【海外版・10/7~10/13 IR記事まとめ】マカオは中国GWでカジノ収益倍増、企業再編進むラスベガス (2/2)

JaIR編集部



 
2020年10月9日(金)
 
【ラスベガス】 MGMリゾーツ社 クリーンエネルギーへの投資を評価

MGM Resorts recognized for clean energy investments
https://www.yogonet.com/international/noticias/2020/10/09/55002-mgm-resorts-recognized-for-clean-energy-investments
 
2018年、MGMリゾーツ社とInvenergy社は、100メガワットの太陽光発電(メガソーラー)アレイの開発を発表した。現在開発中の太陽光発電アレイは、フル稼働時には、MGMリゾーツのラスベガス・ストリップにある自社7000平方フィート(約650平方メートル)相当の13施設で、日中に必要とされる電力の最大90%を供給していくという。規模では約27,000軒分の電力を年間供給するのに十分な電力に相当する。太陽エネルギー産業協会(SEIA) の最新のレポートで、クリーンエネルギーへの多大な投資を行っていることが評価された。
 
 
【ラスベガス】シーザーズのプラネット・ハリウッド・リゾート&カジノ リニューアルオープン

Caesars' Planet Hollywood Resort & Casino reopens its doors
https://www.yogonet.com/international/noticias/2020/10/09/55009-caesars-planet-hollywood-resort--casino-reopens-its-doors

シーザーズ・エンタテインメントは、ネバダ州知事シソラック氏とネバダ州ゲーミング・コントロール・ボードの指示に従い、10月8日よりプラネット・ハリウッド・リゾート&カジノでのカジノと週末に限り宿泊及びホスピタリティ業務を再開させたと発表した。

リニューアルオープンでは、ラスベガスらしいショーも演じられた。ゼネラル・マネージャーであるジェイソン・グレゴレック氏は、ゲストを歓迎し、再オープンに向けて準備を進めてきたチームメンバーの努力と献身に感謝の意を表した。 ロバート・アール氏によって設立されたプラネット・ハリウッド・ブランドは、スーパースター・エンターテイメント、話題作映画のプレミア上映、一流のセレブリティによるショーが行われる事などで知られている。リニューアルオープンでは、大ヒットTV番組「ブラック・イッシュ」のプロデューサーであり俳優としても有名なアンソニー・アンダーソン氏がサプライズでカウントダウンに登場した。

  

【ラスベガス】アリストクラット社 レイダースとアレジアント・スタジアムのオフィシャルパートナーに

Aristocrat named Official Partner of Las Vegas Raiders and Allegiant Stadium
https://www.yogonet.com/international/noticias/2020/10/09/55008-aristocrat-named-official-partner-of-las-vegas-raiders-and-allegiant-stadium
 
アリストクラット社の参入カテゴリーは、ゲーミングマシンとデジタルソーシャルカジノゲームが含まれる。この新しい契約により、同社はアレジアント・スタジアムに年間を通して、施設からゲームに関するブランディングと、館内に目立つ看板を持つことになる。このパートナーシップの特徴は、スタジアム内にVIPルームを持ちサービスを展開することも意味している。
 
さらに、アリストクラットはレイダース50/50ラッフルのスポンサーを務め、共同の取り組みを通じて、アリストクラットとNFLのチームは力を合わせて地域社会に恩返しをすると発表した。「レイダースをラスベガスに迎え、チームとの独占的なカジノ・ゲーミング・サプライヤーとしてパートナーシップを獲得できたことに興奮しています」「ラスベガスは世界のエンターテイメントの中心地であり、NFLで最も象徴的なチームの一つであるレイダースの独占パートナーとして、レイダースファンに遊び心のある体験を提供できることを楽しみにしています」と、アリストクラット・アメリカズの社長であるヘクター・フェルナンデスは述べた。
 
 
【マカオ】マカオの中国ゴールデンウィークの訪問者数は15万6,300人
 
Macau Golden Week visitor tally at 156,300: govt
http://www.ggrasia.com/macau-golden-week-visitor-tally-at-156300-govt/
 
今年10 月の中国ゴールデンウィーク(10/1~8、国慶節・中秋節の連休)の間、マカオへの訪問者の1日平均19,538人 で、前年比86%減となった。マカオ政府により公表された。今年は暦上、昨年よりも1日多い連休で全体数の比較は難しい。
 
 
【マカオ】中国ゴールデンウィーク マカオGGRは前年比76%減

Macau Golden Week GGR down 76pct year-on-year: Bernstein
http://www.ggrasia.com/macau-golden-week-ggr-down-76pct-year-on-year-bernstein/
 
2020年秋の中国ゴールデンウィークの動向は、Covid-19によって引き起こされた混乱後、マカオ市場のカジノGGRの今年の予測測定するための重要な要素として、多くの投資アナリストによって注目されている。
 
