JaIRがお届けする海外版・IRニュースまとめでは1週間分の海外のIR関連記事をまとめ、毎週お届けしています(掲出日は現地時間)。今回は2022年3月23日(水)~3月29日(火)までのIR関連記事。出典サイトは記事の文末にまとめて記載していますが、各社のSNSも情報ソースとしています。なお、1ドル=121円、1マカオパタカ=15円換算です。JaIRの海外版IR記事まとめは、今週をもって更新を終了いたします。
2022年3月29日(火)
【マカオ】モルガン・スタンレー社予測、マカオの2022年GGR下方修正 旅行緩和「出口見えず」
MS dips Macau 2022 GGR as ‘no exit in sight’ on travel
https://www.ggrasia.com/ms-dips-macau-2022-ggr-as-no-exit-in-sight-on-travel/
モルガン・スタンレー銀行グループは、マカオのカジノ総ゲーミング収入(GGR)の2022年見通しについて、市場回復の観点から「出口の見えない、長く乾いた道のり」になると表現し、予測を約30%下方修正した。
同機関は今年の市場GGRの見積もりを110億ドル(約1兆3,391億円)相当としており、2019年の水準の約30%相当になると予想している。
2022年3月28日(月)
【アメリカ】ウィン新CEO、損失あれどマカオへの注力とUAE開発でグローバル機会へ意欲
Wynn's new CEO committed to Macau despite losses, keen on exploring global opportunities after UAE bet
https://www.yogonet.com/international/news/2022/03/28/61964-wynn-39s-new-ceo-committed-to-macau-despite-losses--keen-on-exploring-global-opportunities-after-uae-bet
2021年11月にマット・マドックス氏に代わり、新たにウィン・リゾーツのCEOとなったクレイグ・ビリングス氏が、ビジネス・ニュースメディアであるブルームバーグ紙のインタビューに答え、同社が開発を計画するマカオとUAE(アラブ首長国連邦)、アメリカ国内に関する方針をコメントした。
マカオ市場に関しては、マカオ政府がライセンス保有者に対してゲーミング産業以外のアトラクション(非ゲーミング施設)へ投資することを重要視していることから、同社はカジノ以外の新施設をマカオで展開する見込みである。同氏は、ホテルの客室数を増やすと述べ、さらに、スポーツ、芸術、文化に焦点を当てたプロジェクトと「医療観光を促進するよう設計された」ホテルを検討するとコメントした。
ウィン・リゾーツは、マカオで現在のカジノ・ライセンス保有するウィン・マカオ・リミテッドの親会社であり、同市ではマカオ半島のウィン・マカオと、コタイ地区のウィン・パレスの2つのカジノ・リゾートを運営する。同社は以前より、マカオでの「ビジネスチェンジ」について触れ、ベビーブーマー世代からX世代、ミレニアル世代をターゲット層としていく方針を示唆していた。
アラブ首長国連邦(UAE)の首長国の一つであるラアス・アル=ハイマで、同社が20億ドル(約2,432億円)を投資するカジノ・リゾートプロジェクトについては、約1,200室のホテルと最新鋭のカジノ施設の開発を計画している。同氏はヨーロッパからの集客を含め、多くの観光客を呼び込める可能性があることから、同社にとって良い機会であると説明した。
また、アメリカ国内において、さらに、若い富裕層の顧客に焦点を当てた戦略と、非ゲーミング・プロジェクトの展開を視野に入れているという。ウィン社はすでにラスベガスで同様の戦略に基づきアールデコ調のミュージック・クラブ、社交クラブを開業しており、若い層の間で人気を博している。また今後、マーベル作品などのコミック作家として知られるケリー・スー・デコニック氏が手掛ける新しいショーに、1億ドル(約121億円)を投資する予定であるとコメントした。
■Wynn mulls more rooms, amenities in Macau: CEO Billings
https://www.ggrasia.com/wynn-mulls-more-rooms-amenities-in-macau-ceo-billings/
【マカオ】サンズ・チャイナ、年末までのマカオのライセンス延長に600万ドルを支払う
