds-former-nevada-regulators-chair-sandra-douglass-morgan

シーザーズ・エンターテインメント社はサンドラ・ダグラス・モーガン弁護士を取締役に任命した。同氏は、ネバダ州ゲーミング規制当局の元議長であり、アフリカ系アメリカ人として初めて委員長を務めた人物である。ラスベガスのキャッシュレスカジノへの道を開いたほか、同地でのCovid-19感染拡大初期に組織のかじ取りを行った。

シーザーズ・エンターテインメント社の取締役会メンバーは10人となる。


【マカオ】マカオのカジノオペレーター2社 自社スタッフのワクチン接種率75%以上と報告

Two Macau ops report 75pct-plus jab rates among staff
https://www.ggrasia.com/two-macau-ops-report-75pct-plus-jab-rates-among-staff/

週末にかけてのマカオへの旅行規制緩和を控えて、カジノオペレーター2社が自社スタッフのワクチン接種率を報告した。

ギャラクシー・エンターテインメント社は、スタッフの約82%がワクチンを接種したと発表した。2回のワクチン接種であるかどうかは言及されていない。また、メルコリゾーツも自社で進める「Get the Jab」プログラムの一環として、マカオと香港の従業員への「75%以上の2回ワクチン接種済」を達成したと発表した。プログラムではワクチンを接種するスタッフに1,000マカオパタカ(1万4,000円)を支給している。

マカオの新型コロナウイルス対応調整センターによると、マカオでは合計43万7,869人がワクチン接種しており、そのうち10万2,766人は1回目の接種しか受けていないという。今のところ、市の人口の約49.1%が2回のワクチンを接種したことになる。