証券会社のサンフォード・バーンスタイン社からの9日の報告書によると、中国ゴールデンウィーク期間中、マカオのカジノ総粗収益(GGR)は76%減となり「期待はずれだった(想定内)」とコメントし、ゴールデンウィークの最初の7日間の総GGRは約19.5億マカオパタカ(2.46億米ドル、約256.5億円)、1日の平均レートが2億7,900万マカオパタカ(約36.7億円)で、これは昨年比76%減となったことを報告した。
 
同社のアナリストたちは、中国からの観光客に刺激され、マカオの訪問者数は今後数ヶ月間増加し続けると予想しているが、同時に「カギとなるのはビザ手続きの簡素化(現在手続きに2週間かかる)と、おそらくCovid-19検査(陰性証明書のための)要件の撤廃だ」とコメントを出している。
 

【マカオ】マカオGGRがクライシス前水準に戻るのは2022年

Macau GGR back to pre-crisis levels only in 2022: JP Morgan
http://www.ggrasia.com/macau-ggr-back-to-pre-crisis-levels-only-in-2022-jp-morgan/
 
JPモルガンは、これまでのビザなどを含む措置は中国人が国外を旅行するための「滞った需要を解き放つ」ことができなかったと述べた。JPモルガンのアナリスト、DSキム氏、デレク・チェ氏、ジェレミー・アン氏は、9月の需要は「驚くほど弱く」訪問者数が85%減少し、GGRも前年比で90%減少したと述べた。

公式データによると、中国ゴールデンウィーク期間の最初の7日間のマカオへの訪問者の到着数も、2019年の同時期から85.7%減であった。JPモルガンは、中国人がマカオでの旅行やギャンブルについて安心できない「スティグマ」(否定的な表象)が残っていると認めた。
 
 
 【日本】日本政府は2021年10月からIR入札開始

Japan govt to start accepting IR bids from Oct 2021
http://www.ggrasia.com/japan-govt-to-start-accepting-ir-bids-from-oct-2021/
 
日本政府は、2021年10月から統合型リゾート(IR)提案の受入れを開始することを国土交通省が9日に発表した。IR基本方針の改訂草案も同時に発表され11月7日まで公開協議が行われる。
 
Covid-19パンデミックの影響に起因する日本にカジノリゾートを導入するプロセスは9か月の遅れとなった。発表各地方自治体への提案締切は2022年4月28日となる。
 
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2020年10月8日(木)
 
【マカオ】現在のマカオジャンケット問題は供給側の問題

Current Macau junket issues a supply side problem: GS
http://www.ggrasia.com/current-macau-junket-issues-a-supply-side-problem-gs/
 
マカオのゲーム市場におけるジャンケットの収入セクターは、過去に見られたゲーム低迷とは異なるサイクルをたどっており、現在は中国の資本規制と精査が続くため混乱している。
 
ゴールドマン・サックス社の分析チームは「現在のサイクルは、中国政府による反売運動がゲーム需要(グレーインカムの除去)と供給(一部の高レバレッジのジャンケットシステムにおける信用収縮)の両方に影響を与えた2014-15年のような深刻なものではないと考えています」とコメントした。

彼らは、前回の不況の間には、中国の不正競争防止策の中で、マカオのVIP市場と大衆市場の需要と供給の両方が「大打撃」を受けたこと指摘し「今回の影響は主に供給側にあり、中国のエージェントやプレイヤーによる海外送金が難しくなったことで、ジャンケットはクレジットの延長に慎重になる可能性が高く、すでにビジネスモデルの多様化や変更を検討しているところもある(例:タク・チュンがマカオに3つのカジノを所有するマカオレジェンドの株式を取得した)」と付け加えた。
 
 
 2020年10月7日(水)
 
【マカオ】メルコリゾーツ、クラウンは2019年に完全合併を検討していた        

Melco Resorts, Crown considered full merger in 2019: Packer
http://www.ggrasia.com/melco-resorts-crown-considered-full-merger-in-2019-packer/
 
カジノ運営会社のメルコリゾーツ・アンド・エンターテインメント・リミテッドと、オーストラリアを拠点とするクラウン・リゾーツ社は2019年前半、計画は進まなかったものの両社の完全合併の可能性について協議していたことを語った。この情報は、クラウン・リゾーツの筆頭株主であるジェームズ・パッカー氏によって明らかにされた。パッカー氏の発言は、オーストラリアでのカジノ施設を開発中であるニューサウスウェールズ州バランガルーで、カジノライセンス取得に向けたクラウンリゾーツ社の公開質問中にコメントされた。


<出典サイト>
Las Vegas Review-Journal
https://www.reviewjournal.com/

Yogonet
https://www.yogonet.com/international/

GGRAsia
http://www.ggrasia.com/