Sands China to pay US$6mln for Macau licence extension
https://www.ggrasia.com/sands-china-to-pay-us6mln-for-macau-licence-extension/
マカオでのカジノ運営を行うサンズ・チャイナは、現在マカオでカジノ運営を行うためのライセンスを6カ月延長し、2022年12月31日までとする条件として、4,700万マカオパタカ(約7億円)を支払うことを発表した。これは6月26日に失効する予定だったものの延長で、12月末以降にマカオ政府より新たなコンセッションが発表されるまでの期間に有効となる。
さらに、同社はライセンス失効後、万が一「新しいコンセッション契約の入札に失敗した」場合に、社員に対する支払い義務の履行を確保するため銀行保証を提供するよう、政府から求められていることを明らかにした。
同市のカジノ事業者6社はすべて、マカオ政府に対して、既存の権利の12月31日までの延長を申請したこととなる。
2022年3月27日(日)
【ラスベガス】ラスベガスの空港、ヨーロッパ3路線の再就航開始
3 European flights to relaunch at Las Vegas airport
https://www.reviewjournal.com/business/tourism/3-european-flights-to-relaunch-at-las-vegas-airport-2551329/
ラスベガスのハリー・リード・インターナショナル(旧マッカラン)国際空港に発着するヨーロッパからの便が3便復活する。
ドイツのルフトハンザ航空の子会社であるユーロウイングス・ディスカバー社は、ラスベガスとドイツ、ミュンヘン間のサービスを2年ぶりに再開する。ミュンヘン便は夏季のみ利用可能で、その他の都市としてフランクフルトへの渡航は通年利用可能となる。さらにもう一つのルフトハンザ航空傘下であるエーデルワイス社はスイス、チューリッヒ発着の運航を再開する。
3つのルートはすべて、ラスベガス直行便であり、ヨーロッパとの行き来を容易にするものである。旅行者はイタリア、スペイン、ハンガリー、オーストリアを含むヨーロッパの他の地域にも乗り継ぐことが可能となる。
ラスベガスと各国を結ぶ航空便の復活は、すでにコンドル社がドイツ間のサービスを再開しており、ヴァージン・アトランティック社がロンドン間の渡航を再開した流れに続くものである。
【ラスベガス】エレクトリック・デイジー・カーニバル 2022年開催のラインナップを発表
EDC Las Vegas reveals 2022 lineup
https://www.reviewjournal.com/entertainment/music/edc-las-vegas-reveals-2022-lineup-2550419/
ラスベガスで毎年開催されるアメリカ最大級のフェスであるEDC(エレクトリック・デイジー・カーニバル)の開催日程とラインナップが発表された。
今年は日程を従来の時期に戻して5月20〜22日に、ラスベガス・モーター・スピードウェイで開催されることとなった。なお昨年は、パンデミックの影響で秋に延期して開催されたものの、47万5,000人以上が参加し、EDC史上で最大の観客数を記録している。エレクトロニック・ダンス・ミュージック界のスターが随時ランナップに発表される予定だ。
【マカオ】マカオ、香港・海外からの入国者の検疫を軽減
Macau reduces quarantine for HK, overseas arrivals
https://www.ggrasia.com/macau-reduces-quarantine-for-hk-overseas-arrivals/
マカオ当局は香港、台湾、海外のいずれかを出発しマカオを訪れるインバウンド旅行者の検疫期間を短縮することを発表した。3月28日よりこれらの出発地からマカオへ渡航する者は、マカオ到着後に指定された会場で14日間検疫を受け、その後7日間「自己健康管理」を行う必要がある(これまでは21日間の検疫が必要であったが、短縮)。また、最初の7日間には、感染の兆候がないか4回Covid-19検査が行われる。
なお、今回緩和された入国の受入れはビジネスなどで限定的であり、一般的な観光客は、依然としてマカオへの入国を許可されていない。
一方、中国との渡航に関しては、最近規制強化されて以来、引き続き対策が行われている。
【マカオ】マカオの1月と2月のゲーミング税収入は7億1,118万ドルに
