JaIRがお届けする海外版・IRニュースまとめでは1週間分の海外のIR関連記事をまとめ、毎週お届けしています（掲出日は現地時間）。今回は12月2日（水）～12月8日（火）までのIR関連記事。出典サイトは記事の文末にまとめて記載していますが、各社のSNSも情報ソースとしています。なお、1ドル＝104円、1マカオパタカ=13円換算です。
2020年12月8日（火）
【ラスベガス】ラスベガス・サンズ パラッツォタワーのスイートルームを一時的に閉鎖
Las Vegas Sands temporarily shuttering Palazzo Tower suites
https://www.reviewjournal.com/business/casinos-gaming/las-vegas-sands-temporarily-shuttering-palazzo-tower-suites-2208672/
ラスベガス・サンズのパラッツオホテルタワーは7月に平日稼働を停止していたが、ヴェネチアンの広報担当者によると、現在は週7日営業停止し、予約は12月23日までサンズ・ヴェネチアン・タワーのみ受け付ける。なお、パラッツォのレストランやバー、駐車場、ショップのほとんどは営業を継続しておりカジノも営業を継続するが、利用可能なテーブルゲームが制限され、営業時間の微調整が行われる。
ラスベガス観光局の最新報告書によると、10月市内全域の週末平均稼働率は64％となったが、平日平均稼働率は39％と落ちこんだ。
2020年12月7日（月）
【ラスベガス】ネバダ州のウイルスによる入院患者数 過去1ヶ月間で230%増加
Nevada Virus Hospitalizations Grew 230% Over Past Month
https://www.usnews.com/news/best-states/nevada/articles/2020-12-07/nevada-virus-hospitalizations-up-230-over-past-month
ネバダ州保健当局はCovid-19と入院した人々の数について、先月の間に2倍以上になったと報告、入院した患者は11月6日から12月6日までで230%以上増加したと発表した。アメリカでは11月25日に感謝祭祝日があり、その影響による蔓延とする見方が大きい。ネバダ州全体では、これまでに2,319人の死亡者とともに17万587人のCovid-19症例が報告されている。7日には2,448件の新たな症例と4件の死亡が報告された。
【ラスベガス】MGMリゾーツ社 COOにコーリー・サンダース氏を指名、新CFOは保留
MGM Resorts names Corey Sanders COO, seeks new CFO
http://www.ggrasia.com/mgm-resorts-names-corey-sanders-coo-seeks-new-cfo/
MGMリゾーツ社は、2020年12月4日より最高財務責任者（CFO）のコリー・サンダース氏を最高執行責任者（COO）に任命したと発表した。サンダース氏は、2019年3月からMGMリゾーツ社のCFO兼財務責任者を務めて、以前にも、2010年から2019年3月まで同社のCOOを務めていた。サンダース氏の人事は、MGMリゾーツ社の、アティフ・ラフィク氏が同日、同社の商業・成長担当社長を退任したと発表されていることから、ポジションを補うものと考えられている。この件について同社はコメントを控えている。
【ラスベガス】ムーランルージュ・カジノ歴史地区が正式に売却
Years in making, historic Moulin Rouge site officially sold
https://www.reviewjournal.com/local/local-las-vegas/years-in-making-historic-moulin-rouge-site-officially-sold-2208577/
ラスベガスのダウンタウン近くにあるムーランルージュ・カジノ跡地の土地について、オーストラリアを拠点とする投資会社RAH Capitalが正式な買い手となった。同社はカジノの建設を計画している。ムーランルージュ・カジノは、人種に関係ない初のカジノとして1955年に開設された歴史あるカジノで、この跡地のカジノは、米国国立歴史地区に登録されている。2003年の放火による火災により、土地が荒廃し、その後もプロジェクト開発者が倒産するなど計画が頓挫していた。
買い手となったRAH Capital社は、制限なしのゲーミングライセンスを持つ区画を含む、11.3エーカー（およそ4万5,700平方メートル）の空き地に対して310万ドル（約3.2億円）を支払い、約200万ドル（約2.8億円）を投資して敷地内の撤去や整備、関連した先取特権の利息を引き受けることに同意した。
【ラスベガス】ボーリング社がウィン・ラスベガスのアンコールへのトンネル拡張を承認される
Boring Company approved to expand its tunnel to Encore at Wynn Las Vegas
https://www.yogonet.com/international/noticias/2020/12/07/55695-boring-company-approved-to-expand-its-tunnel-to-encore-at-wynn-las-vegas
