ラスベガスの夜景を見ながら美味しいお酒を楽しんでいると、もう元の生活に戻りたくなくなってしまう（以下、写真は一部シーザーズ・エンターテインメントより提供）ラスベガスの取材依頼に秒単位で返答！一路アメリカへ
4月下旬、担当の編集者さんからラスベガスのシーザーズのプレスツアーに行きますか？ と打診が来た。予定も何も確認せずに、秒単位で「行きます！」と返信。ラスベガスには毎年1～2回は行っていたのだが、結婚してからはがくっと頻度が落ちて、うずうずしていたところだったのだ。参加したのは、シーザーズ・エンターテインメントが開催するラスベガス・メディアツアー。IR（Integrated Resort）と呼ばれる統合型リゾートを体験するのが目的だ。シーザーズ・エンターテイメントは、80年以上の歴史を持ち、8か国55施設でホテルやリゾート、カジノなどを展開しているグローバル企業。日本では2025年ごろにカジノがオープンする予定で注目されており、日本の人たちにIRのことを知ってもらおうという試みだ。
シーザーズ・エンターテインメントはラスベガスにシーザーズパレスやバリーズ、プラネットハリウッドをはじめ豪華なホテルを9つ所有しているが、今回はシーザーズパレスに宿泊した。
成田空港からロサンゼルスでトランジットしてラスベガス・マッカラン国際空港に向かうこと、13時間。到着すると大きいリムジンがお出迎えに来ていた。ラスベガスでは、ホテルやカジノの常連になると、リムジンで空港まで迎えに来てくれることがある。長時間フライトで疲れていても、ホテルに着く頃にはテンションが上がっているという仕掛けだ。
リムジンでホテルへ向かう。疲れていたが、テンションが上がり始める
シーザーズ・パレス・ラスベガスの全景。4000近い客室、大劇場、25のレストラン、160店舗のフォーラム・ショップスなどを備える
贅を尽くしたエントランス
おじさん一人で泊まるにはなかなか豪華な部屋
新時代、令和の到来をラスベガスのホテルの屋上で祝う
最初のイベントはシーザーズ・エンターテインメントが主催する「祝令和：日本の新時代を祝う会」だった。シーザーズ・エンターテインメントは「100年パートナー for JAPAN」を掲げ、日本のIR構想を15年以上にわたって支援しており、2年前には日本オフィスも開設。日本とは密接な関係にあるのだ。会場は、ノブ・ホテルヴィラ屋上で、ラスベガスのメインストリートであるストリップの絶景を見渡せる。部屋を飾る花はラスベガス在住で草月流いけばなを教えている柴田希華先生の手によるもの。大きなハープを演奏しているのは世界的ハープ奏者のマリアーノ・ゴンザレス氏。会場には元ラスベガス市長であるジャン・ジョーンズ・ブラックハースト 上級副社長やウィリアム・シェン日本社長兼代表執行役員なども出席するなど、豪華な顔ぶれが揃う。その他にも、在サンフランシスコ日本副領事やラスベガスの日系アメリカ人のコミュニティ、日系企業などから100人以上が出席した。
24時間前はPCにかじりついて原稿を書いていたのに、いきなりVIPだらけのパーティ会場にいるのでその温度差に圧倒された。まずはスティーブン・タイト国際開発社長の挨拶が行われた。
「15年以上、シーザーズ・エンターテイメントは日本で活動しており、去年のIR整備法の成立を受けて、いよいよ日本でも統合型リゾートができることになりました。我々も日本の100年パートナーとして、IRの実現に向けて頑張っていきたいと思います」とスティーブン・タイト氏。他の関係者も、日本に熱い視線を送っているのは随所で感じられた。日本ではまだそれほど盛り上がっていないIRだが、時代は確実に動いているようだ。
乾杯は山形県の「出羽桜」の鏡開きからスタート。さらには、日本の各地から日本酒を取り寄せ、ノブ・レストランによるオードブルに合わせて提供しており、舌鼓を打った。シャンパン片手に元ラスベガス市長とIRやラスベガスの過去と現在、未来について1on1で語り合うなんて、異世界召喚されたみたいで内心は有頂天になっていた。
出羽桜の鏡開きで宴が始まった！
ラスベガスの光景を眺めながら飲む、がっつり金粉が入った出羽桜は最高
美味しい日本酒が飲み放題。ノブ・レストランチョイスの北雪 純米大吟醸「NOBU」がフルーティーで美味しかった