【海外版・5/5~5/11 IR記事まとめ】ウィン、ゲンティンが四半期報告 マカオの5月平均ホテル稼働率80%超 (2/2)

JaIR編集部

2021年5月7日(金)

【ラスベガス】シーザーズは、ストリップ地区の施設について不動産売却を検討

Caesars would still be looking to sell one of its Strip properties
https://www.yogonet.com/international/noticias/2021/05/07/57533-caesars-would-still-be-looking-to-sell-one-of-its-strip-properties

シーザーズのCEOであるトム・リーグ氏は、同社が所有する8つのラスベガス・ストリップ・リゾート施設のうちの1つを売却する計画について、Covid-19のパンデミックから市場がさらに回復するのを待つと言及した。

施設は明確に伝えられていないが、売却計画については、エルドラドとの合併後に発表されていた。しかし、現在ラスベガスは週末の同社ホテルは当分の間、完売状態が続いており、4月は84%の稼働率、5月、6月にはさらに改善されることを予想していると述べ、売却は2022年になる可能性を示唆した。


【マカオ】マカオ市の5月平均ホテル稼働率が80%超え 

Macau May break average hotel occupancy over 80pct: MGTO
https://www.ggrasia.com/macau-may-break-average-hotel-occupancy-over-80pct-mgto/

マカオ政府観光局(MGTO)が発表したデータによると、(中国の連休である)労働節の5日間におけるマカオのホテル、ゲストハウスの平均稼働率は83.2%となった。2月の旧正月休暇に達成した48.3%の稼働率に比べ、34.9%増の改善となった。また、マカオの5つ星ホテルの稼働率は84.8%で、2月の旧正月休みと比較して33.8%増となった。

マカオ観光客数増加に伴い、カジノホテルの客室稼働も好調となった


【シンガポール】ゲンティン・シンガポール、第1四半期の利益は2,600万ドル(約28億円)、前四半期比で減少 

GEN Sing posts US$26mln 1Q profit, down sequentially
https://www.ggrasia.com/gen-sing-posts-us26mln-1q-profit-down-sequentially/

カジノ事業者のゲンティン・シンガポールは、第1四半期の純利益について前四半期比73.7%減の3,450万シンガポールドル(約28億円)と発表した。前年同期比では、25.9%の減少となった。同期間の売上高は2億7790万シンガポールドル(約227億円)で、2020年第4四半期に比べて11.6%減、前年同期比では31.7%の減少となった。また、今年第1四半期のゲーミング収入は、前四半期比でわずかに1.6%増、約2億1,690万シンガポールドル(約177億円)で、前年同期比では19.0%減となった。

ゲンティン・シンガポールは、シンガポールにある2つのカジノリゾートのうちの1つ、リゾート・ワールド・セントーサを運営している。また同社は、マレーシアのゲンティン・グループの子会社にあたる。

ゲンティン・シンガポール第1四半期のゲーミング収入は、前四半期比わずかに1.6%増となった


【韓国】グランド・コリア・レジャーのカジノ売上高、4月は前月比48%増

Grand Korea Leisure casino sales up 48pct m-o-m in April
https://www.ggrasia.com/grand-korea-leisure-casino-sales-up-48pct-m-o-m-in-april/

韓国で外国人専用のカジノを運営しているグランド・コリア・レジャーが発表した4月のカジノ売上高は、3月の59億5,000万ウォン(約5.7億円)に対し、88億3,000万ウォン(約8.5億円)で、前月比48.4%増となった。

セブンラック・ブランドのソウル市内カジノ施設「江南COEX」と「江北ヒルトン」を3月15日に再開し、釜山の「釜山ロッテ」も2月15日に営業を再開している。


2021年5月6日(木)

【マカオ】5月の(中国)連休、マカオへの1日平均入国者数が3万3千人を超える

May break average daily Macau arrivals more than 33,000
https://www.ggrasia.com/may-break-average-daily-macau-arrivals-more-than-33000/

マカオ公安警察の発表によると、5月1日の労働節から5連休にあたるマカオの訪問者数は16万5,500人で、1日平均では3万3,100人となった。初日は4万4,000人を超え、これはパンデミックが始まって以来、1日あたりの最高記録となった

暦上、連休の日数が異なるため直接の比較はできないものの、2019年の連休では53万1,000人の入国を記録していたという。証券会社のJPモルガンは2019年GGRと比較し、マス・マーケットは60〜70%、VIPボリュームは20〜25%程度まで回復しているとの見方もコメントした。


【韓国】2020年は韓国カジノへの訪問者数が71%減 政府発表

71pct dip in visits to S. Korea casinos in 2020 says govt
https://www.ggrasia.com/71pct-dip-in-visits-to-s-korea-casinos-in-2020-says-govt/

韓国政府の文化体育観光部が公式サイトで発表したデータによると、2020年通期の韓国のカジノ市場における売上高は、前年比64.5%減となった。外国人専用のカジノ施設の訪問者数に加え、国内で唯一、国民のカジノが許可されている江原道のリゾート「江原ランド」への訪問者数が前年比で71.3%減少したことに伴うものとしている。

韓国の2020年のカジノ売上高は、2019年の2兆9300億ウォン(約2,836億円)に対し、1兆400億ウォン(約1,006億円)となり、16か所の外国人専用カジノの売上高は、2019年の1兆4,500億ウォン(約1,403億円)に対し、2020年は58.8%減の5,978億ウォン(約578億円)となった。

2020年中、韓国を訪れた外国人観光客の総数は、2019年の1,750万2,756人から前年比85.6%減の251万9,118人となった。


【マカオ】スタジオ・シティ 新たな建設期限はゲーミング・ライセンス期限を超える

Studio City new build deadline beyond gaming rights expiry
https://www.ggrasia.com/studio-city-new-build-deadline-beyond-gaming-rights-expiry/

マカオのコタイ地区にあるカジノリゾート「スタジオ・シティ」は、地利権の期限を、地元政府より7カ月延長された。新しい期限は2022年12月27日で、スタジオ・シティの事業を支えるマカオのゲーミング・ライセンスの有効期限(メルコ・リゾーツが所有する2022年6月)を超えることとなる。

メルコ・インターナショナルの会長兼CEOであるローレンス・ホー氏は、同社の「スタジオ・シティ」の第2フェーズ開発が建設中であると述べている。


2021年5月5日(水) 

【マカオ】アドリアーノ・マルケス・ホー氏、マカオDICJトップの任期2年延長

Adriano Marques Ho to head Macau DICJ for two more years
https://www.ggrasia.com/adriano-marques-ho-to-head-macau-dicj-for-two-more-years/

マカオ政府は、マカオ特別行政区政府のゲーミング検査・調査局(DICJ)のトップとしてアドリアーノ・マルケス・ホー氏の任期を2年間延長した。ホー氏は、以前、市の安全保障担当長官アドバイザーを務めたあとに、昨年6月からは1年間の任期でDICJ局長に就任していた。

同氏は今後2年、マカオ市のゲーミング法の改正や、マカオのゲーミング・ライセンスの新たな公開入札の準備作業などを含む、大きな取り決めの中心になることが予想される。マカオ市のゲーミング・ライセンスは、現在6社のカジノオペレーターが保有しており、2022年6月に失効する予定だが、延長の可能性も注目されている。


<出典サイト>
Las Vegas Review-Journal
https://www.reviewjournal.com/

Yogonet
https://www.yogonet.com/international/

GGRAsia
http://www.ggrasia.com/

Reuters
https://www.reuters.com/