Macau gaming tax revenue US$711mln for Jan and Feb
https://www.ggrasia.com/macau-gaming-tax-revenue-us711mln-for-jan-and-feb/
マカオの金融サービス局が発表したデータによると、マカオ政府は今年最初の2カ月間で、ゲーミング事業者からの直接税で57.3億マカオパタカ(約869億円)ほどの財政収入を集めた。2カ月間の総取得額は、前年同期比9.4%減となった。
2月の税収は24.7億マカオパタカ(約375億円)となり、1月の32.6億マカオパタカ(約494億円)と比較すると25%減であった。今年1~2月のマカオのカジノ総ゲーミング収入(GGR)は141億マカオパタカ(約2,138億円)であり、2021年の同期間と比較して8%減少していた。
政府の予算案では、ゲーミングからの直接税による財政収入は、2022年に497.6億マカオパタカ(約7,547億円)に達すると予測されている。
【マカオ】サンズ・チャイナのモール、2021年テナント賃料補助は4,100万ドル負担に
Sands China gave US$41mln in mall rent relief for 2021
https://www.ggrasia.com/sands-china-gave-us41mln-in-mall-rent-relief-for-2021/
香港で提出されたサンズ・チャイナの年次報告書によると、同社が「家賃コンセッション」と呼ぶ、テナント支援策経費(Covid-19パンデミックによるテナントの運営負担を軽減する補助)の合計は、2020年には2億1,500万ドル(約261億円)であったが、2021年は4,100万ドル(約49億円)となり前年比で80.9%減となった。
また、店舗ごとの売上高に連動した手数料を含む、2021年のモール施設収益の総額も業績改善しており、2020年の2億6,900万ドル(約327億円)に対し、前年比75.8%増となる4億7,300万ドル(約575億円)に達した。
昨年12月末時点で、同社はマカオに合計で約207万平方フィート(19万2,031平方メートル)に及ぶモール5施設を展開しており、特にヴェネチアン・マカオが大型(94万5000平方フィート分を占める)モールとして有名である。同所では320店舗と56店舗の飲食店が出店している。
2021年通年でのマカオへの訪問者数は、政府の公式データによると、前年比30.7%増となる771万人を記録している。
2022年3月29日(火)
【マカオ】モルガン・スタンレー社予測、マカオの2022年GGR下方修正 旅行緩和「出口見えず」
MS dips Macau 2022 GGR as ‘no exit in sight’ on travel
https://www.ggrasia.com/ms-dips-macau-2022-ggr-as-no-exit-in-sight-on-travel/
モルガン・スタンレー銀行グループは、マカオのカジノ総ゲーミング収入(GGR)の2022年見通しについて、市場回復の観点から「出口の見えない、長く乾いた道のり」になると表現し、予測を約30%下方修正した。
同機関は今年の市場GGRの見積もりを110億ドル(約1兆3,391億円)相当としており、2019年の水準の約30%相当になると予想している。
2022年3月28日(月)
【アメリカ】ウィン新CEO、損失あれどマカオへの注力とUAE開発でグローバル機会へ意欲
Wynn's new CEO committed to Macau despite losses, keen on exploring global opportunities after UAE bet
https://www.yogonet.com/international/news/2022/03/28/61964-wynn-39s-new-ceo-committed-to-macau-despite-losses--keen-on-exploring-global-opportunities-after-uae-bet
2021年11月にマット・マドックス氏に代わり、新たにウィン・リゾーツのCEOとなったクレイグ・ビリングス氏が、ビジネス・ニュースメディアであるブルームバーグ紙のインタビューに答え、同社が開発を計画するマカオとUAE(アラブ首長国連邦)、アメリカ国内に関する方針をコメントした。