ネバダ州クラーク郡当局は、イーロン・マスク氏のボーリング社が手掛ける「ラスベガス・ループ」について、ウィン・アンコールへのトンネル拡張ライセンスとメンテナンス契約を承認した。このトンネルの交差点には、現在第一段階の工事が完了しているラスベガス・コンベンション・センター（LVCC）がある。また、LVCCを運営するラスベガス観光局（LVCVA）は最近、ラスベガス・モノレールの権利を購入しているため、ボーリング社は拡張トンネルを設置する場所に余裕を持つことができるという。
この交差点のエリアは、ウィン・アンコールからストリップ地区の東側のリゾートやクラブへ、アクセスが良好で観光客の移動に最適な場所になると予想される。なお、ウィン・アンコールはストリップ地区の北端に位置しており、周辺はヴェネチアン、トレジャーアイランド、ミラージュ、ハラーズ、シーザーズ・パレスに囲まれているエリアである。
同社は、ラスベガス・ループのファーストルックをTwitterで動画共有している。LVCCループ駅は、「トンネル内のテスラ」としてネオンとサウンドシステムを駆使した未来的な雰囲気となるようだ。
The Boring Company 公式ギャラリーより
@boringcompany -Twitter https://twitter.com/boringcompany/status/1334763332029464577
2020年12月6日（日）
【アメリカ】BetMGMがペンシルベニア州でオンラインゲーミングを開始
BetMGM launches online casino in Pennsylvania
https://www.yogonet.com/international/noticias/2020/12/06/55707-betmgm-launches-online-casino-in-pennsylvania
BetMGMは、ペンシルベニア州でオンラインゲーミングのBetMGM・カジノをローンチした。これにより、ペンシルベニア州の住民に向けて、幅広いオンラインカジノゲームが提供される。同社は今後、必要な規制当局の承認を待って、スポーツベッティングサービスの立ち上げを行っていく方針である。
2020年12月4日（金）
【ラスベガス】ヴァージン・ホテルズ・ラスベガス オープンを再延期
Virgin Hotels delays opening date for Las Vegas property due to pandemic
https://www.reviewjournal.com/business/virgin-hotels-delays-opening-date-for-las-vegas-property-due-to-pandemic-2204342/
当初2020年秋にオープン予定であった、ヴァージン・ホテルズ・ラスベガスは、2021年1月15日に開業日を設定していたが、同社は最近のCovid-19のパンデミックのため、再び開業延期を発表した。新しい開業日は未だ発表されていない。ヴァージン・ホテルズ・ラスベガスのオーナーである、JCホスピタリティの社長兼CEOであるリチャード・ボズ・ボスワース氏はリリースで、「今回の決定は、パンデミックに関連する市場の現在の状況を前提にしています」とコメントしている。
【アメリカ】カリフォルニア州知事、Covid-19が急増する中、自宅待機命令を検討
California governor considers stay-home order amid upsurge in Covid cases
https://www.yogonet.com/international/noticias/2020/12/04/55688-california-governor-considers-stay-home-order-amid-upsurge-in-covid-cases
カリフォルニア州、ギャビン・ニューサム知事はカリフォルニア州について再度ロックダウンを行うか、またはビジネスのほとんどを制限する命令を出す見込みであると語った。州の5つの地域のうち4つの地域では、集中治療室の定員が数日内に15％を下回る見込みで、下回った場合、州はすべての理美容室、バー、カジノ、屋内外のプレイスポットの再閉鎖を命じるという。カリフォルニア州は2日（水曜日）に20,759件の新たなケースを報告しており、州58郡のうち51郡で夜間外出禁止令を含む制限を課している。
※6日夜、情報更新あり、カリフォルニア州は再度ロックダウンとなった。
【マカオ】中国デジタル人民元は将来的にジャンケットの脅威になる JPモルガン
China digital yuan a junket threat in future: JP Morgan
http://www.ggrasia.com/china-digital-yuan-a-junket-threat-in-future-jp-morgan/
ブルームバーグ社は、関連筋からの情報として、デジタル人民元をカジノで使用する可能性がオペレーター間で話し合われたというニュースについて報道した。これを受けて、マカオのカジノ規制当局は否定した。JPモルガン証券も、本件についてはマカオの規制当局の否定を受けて、「少なくとも今のところ、投資家はこのニュースを鵜呑みにすべきではないと考えている」とコメント。また、中国のデジタル通貨がマカオのカジノで使用されることは、「当面の間、非常に考えにくい」と付け加えた。
