神奈川県調査でギャンブル等依存が疑われる人は18歳以上で0.8%

JaIR編集部

 神奈川県は6月26日、「県内のギャンブル等依存症の実態調査」の速報を発表した。
 
 調査結果のなかでのポイントとしては、下記の通りである。
・過去1年以内の「ギャンブル等依存が疑われる者」(※1)の割合推計は、18歳以上の人で0.8%。
・最もよくお金を使ったギャンブル等は、「パチンコ・パチスロ」。
・過去1年以内の「ギャンブル等依存が疑われる者」の賭け金は、平均で1か月に30万円(※2)、中央値(※3)3万円。

※1 「ギャンブル等」の「ギャンブル」は、競馬、競輪、オートレース、モーターボート競走といった公営競技を指し、「等」は、パチンコやパチスロ等の射幸行為を指す。
※2 平均には証券の信用取引、または先物取引市場への投資に係る高額案件が含まれている。
※3 中央値は、データを大きさの順に並べたとき、全体の中央に位置する値。
 
横浜市のIRイメージ図
 

調査対象は神奈川県内(横浜市を除く)に居住する18歳から74歳の6,750人

 調査は、2020(令和2)年2月から3月までの間に、神奈川県内(横浜市を除く)に居住する18歳から74歳の方6,750人に対して行われたが、回答者数は2,687人(回収率39.8%)だった。そのうち、有効回答者数は2,257人。

 今回の調査は、SOGS(The South Oaks Gambling Screen)という、世界的に最も多く用いられているギャンブル等依存の簡易スクリーニングテストを行っており、12項目(20点満点)の質問中、その回答から算出した点数が5点以上の場合に、ギャンブル等依存症の疑いありとされる。
 

■参考
神奈川県「娯楽と生活習慣に関する調査」調査票
https://www.pref.kanagawa.jp/documents/63798/chousa200210.pdf

■JaIR関連資料データベース
神奈川県・県内ギャンブル等依存症の実態調査の速報を公開
https://jair.report/archive/296/

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https://jair.report/article/319/