【海外版・3/3~3/9 IR記事まとめ】ワクチン接種進むラスベガス、マカオGDPも回復傾向を発表 (1/2)

JaIR編集部

JaIRがお届けする海外版・IRニュースまとめでは1週間分の海外のIR関連記事をまとめ、毎週お届けしています(掲出日は現地時間)。今回は3月3日(水)~3月9日(火)までのIR関連記事。出典サイトは記事の文末にまとめて記載していますが、各社のSNSも情報ソースとしています。なお、1ドル=108円、1マカオパタカ=13円換算です。


2021年3月9日(火)

【ラスベガス】MGMリゾーツとBetMGM、責任あるゲーム促進のコミットメントを発表

MGM Resorts and BetMGM announce unified commitment to promote responsible gaming
https://www.yogonet.com/international/noticias/2021/03/09/56778-mgm-resorts-and-betmgm-announce-unified-commitment-to-promote-responsible-gaming

ギャンブル依存症啓発月間として開催されている評議会(National Council on Problem Gambling、NCPG)にMGMリゾーツとBetMGMが参加し、コミットメントを示した。

MGMリゾーツ社のSVP兼チーフコンプライアンスオフィサーであるスティーブン・マルティーノ氏は、「同社は、責任あるゲームへの取り組みを支援してきた長い歴史を持っており、ギャンブルの問題に取り組むNCPGの取り組みを支援できることを誇りに思います。当社のチームメンバーは、お客様自身がリスクを理解し、どこで助けを求め、最終的にギャンブルが楽しいものであり続けるようにする方法を理解できるように、お客様を支援する準備ができています」とコメントした。またスポーツ・ベッティングとiGaming(オンライン・ゲーミング)が急速に拡大し、米国全土で人気が高まっている中、BetMGMは教育とアウトリーチ(啓発)をプレイヤー体験と顧客サービスに統合することで、責任あるゲームを優先させていることを説明した。新しい取り組みの一環として、BetMGMとMGMリゾーツ社の従業員は、EPIC Risk社(依存症対策専門企業)が提供する教育研修に参加するとしている。
BetMGMは「責任あるゲーム」への取り組みに対するコミットメントを発表した

【アメリカ】NFLチーム 公式eスポーツトーナメントスポンサー提携

New England Patriots signs EEG official esports tournament provider sponsor
https://www.yogonet.com/international/noticias/2021/03/09/56777-new-england-patriots-signs-eeg-official-esports-tournament-provider-sponsor

eスポーツ・エンターテインメント・グループ(EEG)は、クラフト・スポーツ・アンド・エンターテインメント社との複数年にわたるスポンサーシップを発表した。クラフト・グループがオーナーとなるニューイングランド・ペイトリオッツ(NFL)とニューイングランド・レボリューション(サッカー)における公式eスポーツ・トーナメント・プロバイダースポンサーとなる。

■eスポーツ・エンターテインメント・グループ(EEG)
https://esportsentertainmentgroup.com/


2021年3月8日(月)

【アメリカ】WynnBETはバージニア州でオンラインスポーツベッティング事業承認へ

WynnBET awarded online sports betting permit in Virginia
https://www.yogonet.com/international/noticias/2021/03/08/56758-wynnbet-awarded-online-sports-betting-permit-in-virginia

ウィン・リゾーツ社は、バージニア州でオンラインスポーツベッティングのライセンスを獲得したことを発表した。WynnBETのモバイルアプリは、まもなくスポーツベッティングを州内で利用できるようになる。

バージニア州は、WynnBETが立ち上げを計画する管轄区域として10番目の州となった。WynnBETは現在、ニュージャージー州、コロラド州、ミシガン州でサービスローンチしている。


【ラスベガス】アライド・eスポーツ社、バリーズ社から買収提案を受ける

Allied Esports receives buyout offer from Bally's
https://www.yogonet.com/international/noticias/2021/03/08/56762-allied-esports-receives-buyout-offer-from-ballys

世界的なeスポーツ・エンターテインメント企業であるアライド・eスポーツ・エンターテインメント社は、バリーズ・コーポレーションから、発行済株式の全てを対象に1億ドル(約108億円)の買収提案を受けた。

同社の取締役会によると、バリーズ社の提案を評価すると同時に、現在の契約条件の更新の可能性についてエレメント社(ワールドポーカーツアーの投資グループで、売却契約を事前に行っていた)と協議を続けているという。


【アメリカ】バリーズ社の減収は第4四半期の買収で一部相殺

Bally’s revenue drop partially offset by recent acquisitions in Q4
https://www.yogonet.com/international/noticias/2021/03/08/56772-ballys-revenue-drop-partially-offset-by-recent-acquisitions-in-q4

バリーズ・コーポレーションは12月31日締めの年全体の売上高が3億7,280万ドル(約405億円)、前年比28.8%減となり、2020年会計年度の純損失は550万ドル(約6億円)であったと報告した。米国の各州におけるCovid-19規制によるバリーズカジノの一時閉鎖により、全事業セグメントで減収となった。