ただし「最終的には採用される」と見方を示し、「ギャンブラーはデジタル人民元を使ってチップ購入できるようになるため、カジノはジャンケットに多額の手数料を支払う理由がなくなる」とも報告している。マカオのカジノチップ取引に中国の中央銀行がバックアップするデジタル人民元が採用されれば、ジャンケットの必要性が、劇的に減る可能性がある。JPモルガン証券（アジア太平洋）からの報告によると中国からのプレイヤーがマカオへの1回の旅行に持ち込める金額は5万元（約80万円）に制限される可能性があるという。
【日本】自民党 外国人カジノ客に非課税を提言
LDP body advises no Japan tax on foreigner wins in casinos
http://www.ggrasia.com/ldp-body-advises-no-japan-tax-on-foreigner-wins-in-casinos/
日本の自民党の税制調査会は現在日本で計画されているカジノについて、利用する外国人観光客のカジノ施設で得たもうけに対して非課税を提言した。今後「2021年度税制改正大綱」に組み込まれる議題となる。甘利明委員会委員長は、カジノを含む統合型リゾート（IR）の利用客がカジノ施設で得たもうけに対する税制は「国際標準」と呼ばれるものに沿ったものにすべきだと述べた。これは一般的に、米国やシンガポールの主要なカジノに適用されている基準を指しているという。
昨年の共同通信社の報道によると、この課税案では、カジノ運営者が顧客のプレイ履歴をすべて記録し、利用者のカジノ施設で得たもうけを「一時所得」として課税することになっていた。
■関連記事
【11/29～12/5のIR記事まとめ】外国人カジノは非課税へ、和歌山市が新交通試験、IRセミナー各地で（JaIR編集部）
https://jair.report/article/524/
【韓国】グランドコリアレジャーのカジノ売上高は11月に51％減少
Casino sales at GKL S. Korea dip 51pct sequentially in Nov
http://www.ggrasia.com/casino-sales-at-s-koreas-gkl-dip-51pct-sequentially-in-nov/
韓国の外国人専用カジノの運営会社であるグランドコリアレジャー（GKL）ソウルの11月のカジノ売上高を54.9億ウォン（約5.2億円）と、韓国取引所に報告した。前月10月から50.6％減、前年比87.8％減となった。
グランドコリアレジャーは韓国観光公社の子会社であり、韓国観光公社は韓国の文化体育観光部に所属する。このカジノ運営会社は、韓国でセブンラックブランド（ロッテカジノ）3軒の外国人専用カジノを運営する。2つは首都ソウル、1つは韓国南部の釜山にある。韓国の中央災害安全対策本部は11月下旬にカジノを再度閉鎖したが、12月8日にソウルの施設は再開した。なお釜山ロッテは引き続き12月15日まで閉鎖される。
2020年12月8日（火）
【ラスベガス】ラスベガス・サンズ パラッツォタワーのスイートルームを一時的に閉鎖
Las Vegas Sands temporarily shuttering Palazzo Tower suites
https://www.reviewjournal.com/business/casinos-gaming/las-vegas-sands-temporarily-shuttering-palazzo-tower-suites-2208672/
ラスベガス・サンズのパラッツオホテルタワーは7月に平日稼働を停止していたが、ヴェネチアンの広報担当者によると、現在は週7日営業停止し、予約は12月23日までサンズ・ヴェネチアン・タワーのみ受け付ける。なお、パラッツォのレストランやバー、駐車場、ショップのほとんどは営業を継続しておりカジノも営業を継続するが、利用可能なテーブルゲームが制限され、営業時間の微調整が行われる。
ラスベガス観光局の最新報告書によると、10月市内全域の週末平均稼働率は64％となったが、平日平均稼働率は39％と落ちこんだ。
2020年12月7日（月）
【ラスベガス】ネバダ州のウイルスによる入院患者数 過去1ヶ月間で230%増加
Nevada Virus Hospitalizations Grew 230% Over Past Month
https://www.usnews.com/news/best-states/nevada/articles/2020-12-07/nevada-virus-hospitalizations-up-230-over-past-month
ネバダ州保健当局はCovid-19と入院した人々の数について、先月の間に2倍以上になったと報告、入院した患者は11月6日から12月6日までで230%以上増加したと発表した。アメリカでは11月25日に感謝祭祝日があり、その影響による蔓延とする見方が大きい。ネバダ州全体では、これまでに2,319人の死亡者とともに17万587人のCovid-19症例が報告されている。7日には2,448件の新たな症例と4件の死亡が報告された。
【ラスベガス】MGMリゾーツ社 COOにコーリー・サンダース氏を指名、新CFOは保留
MGM Resorts names Corey Sanders COO, seeks new CFO
http://www.ggrasia.com/mgm-resorts-names-corey-sanders-coo-seeks-new-cfo/
