【海外版・1/13~1/19 IR記事まとめ】ラスベガス、コロナワクチン接種センターにMICEを活用  (1/2)

JaIR編集部

 JaIRがお届けする海外版・IRニュースまとめでは1週間分の海外のIR関連記事をまとめ、毎週お届けしています(掲出日は現地時間)。今回は1月13日(水)~1月19日(火)までのIR関連記事。出典サイトは記事の文末にまとめて記載していますが、各社のSNSも情報ソースとしています。なお、1ドル=104円、1マカオパタカ=13円換算です。

2021年1月19日(火)
 
【マカオ】マカオのオペレーター各社従業員へ特別ボーナス支給 ウィンとメルコも発表

Wynn and Melco also flag bonus for Macau staff
http://www.ggrasia.com/wynn-and-melco-also-flag-bonus-for-macau-staff/
 
マカオのカジノ運営会社6社のうち、SJMホールディングス、MGMチャイナの発表に続きウィン・マカオとメルコ・リゾーツが、自社スタッフへの特別支給を発表した。
 
ウィンは、この特別支給は「現在の従業員13,069人の98.5%」に及ぶとコメント。「給与総額の1ヶ月分に相当する年間ボーナス」と説明し、選考基準は明らかにしていない。メルコも同様に「1ヶ月分相当の裁量ボーナスの支払い」と報じており、2月12日の春節前に支給を完了させることを発表した。会長兼最高経営責任者のローレンス・ホー氏のコメントでは、この動きは「社員(非管理職)の勤勉さ、忠誠心、献身を称えるため」のものであるとして、2020年は「世界中の企業や地域社会に影響を与える挑戦的なもの」であったとコメントしている。
 
 
【シンガポール】MBS アート・サイエンス・ミュージアム「スター・ウォーズ」展を開催
 
MBS ArtScience Museum to host Star Wars exhibition
http://www.ggrasia.com/mbs-artscience-museum-to-host-star-wars-exhibition/
 
シンガポールのマリーナ・ベイ・サンズ(MBS)が運営するアート・サイエンス・ミュージアムでは、1月30日から6月13日まで「スター・ウォーズ・アイデンティティーズ」展を開催する。イベントは、展示企画のグローバルツアーの最終地点となる。
 
プレスリリースによると、この展覧会には、「スターウォーズ™映画の制作に使用された実物の小道具、衣裳など約200点の貴重な資料」が含まれるという。また、初期コンセプト画や絵コンテ、模型製作や人形、衣装デザインに関する、スター・ウォーズの映画製作の資料やプロセスも展示される予定だ。
 
シンガポールでは現在、外国人の入国を制限しているが、政府は地域経済の活性化の一環として国内観光を奨励しており、マリーナベイ・サンズと、リゾーツ・ワールド・セントーサの2軒のカジノリゾートでは、現在はゲーミング施設と非ゲーミング施設をフル稼働で運営している。

■STAR WARS™ Identities: The Exhibition - MBS ArtScience Museum
http://www.marinabaysands.com/content/singapore/marinabaysands/en/main/index/museum/exhibitions/star-wars-identities.html

 
2021年1月18日(月)
 
【ラスベガス】ネバダ州のカジノ労働者、Covid-19ワクチン接種優先グループに 

Las Vegas casino workers included in Nevada's vaccination priority group
https://www.yogonet.com/international/noticias/2021/01/18/56097-las-vegas-casino-workers-included-in-nevadas-vaccination-priority-group
 
ネバダ州シソラック知事と保健当局者は先週、リゾート従業員やその他の重要な労働者に対してCovid-19ワクチンを受けるためのエクスプレスレーン(ティア1)を許可すると発表した。
 
ネバダ州リゾート協会のバージニア・バレンタイン会長は、「ワクチン接種に、第一線で働くホスピタリティ業務者を優先接種にするという知事の決定は、非常に心強いニュースです」と述べ、州経済が依存する観光客の増加に必要な、消費者の信頼感を加速させるものとして、この戦略を支持した。彼女は、予防接種を受けた層の労働力を持つことは、他の都市や観光地と比較して「重要な競争上の優位性」になる可能性があるとも述べた。
 