2020年第4四半期の収益は3週間のカジノ閉鎖が義務付けられるなど、Covid-19対策の結果、前年同期比9.4%減の1億1810万ドル(約128億円)となった。しかし、この減収は、11月、12月にロサンゼルスやニュージャージー州などの物件を売却した事による収益の増加によって一部相殺された。


【マカオ】観光客の増加に伴い、第4四半期はマカオGDPの減少ペースが鈍化
 
Pace of Macau GDP decline slows in 4Q amid tourism gains
http://www.ggrasia.com/pace-of-macau-gdp-decline-slows-in-4q-amid-tourism-gains/

マカオの統計・国勢調査局が発表したデータによると、マカオの国内総生産(GDP)の重要な構成要素であるゲーミング産業の第4四半期は12月31日締めの3ヶ月間で前年同期比70.3%の減少となった。第3四半期の前年同期比93.6%の減少に対しては、鈍化傾向となった。2020年のマカオ市全体のGDPは、実質ベースで前年同期比56.3%縮小した。


【マカオ】ギャラクシーのルイ氏、ワクチン浸透によりマカオの下期回復を願う

Galaxy’s Lui hopes Macau 2H better amid vaccine rollout
http://www.ggrasia.com/galaxys-lui-hopes-macau-2h-better-amid-vaccine-rollout/

マカオのカジノ運営会社ギャラクシー・エンターテインメントのフランシス・ルイ・ユー・トン副会長は中国、マカオ、香港でのCovid-19ワクチン接種プログラムの拡大が、今年下半期のマカオ観光市場の見通しにプラスの影響を与えると予想している。また、香港経済新聞によるとルイ氏は将来的に「Covid-19ワクチンパスポート」制度を採用し、最終的には検疫措置が免除されることを期待していると述べた。


2021年3月5日(金)

【ラスベガス】今後2週間でカジノ従業員にCovid-19ワクチンが行き渡る見込み

Vegas casino workers could receive COVID-19 vaccine in the next two weeks
https://www.yogonet.com/international/noticias/2021/03/05/56749-vegas-casino-workers-could-receive-covid-19-vaccine-in-the-next-two-weeks

ネバダ州Covid-19対策委員会は、ラスベガスを含む南部ネバダ州の接客業従事者について、今後2週間でワクチン接種を受けることができると述べた。キャッシュマン・センターやラスベガス・コンベンション・センターのようなMICE、メガサイトで受け入れを行うという。ネバダ州南部保健地区によると、ネバダ州の最新数値では、これまでに46万9,000人以上が一度目の接種を受けている。


【アメリカ】ミシシッピ州カジノ稼働率を75%に引き上げ

Mississippi casino occupancy rate raised to 75%
https://www.yogonet.com/international/noticias/2021/03/05/56751-mississippi-casino-occupancy-rate-raised-to-75por_ciento

ミシシッピ州ゲーム委員会は、カジノに関するCovid-19ガイドラインを更新し、カジノ稼働率を50%から75%に引き上げた。なお、ミシシッピ州はマスク規制を解除しているが、カジノ内でのルールでは着用義務をそのまま残した。


【アメリカ】バリーズ、NBA公認スポーツ・ベッティング・オペレーターへ

Bally's becomes an authorized sports betting operator of the NBA
https://www.yogonet.com/international/noticias/2021/03/05/56739-ballys-becomes-an-authorized-sports-betting-operator-of-the-nba

バリーズ・コーポレーションは、バリーズブランドを全米バスケットボール協会(NBA)の公認スポーツベッティングオペレーターとする戦略的パートナーシップを締結したことを発表した。この契約は、以前に発表したナショナル・ホッケー・リーグ(NHL)とのオフィシャル・スポーツ・ベッティング・パートナーシップに続き、プロスポーツリーグとの2つ目のパートナーシップになる。

この提携により、バリーズはNBAリーグの公式データへのアクセス権、オンラインスポーツベッティング製品のポートフォリオ全体でNBA公式マークやロゴを使用する権利を得ることができるようになる。


【ヨーロッパ】メルコ社 キプロス島のシティオブドリームズを2022年夏開業

Melco says City of Dreams in Cyprus open summer 2022
http://www.ggrasia.com/melco-says-city-of-dreams-in-cyprus-open-summer-2022/

メルコ社は最新のリリースで、キプロス島でのプロジェクトであるシティ・オブ・ドリームス・メディテレーニアンについて、開業日の政府要件を「2022年9月30日」に延長したと述べた。プレスリリースでは「建設工事は順調に進んでおり、Covid-19の発生が当初のスケジュールに影響を与えているにもかかわらず、我々はメルコの標準と卓越性の配信に焦点を当てながら、この画期的なプロジェクトにコミットし続けています」と進捗を説明している。

プロジェクトは、16階建て、スイートルームを含む500客室の5つ星ホテルを特色とし、MICE施設となる約10,000平方メートルのスペース、屋外円形劇場、「ファミリーアドベンチャーパーク」、レストラン、高級ブランドショップなどを備え、年間に30万人をキプロス島へ誘致する目標である。