MGMリゾーツ社は、2020年12月4日より最高財務責任者（CFO）のコリー・サンダース氏を最高執行責任者（COO）に任命したと発表した。サンダース氏は、2019年3月からMGMリゾーツ社のCFO兼財務責任者を務めて、以前にも、2010年から2019年3月まで同社のCOOを務めていた。サンダース氏の人事は、MGMリゾーツ社の、アティフ・ラフィク氏が同日、同社の商業・成長担当社長を退任したと発表されていることから、ポジションを補うものと考えられている。この件について同社はコメントを控えている。
【ラスベガス】ムーランルージュ・カジノ歴史地区が正式に売却
Years in making, historic Moulin Rouge site officially sold
https://www.reviewjournal.com/local/local-las-vegas/years-in-making-historic-moulin-rouge-site-officially-sold-2208577/
ラスベガスのダウンタウン近くにあるムーランルージュ・カジノ跡地の土地について、オーストラリアを拠点とする投資会社RAH Capitalが正式な買い手となった。同社はカジノの建設を計画している。ムーランルージュ・カジノは、人種に関係ない初のカジノとして1955年に開設された歴史あるカジノで、この跡地のカジノは、米国国立歴史地区に登録されている。2003年の放火による火災により、土地が荒廃し、その後もプロジェクト開発者が倒産するなど計画が頓挫していた。
買い手となったRAH Capital社は、制限なしのゲーミングライセンスを持つ区画を含む、11.3エーカー（およそ4万5,700平方メートル）の空き地に対して310万ドル（約3.2億円）を支払い、約200万ドル（約2.8億円）を投資して敷地内の撤去や整備、関連した先取特権の利息を引き受けることに同意した。
【ラスベガス】ボーリング社がウィン・ラスベガスのアンコールへのトンネル拡張を承認される
Boring Company approved to expand its tunnel to Encore at Wynn Las Vegas
https://www.yogonet.com/international/noticias/2020/12/07/55695-boring-company-approved-to-expand-its-tunnel-to-encore-at-wynn-las-vegas
ネバダ州クラーク郡当局は、イーロン・マスク氏のボーリング社が手掛ける「ラスベガス・ループ」について、ウィン・アンコールへのトンネル拡張ライセンスとメンテナンス契約を承認した。このトンネルの交差点には、現在第一段階の工事が完了しているラスベガス・コンベンション・センター（LVCC）がある。また、LVCCを運営するラスベガス観光局（LVCVA）は最近、ラスベガス・モノレールの権利を購入しているため、ボーリング社は拡張トンネルを設置する場所に余裕を持つことができるという。
この交差点のエリアは、ウィン・アンコールからストリップ地区の東側のリゾートやクラブへ、アクセスが良好で観光客の移動に最適な場所になると予想される。なお、ウィン・アンコールはストリップ地区の北端に位置しており、周辺はヴェネチアン、トレジャーアイランド、ミラージュ、ハラーズ、シーザーズ・パレスに囲まれているエリアである。
同社は、ラスベガス・ループのファーストルックをTwitterで動画共有している。LVCCループ駅は、「トンネル内のテスラ」としてネオンとサウンドシステムを駆使した未来的な雰囲気となるようだ。
@boringcompany -Twitter https://twitter.com/boringcompany/status/1334763332029464577
2020年12月6日（日）
【アメリカ】BetMGMがペンシルベニア州でオンラインゲーミングを開始
BetMGM launches online casino in Pennsylvania
https://www.yogonet.com/international/noticias/2020/12/06/55707-betmgm-launches-online-casino-in-pennsylvania
BetMGMは、ペンシルベニア州でオンラインゲーミングのBetMGM・カジノをローンチした。これにより、ペンシルベニア州の住民に向けて、幅広いオンラインカジノゲームが提供される。同社は今後、必要な規制当局の承認を待って、スポーツベッティングサービスの立ち上げを行っていく方針である。
2020年12月4日（金）
【ラスベガス】ヴァージン・ホテルズ・ラスベガス オープンを再延期
Virgin Hotels delays opening date for Las Vegas property due to pandemic
https://www.reviewjournal.com/business/virgin-hotels-delays-opening-date-for-las-vegas-property-due-to-pandemic-2204342/