リゾート協会によると、2019年時点でネバダ州の全労働者の25%以上がレジャー・ホスピタリティ業界で雇用されているという。予防接種を受ける順でティア1となった労働者らの予約はオンラインで受け付けており、ラスベガス・バレーの複数の場所でワクチンの接種が行われる予定だ。
 
 
【アメリカ】Wynn BETは、アメリカ7州への市場拡大

Wynn BET expands market access to seven US states
https://www.yogonet.com/international/noticias/2021/01/18/56105-wynnbet-expands-market-access-to-seven-us-states
 
Wynn BETは現在、アメリカの州、ニュージャージーとコロラドで利用可能であり、まもなくミシガンでサービスをローンチする。インディアナ、アイオワ、ネバダ、マサチューセッツでの市場アクセスを確保しており、さらに、テネシー州とバージニア州で免許を申請した。

また、アイオワ州ではリバーサイドカジノ&ゴルフリゾートとのライセンスを獲得するなど、スポーツベッティングの拡大を進めている。
 
 
【アメリカ】マサチューセッツ州 カジノ占有率は、州令の25%容量制限をはるかに下回る

Massachusetts casino occupancy well below state-mandated 25% capacity limit
https://www.yogonet.com/international/noticias/2021/01/18/56100-massachusetts-casino-occupancy-well-below-state-mandated-25por_ciento-capacity-limit
 
マサチューセッツ州が発令した、カジノの集客人数について占有率を25%とする容量制限に対し、州のゲーム委員会のゲームエージェント部門のブルース・バンド氏は、12月の占有率はそれを下回る約19%であったと発表した。
 
ここ数週間では、MGMスプリングフィールドの最大値は、12月26日の容量率22%で、アンコールボストンハーバーは元旦に19%であった。この州令は少なくとも1月25日までは実施される。
 
 
【マカオ】カジノオペレーターのMGMチャイナ 大多数のスタッフへ裁量ボーナスを明言

Casino op MGM China to pay most staff discretionary bonus
http://www.ggrasia.com/casino-op-mgm-china-to-pay-most-staff-discretionary-bonus/
 
マカオのカジノ運営会社MGMチャイナは、「非管理職の自社社員」に「裁量ボーナス」を支給するとし、「90%以上」の従業員を網羅することを発表した。Covid-19パンデミックの混乱における「完全な挑戦」として「会社に最善を尽くして貢献する」「チームメンバーが団結し、忠実であり続けてくれたことに心から感謝する」と付け加えている。
 
マカオでは、最近ではSJMのグループも「生活補助金」を支給すると発表している。
 
 
【マカオ】フィッシャーマンズワーフ 新しいホテルに関する情報

Info soon on new Fisherman’s Wharf hotel: Chan
http://www.ggrasia.com/info-soon-on-new-fishermans-wharf-hotel-says-melinda-chan/
 
カジノ、ホテル運営会社であるマカオレジェンドデベロップメント社のエグゼクティブ・ディレクターであるメリンダ・チャン・メイ・イー氏(同社所有一族の一人としても知られる)が、マカオ半島のウォーターフロントにあるマカオ・フィッシャーマンズワーフの新施設となる、レジェンデール・ホテルの詳細を「今年中に」公表する旨を伝えた。マカオレジェンドの創設者の妻でもある同氏は、新しい会場は当初の「一棟建て」の設計に比べて「より大きく」「より良く」なると語った。
 
マカオレジェンドの資産には、マカオカジノのライセンシーであるSJM ホールディングスとの契約の下で運営されているいくつかのマカオカジノ施設(一部はホテルスペースを含む)が含まれる。

 
【韓国】グランドコリアレジャー ソウル、釜山のカジノ閉鎖を2月1日まで延長

Grand Korea extends Seoul, Busan casino closures to Feb 1
http://www.ggrasia.com/grand-korea-extends-seoul-busan-casino-closures-to-feb-1/
 
