<IR用語集・基礎知識> コンソーシアム

JaIR編集部

「共同事業体」のことで、2つ以上の企業、団体、個人などから構成される団体を差す。共通の目標に向かって、共同で活動をおこない、ビジネスの場合は共同で利益追求をおこなう。コンソーシアム組成にあたっては、一般的には、契約を結び、事業における役割、権利、義務、利益分配などを規定する。コンソーシアム参加には、出資を伴う場合、伴わない場合がある。

日本型IRの自治体による事業者選定プロセスにおいて、海外IRオペレーターは地元企業とのコンソーシアムを形成して応募し、選定を受けたコンソーシアムが事業運営を担うことが基本とされている。海外IRオペレーターはゲーミングの特殊な運営ノウハウを豊富に有しており、地元企業は日本特有の観光・文化に精通し、地域経済や日本経済を理解しているため、複数の企業が参加することで、各得意分野の知見を活用することができる。また、より大規模な投資を可能にし、リスクを分散するという利点もある。
 
日本型IRでの具体例としては、大阪府・市の応募に対して、MGMリゾーツ(アメリカ)・オリックス(日本)2社によるコンソーシアムが提案を検討している。