マカオ市場に関しては、マカオ政府がライセンス保有者に対してゲーミング産業以外のアトラクション(非ゲーミング施設)へ投資することを重要視していることから、同社はカジノ以外の新施設をマカオで展開する見込みである。同氏は、ホテルの客室数を増やすと述べ、さらに、スポーツ、芸術、文化に焦点を当てたプロジェクトと「医療観光を促進するよう設計された」ホテルを検討するとコメントした。
ウィン・リゾーツは、マカオで現在のカジノ・ライセンス保有するウィン・マカオ・リミテッドの親会社であり、同市ではマカオ半島のウィン・マカオと、コタイ地区のウィン・パレスの2つのカジノ・リゾートを運営する。同社は以前より、マカオでの「ビジネスチェンジ」について触れ、ベビーブーマー世代からX世代、ミレニアル世代をターゲット層としていく方針を示唆していた。
アラブ首長国連邦(UAE)の首長国の一つであるラアス・アル=ハイマで、同社が20億ドル(約2,432億円)を投資するカジノ・リゾートプロジェクトについては、約1,200室のホテルと最新鋭のカジノ施設の開発を計画している。同氏はヨーロッパからの集客を含め、多くの観光客を呼び込める可能性があることから、同社にとって良い機会であると説明した。
また、アメリカ国内において、さらに、若い富裕層の顧客に焦点を当てた戦略と、非ゲーミング・プロジェクトの展開を視野に入れているという。ウィン社はすでにラスベガスで同様の戦略に基づきアールデコ調のミュージック・クラブ、社交クラブを開業しており、若い層の間で人気を博している。また今後、マーベル作品などのコミック作家として知られるケリー・スー・デコニック氏が手掛ける新しいショーに、1億ドル(約121億円)を投資する予定であるとコメントした。
https://www.ggrasia.com/wynn-mulls-more-rooms-amenities-in-macau-ceo-billings/
【マカオ】サンズ・チャイナ、年末までのマカオのライセンス延長に600万ドルを支払う
Sands China to pay US$6mln for Macau licence extension
https://www.ggrasia.com/sands-china-to-pay-us6mln-for-macau-licence-extension/
マカオでのカジノ運営を行うサンズ・チャイナは、現在マカオでカジノ運営を行うためのライセンスを6カ月延長し、2022年12月31日までとする条件として、4,700万マカオパタカ(約7億円)を支払うことを発表した。これは6月26日に失効する予定だったものの延長で、12月末以降にマカオ政府より新たなコンセッションが発表されるまでの期間に有効となる。
さらに、同社はライセンス失効後、万が一「新しいコンセッション契約の入札に失敗した」場合に、社員に対する支払い義務の履行を確保するため銀行保証を提供するよう、政府から求められていることを明らかにした。
同市のカジノ事業者6社はすべて、マカオ政府に対して、既存の権利の12月31日までの延長を申請したこととなる。
2022年3月27日(日)
【ラスベガス】ラスベガスの空港、ヨーロッパ3路線の再就航開始
3 European flights to relaunch at Las Vegas airport
https://www.reviewjournal.com/business/tourism/3-european-flights-to-relaunch-at-las-vegas-airport-2551329/
ラスベガスのハリー・リード・インターナショナル(旧マッカラン)国際空港に発着するヨーロッパからの便が3便復活する。
ドイツのルフトハンザ航空の子会社であるユーロウイングス・ディスカバー社は、ラスベガスとドイツ、ミュンヘン間のサービスを2年ぶりに再開する。ミュンヘン便は夏季のみ利用可能で、その他の都市としてフランクフルトへの渡航は通年利用可能となる。さらにもう一つのルフトハンザ航空傘下であるエーデルワイス社はスイス、チューリッヒ発着の運航を再開する。
3つのルートはすべて、ラスベガス直行便であり、ヨーロッパとの行き来を容易にするものである。旅行者はイタリア、スペイン、ハンガリー、オーストリアを含むヨーロッパの他の地域にも乗り継ぐことが可能となる。
ラスベガスと各国を結ぶ航空便の復活は、すでにコンドル社がドイツ間のサービスを再開しており、ヴァージン・アトランティック社がロンドン間の渡航を再開した流れに続くものである。
【ラスベガス】エレクトリック・デイジー・カーニバル 2022年開催のラインナップを発表