韓国で外国人専用カジノを運営するグランドコリアレジャーは、ソウル、釜山のカジノ閉鎖を2月1日まで延長した。ソウルは11月24日から、釜山は12月1日から営業を停止しており、18日が再開予定となっていた。

韓国政府は16日に、Covid-19感染症対策におけるレベル2.5を対策について1月31日まで延長すると発表していて、これに準じて国内カジノも閉鎖している。
 

2021年1月15日(金)
 
【ラスベガス】ウィン・ラスベガス ワクチン接種センターとして利用に

Vaccination center to open its doors at Encore at Wynn Las Vegas
https://www.yogonet.com/international/noticias/2021/01/15/56091-vaccination-center-to-open-its-doors-at-encore-at-wynn-las-vegas
 
Covid-19感染症対策でワクチン接種センターが、ウィン・ラスベガスに設置される。

1月18日から、アンコール・アット・ウィン・ラスベガスでは、同施設のセルフパーキングガレージの近くにあるリゾートのコンベンション・スペースを予防接種センターとする。現在ラスベガス市中でワクチン接種を実施するUMC(University Medical Center)のワクチン接種予約はすべてアンコールに引き継がれる。
 
ウィン・リゾーツのCEOであるマット・マドックス氏は、「ラスベガス・バレー全体で可能な限り迅速かつ効率的にワクチンの配布を促進するために、アンコールをワクチン接種の場所として提供しました。UMCとのパートナーシップは、過去に(昨年)大規模なコンベンションの場で従業員検査プログラムを導入した時から始まりました。UMCとの、このプログラムの成功に基づき、州の経済と健康の回復に不可欠な、この重要なステップを開催できることを楽しみにしています」とコメントしている。
MICE施設は大規模なワクチン接種センターとしても活用される


【マカオ】2021年の春節において中国客はマカオのカジノ産業を後押しする可能性は低い

CNY 2021 unlikely to boost Macau casinos, say observers
http://www.ggrasia.com/cny-2021-unlikely-to-boost-macau-casinos-say-observers/
 
中国の多くの地方当局が、来月2月の旧正月休暇中で旅行をしないよう住民に呼びかける勧告通知を出していることを受けて、関係者間ではこの期間のマカオ経済の見通しがさらに曇っているという。
 
GGRAsiaの取材によると、マカオのカジノリゾート「ポンテ16」に投資している香港上場のサクセス・ユニバース・グループ・リミテッドの副会長兼エグゼクティブ・ディレクター、ホフマン・マ・ホー・マン氏は「今年の春節期間中に同施設の営業量がパンデミック以前の半分にも達することができれば、並外れたパフォーマンスという評価になるだろう」と語っている。だが、中国からの消費者は「当初(昨年11月ごろ)に比べて、仮ではなくより確信を持ってホテルの事前予約をするようになった」という兆しを見せていると、同氏は述べている。同時にポンテ16の投資家は、中国のCovid-19の状況と、春節前に再拡大をうまく食い止めることができるかどうかについて、今だ不確実性があることを認めている。
 
 
【マカオ】4QのマカオのマスマーケットはGGRの65%を記録:政府

Mass market play record 65pct Macau GGR in 4Q: govt
http://www.ggrasia.com/mass-market-play-record-65pct-macau-ggr-in-4q-govt/
 
マカオゲーミング検査調整局(DICJ)が発表したデータによると、2020年第4四半期のマカオのカジノ総ゲーミング収入(GGR)において、スロットマシンを含むマスマーケットのゲーミングが65.1%を占めた。公式データによると、マスマーケットの貢献度は、カジノ市場の自由化以来、過去最高を記録したという。

比較してバカラを含むVIPセグメントは12月31日までの3ヶ月間で34%を占めた。また、マカオの四半期GGRでは40%未満となった。2019年のパンデミック以前は50%程を占めていた。
 
GGRAsiaによると、VIPセグメントは最近、中国からの規制とパンデミック関連の要因が重なって商業的なプレッシャーにさらされているという。