【海外版・12/2~12/8 IR記事まとめ】コロナ再拡大ラスベガスで患者倍増、デジタル人民元懸念広がるマカオ (2/2)

JaIR編集部




2020年12月3日(木)
 
【ラスベガス】MGMリゾーツ社が物件の土地管理者との交渉で7億ドル(約729億円)を現金化

MGM Resorts cashes out USD 700 M from another deal with landlord
https://www.yogonet.com/international/noticias/2020/12/03/55671-mgm-resorts-cashes-out-usd-700-m-from-another-deal-with-landlord
 
MGMリゾーツの関連会社である不動産投資信託(REIT)の MGMグロース・プロパティーズ社は、2,350万ドル(約24億円)のオペレーティング・パートナーシップ・ユニット(業務執行組合、ジョイントベンチャーに相当する)と引き換えに、MGMリゾーツに7億ドル(約729億円)の資金を提供した。この取引でMGMリゾーツはREIT株式の一部を放棄したが、コロナウイルスのパンデミック余波を乗り切るために、より多くの流動性を得た形となった。MGMリゾーツのビル・ホーンバックル最高経営責任者(CEO)兼社長は「財務の柔軟性を強化するために、バランスシート強化に継続的に注力する」とコメントしている。両社は以前にMGMグロース・プロパティーズが最大14億ドル(約1,458億円)相当のユニットを購入できることで合意しており、最初の7億ドル(約729億円)の交換は5月に行われ、今回が2回目となった。

 
【ラスベガス】ウィンCEOは、ラスベガスの完全回復には2年かかると予測、roaring 20s(狂騒の20年代)を引用

Wynn CEO says Vegas full recovery could take two years, compares it to the Roaring 20s
https://www.yogonet.com/international/noticias/2020/12/03/55670-wynn-ceo-says-vegas-full-recovery-could-take-two-years-compares-it-to-the-roaring-20s
 
ウィン・リゾーツのCEOマット・マドックス氏は、ラテン商工会議所との対談で、「ラスベガス自体は、コンベンションへの依存度が高いため、回復に時間がかかる」とコメントし、ラスベガスがパンデミックから完全に回復するまでには2年かかると考えていると述べた。

また、1920年代の10年間、米国での経済的繁栄の期間を引用し、「パンデミックが制御下に入ると、人々は生き抜いたという気持ちから1920年代のような回復をすると考えている」と示し、「私たちはショーを再び取り戻す必要があり、またコンベンションを再開させなければならない」と、大規模な集会を安全に戻すことがカギになることを強調した。広範検査とワクチンについても「冬が終わり、2月から3月にかけて、その勢いを感じ始めると思う」と見解を語った。
 
マドックス氏は、コロナウイルスの発生率が米国で高まっているため、ラスベガスの再閉鎖を懸念していると述べ、その場合には、彼は再びウィン・リゾーツのドアを閉じる準備ができている、としている。

 
【シンガポール】RWS、MBSリゾートでは 政府観光局の助成割引を適応

RWS, MBS resorts accept Sing govt tourism subsidy vouchers
http://www.ggrasia.com/rws-mbs-resorts-accept-sing-govt-tourism-subsidy-vouchers/
 
シンガポールのカジノ複合施設リゾート・ワールド・セントーサ(RWS)では、政府が7月に予算付し、9月より自国民のシンガポール人に対し展開している、国内観光を促す割引補助スキーム「Singapo Rediscovers Voucher」を、現在も利用可能である。セントーサ島は、今年初めにCovid-19による封じ込め対策が導入されて以来、外国人観光客の立ち入りが禁止されてきた。
 
「Singapo Rediscovers Voucher」は、引き続き実施されることから、同施設では今回さらに2020年12月1日から2021年6月30日までのお得なプロモーションパッケージが導入された。また、同様にマリーナベイ・サンズ(MBS)のカジノリゾートも割引に対応している。

シンガポールは引き続き自国民に対し国内観光を促す割引補助スキームを展開する

【韓国】パラダイス社、11月カジノ収入が大幅に減少

Paradise Co posts sharp Nov casino revenue decline
http://www.ggrasia.com/paradise-co-posts-sharp-nov-casino-revenue-decline/
 
韓国で外国人専用カジノを運営するパラダイス社は、韓国取引所への報告で、11月のカジノ収益が前月比で56.4%減となった事を発表した。前年同月比では85.4%の減となった。グループの11月のカジノ収益は 97.5億ウォン(約9億円)と、今年10月に達成した223.5億ウォン(約21.5億円)に比べて減少し、2019年11月に達成した667.1億ウォン(約64億円)から大幅に減少した。

 
【韓国】パラダイス・ウォーカーヒルではゲストにウィルス検査結果の提示を依頼

Paradise Walkerhill asks virus test cert from customers
http://www.ggrasia.com/paradise-walkerhill-requiring-virus-test-cert-from-customers/
 
韓国で外国人専用カジノを運営するパラダイス社は、ソウルのパラダイス・カジノ・ウォーカーヒルに入場するすべての顧客に、Covid-19感染症の陰性検査を受けた証拠を提示するよう求めている。ウェブサイトによると、証明書は保健機関または病院から発行されたものでなければならないという。
 
11月下旬からのカジノ閉鎖を終えて、現在、韓国ソウルでは「レベル1.5」として12月14日までの間は、ゲストの数を各カジノの最大収容人数の20%までに制限することが義務付けられている。
 

2020年12月2日(水)
 
 【マカオ】マカオカジノオペレーター、約束通りにスタッフをサポートと評価

Macau casino ops supportive of staff, as promised: Lei
http://www.ggrasia.com/macau-casino-ops-supportive-of-staff-as-promised-lei/
 
レイ・ワイ・ノン経済財政長官は、マカオのカジノオペレーター6社について、これまでのところ「約束通り」従業員を支援することができていると評価を述べた。なお、レイオフの回避について意味するかは言及されなかった。マカオ政府は中国本土からの観光客をより多く誘致し、より多くの宿泊滞在を奨励するとして、観光キャンペーンの取り組みを強化していくことにも言及している。レイ氏は、ゲーミングオペレーターとそのスタッフに対し「相互にサポートし合いながら」、市の観光産業の回復に向けて引き続き努力するよう促した。
 
 
【シンガポール】香港・シンガポールの空便 旅行緩和は来年に延期

HK-Singapore air travel bubble delayed to next year
http://www.ggrasia.com/hk-singapore-air-travel-bubble-delayed-to-next-year/

香港政府は、香港-シンガポール両国間の相互合意により、香港-シンガポール間の航空便による旅行緩和の開始を行うとしてきた計画を「最近の香港でのCovid-19流行動向」のため「来年以降」に延期する旨を発表した。双方は「12月下旬に向けて2021年の取り決めを見直す」としている。香港の健康保護センターは、82件の追加ケースを発表(うち10件は渡航者によるものと公表)している。
 
 
<出典サイト>
Las Vegas Review-Journal
https://www.reviewjournal.com/

Yogonet
https://www.yogonet.com/international/

GGRAsia
http://www.ggrasia.com/

US news
https://www.usnews.com/