EDC Las Vegas reveals 2022 lineup
https://www.reviewjournal.com/entertainment/music/edc-las-vegas-reveals-2022-lineup-2550419/
ラスベガスで毎年開催されるアメリカ最大級のフェスであるEDC(エレクトリック・デイジー・カーニバル)の開催日程とラインナップが発表された。
今年は日程を従来の時期に戻して5月20〜22日に、ラスベガス・モーター・スピードウェイで開催されることとなった。なお昨年は、パンデミックの影響で秋に延期して開催されたものの、47万5,000人以上が参加し、EDC史上で最大の観客数を記録している。エレクトロニック・ダンス・ミュージック界のスターが随時ランナップに発表される予定だ。
【マカオ】マカオ、香港・海外からの入国者の検疫を軽減
Macau reduces quarantine for HK, overseas arrivals
https://www.ggrasia.com/macau-reduces-quarantine-for-hk-overseas-arrivals/
マカオ当局は香港、台湾、海外のいずれかを出発しマカオを訪れるインバウンド旅行者の検疫期間を短縮することを発表した。3月28日よりこれらの出発地からマカオへ渡航する者は、マカオ到着後に指定された会場で14日間検疫を受け、その後7日間「自己健康管理」を行う必要がある(これまでは21日間の検疫が必要であったが、短縮)。また、最初の7日間には、感染の兆候がないか4回Covid-19検査が行われる。
なお、今回緩和された入国の受入れはビジネスなどで限定的であり、一般的な観光客は、依然としてマカオへの入国を許可されていない。
一方、中国との渡航に関しては、最近規制強化されて以来、引き続き対策が行われている。
【マカオ】マカオの1月と2月のゲーミング税収入は7億1,118万ドルに
Macau gaming tax revenue US$711mln for Jan and Feb
https://www.ggrasia.com/macau-gaming-tax-revenue-us711mln-for-jan-and-feb/
マカオの金融サービス局が発表したデータによると、マカオ政府は今年最初の2カ月間で、ゲーミング事業者からの直接税で57.3億マカオパタカ(約869億円)ほどの財政収入を集めた。2カ月間の総取得額は、前年同期比9.4%減となった。
2月の税収は24.7億マカオパタカ(約375億円)となり、1月の32.6億マカオパタカ(約494億円)と比較すると25%減であった。今年1~2月のマカオのカジノ総ゲーミング収入(GGR)は141億マカオパタカ(約2,138億円)であり、2021年の同期間と比較して8%減少していた。
政府の予算案では、ゲーミングからの直接税による財政収入は、2022年に497.6億マカオパタカ(約7,547億円)に達すると予測されている。
【マカオ】サンズ・チャイナのモール、2021年テナント賃料補助は4,100万ドル負担に
Sands China gave US$41mln in mall rent relief for 2021
https://www.ggrasia.com/sands-china-gave-us41mln-in-mall-rent-relief-for-2021/
香港で提出されたサンズ・チャイナの年次報告書によると、同社が「家賃コンセッション」と呼ぶ、テナント支援策経費(Covid-19パンデミックによるテナントの運営負担を軽減する補助)の合計は、2020年には2億1,500万ドル(約261億円)であったが、2021年は4,100万ドル(約49億円)となり前年比で80.9%減となった。
また、店舗ごとの売上高に連動した手数料を含む、2021年のモール施設収益の総額も業績改善しており、2020年の2億6,900万ドル(約327億円)に対し、前年比75.8%増となる4億7,300万ドル(約575億円)に達した。
昨年12月末時点で、同社はマカオに合計で約207万平方フィート(19万2,031平方メートル)に及ぶモール5施設を展開しており、特にヴェネチアン・マカオが大型(94万5000平方フィート分を占める)モールとして有名である。同所では320店舗と56店舗の飲食店が出店している。
2021年通年でのマカオへの訪問者数は、政府の公式データによると、前年比30.7%増となる771万人を記録している。