当初2020年秋にオープン予定であった、ヴァージン・ホテルズ・ラスベガスは、2021年1月15日に開業日を設定していたが、同社は最近のCovid-19のパンデミックのため、再び開業延期を発表した。新しい開業日は未だ発表されていない。ヴァージン・ホテルズ・ラスベガスのオーナーである、JCホスピタリティの社長兼CEOであるリチャード・ボズ・ボスワース氏はリリースで、「今回の決定は、パンデミックに関連する市場の現在の状況を前提にしています」とコメントしている。
【アメリカ】カリフォルニア州知事、Covid-19が急増する中、自宅待機命令を検討
California governor considers stay-home order amid upsurge in Covid cases
https://www.yogonet.com/international/noticias/2020/12/04/55688-california-governor-considers-stay-home-order-amid-upsurge-in-covid-cases
カリフォルニア州、ギャビン・ニューサム知事はカリフォルニア州について再度ロックダウンを行うか、またはビジネスのほとんどを制限する命令を出す見込みであると語った。州の5つの地域のうち4つの地域では、集中治療室の定員が数日内に15％を下回る見込みで、下回った場合、州はすべての理美容室、バー、カジノ、屋内外のプレイスポットの再閉鎖を命じるという。カリフォルニア州は2日（水曜日）に20,759件の新たなケースを報告しており、州58郡のうち51郡で夜間外出禁止令を含む制限を課している。
※6日夜、情報更新あり、カリフォルニア州は再度ロックダウンとなった。
【マカオ】中国デジタル人民元は将来的にジャンケットの脅威になる JPモルガン
China digital yuan a junket threat in future: JP Morgan
http://www.ggrasia.com/china-digital-yuan-a-junket-threat-in-future-jp-morgan/
ブルームバーグ社は、関連筋からの情報として、デジタル人民元をカジノで使用する可能性がオペレーター間で話し合われたというニュースについて報道した。これを受けて、マカオのカジノ規制当局は否定した。JPモルガン証券も、本件についてはマカオの規制当局の否定を受けて、「少なくとも今のところ、投資家はこのニュースを鵜呑みにすべきではないと考えている」とコメント。また、中国のデジタル通貨がマカオのカジノで使用されることは、「当面の間、非常に考えにくい」と付け加えた。
ただし「最終的には採用される」と見方を示し、「ギャンブラーはデジタル人民元を使ってチップ購入できるようになるため、カジノはジャンケットに多額の手数料を支払う理由がなくなる」とも報告している。マカオのカジノチップ取引に中国の中央銀行がバックアップするデジタル人民元が採用されれば、ジャンケットの必要性が、劇的に減る可能性がある。JPモルガン証券（アジア太平洋）からの報告によると中国からのプレイヤーがマカオへの1回の旅行に持ち込める金額は5万元（約80万円）に制限される可能性があるという。
【日本】自民党 外国人カジノ客に非課税を提言
LDP body advises no Japan tax on foreigner wins in casinos
http://www.ggrasia.com/ldp-body-advises-no-japan-tax-on-foreigner-wins-in-casinos/
日本の自民党の税制調査会は現在日本で計画されているカジノについて、利用する外国人観光客のカジノ施設で得たもうけに対して非課税を提言した。今後「2021年度税制改正大綱」に組み込まれる議題となる。甘利明委員会委員長は、カジノを含む統合型リゾート（IR）の利用客がカジノ施設で得たもうけに対する税制は「国際標準」と呼ばれるものに沿ったものにすべきだと述べた。これは一般的に、米国やシンガポールの主要なカジノに適用されている基準を指しているという。
昨年の共同通信社の報道によると、この課税案では、カジノ運営者が顧客のプレイ履歴をすべて記録し、利用者のカジノ施設で得たもうけを「一時所得」として課税することになっていた。
■関連記事
【11/29～12/5のIR記事まとめ】外国人カジノは非課税へ、和歌山市が新交通試験、IRセミナー各地で（JaIR編集部）
https://jair.report/article/524/
【韓国】グランドコリアレジャーのカジノ売上高は11月に51％減少
Casino sales at GKL S. Korea dip 51pct sequentially in Nov
http://www.ggrasia.com/casino-sales-at-s-koreas-gkl-dip-51pct-sequentially-in-nov/
韓国の外国人専用カジノの運営会社であるグランドコリアレジャー（GKL）ソウルの11月のカジノ売上高を54.9億ウォン（約5.2億円）と、韓国取引所に報告した。前月10月から50.6％減、前年比87.8％減となった。
グランドコリアレジャーは韓国観光公社の子会社であり、韓国観光公社は韓国の文化体育観光部に所属する。このカジノ運営会社は、韓国でセブンラックブランド（ロッテカジノ）3軒の外国人専用カジノを運営する。2つは首都ソウル、1つは韓国南部の釜山にある。韓国の中央災害安全対策本部は11月下旬にカジノを再度閉鎖したが、12月8日にソウルの施設は再開した。なお釜山ロッテは引き続き12月15日まで閉鎖される。