【海外版・3/2~3/8 IR記事まとめ】マカオ政府、カジノ・ライセンスを2022年12月31日まで延長へ (2/2)

JaIR編集部


2022年3月3日(木)

【ラスベガス・アメリカ】MGM、新たに20億ドルの自社株買いプログラムを開始

MGM launches new $2B share repurchase program
https://www.yogonet.com/international/news/2022/03/03/61622-mgm-launches-new--2b-share-repurchase-program

MGMリゾーツ・インターナショナルは、同グループの取締役会により承認を受け、新たに20億ドル(約2,316億円)の自社株買いプログラムを実施することを発表した。

同社のCFOであるジョナサン・ハルクヤード氏は、「当社は引き続き資本配分戦略を堅持し、株主への還元が資本生産性の高い使い方であると確信しています」、「現在の水準で当社の株式に非常に大きな価値があると信じており、取締役会が新たな株式買い戻しプログラムを承認したことを嬉しく思います」と述べており、同社も「株主に価値を還元するために」実施することを説明している。

また、今週初め、MGMリゾーツ・インターナショナルと、同社とエンテイン社の合弁のスポーツ・ベッティング企業であるBetMGMは、責任あるゲーミングに対する共通のコミットメントを発表した。アメリカでは3月をギャンブル依存症月間としており、両事業者は今後、この分野でも取り組みを強化する。

■MGM RESORTS AND BETMGM STRENGTHEN UNIFIED COMMITMENT TO RESPONSIBLE GAMING
https://www.prnewswire.com/news-releases/mgm-resorts-and-betmgm-strengthen-unified-commitment-to-responsible-gaming-301492395.html


【マカオ】ラスベガス・サンズの社会的責任プログラム「サンズ・ケアーズ」、マカオの環境保護団体を支援

Macau green group backed by casino op scheme Sands Cares
https://www.ggrasia.com/macau-green-group-backed-by-casino-op-scheme-sands-cares-2/

マカオのカジノ運営会社サンズ・チャイナとその親会社ラスベガス・サンズは、マカオの環境問題を専門とする非政府組織(NGO)グリーンフューチャーと協力し、障害者を含む地元の人々に仕事を提供するための社会企業の設立を支援する。この企業は、労働者に対して補助金付きのトレーニングを行い、段ボールのリサイクル・サービスなどを運営する予定だ。

このパートナーシップは、2017年に開始されたラスベガス・サンズグループの企業の社会的責任プログラム「サンズ・ケアーズ・アクセラレーター」の一環として、3年間実施される。


2022年3月2日(水)

【ラスベガス】ネバダ州カジノ、オミクロン株流行の中、11カ月連続で1月も10億ドル以上の収益

Nevada casinos reach 11th $1B+ month streak in January despite Omicron outbreak
https://www.yogonet.com/international/news/2022/03/02/61586-nevada-casinos-reach-11th--1b-month-streak-in-january-despite-omicron-outbreak

ネバダ州ゲーミング管理委員会の発表によると、ネバダ州カジノは1月の売上において約11億ドル(約1,273億円)の収益を記録した。10億ドル(約1,158億円)以上の収益を11カ月連続達成したこととなる。2021年1月からは約42%増加しており、Covid-19発生前の2020年の1月と比較しても4%増加となった。

一方で、ラスベガス観光局の報告によると、2021年後半に上昇していた訪問者数とホテルの稼働率は、1月に低下した。同局のロートン氏は、オミクロン株の流行による航空便の欠航があったことも影響し、2020年に17万人を動員したラスベガス最大級のガジェットショー「CES」の来場者も、今年は5万人を下回ったことも指摘した。


【ラスベガス】ネバダ州南部のホテル&コンベンション開発、2024年までの計画に45億ドル投資

Southern Nevada to see $4.5B investments in new hotel rooms, convention spaces by 2024
https://www.yogonet.com/international/news/2022/03/02/61604-southern-nevada-to-see--45b-investments-in-new-hotel-rooms--convention-spaces-by-2024

ラスベガス観光局(LVCVA)は、ネバダ州南部で2024年末までに開発予定の計画に対し、新たに45億ドル(約5,211億円)が投じられることを発表した。

同開発では、7,602室のホテル客室と79万1,000平方フィート(7万3,486平方メートル)のコンベンション施設(会議室および展示場)を追加する計画で、ラスベガス全体では2024年に向けて客室数が増加し合計15万8,059室となる。

この予算内には29個のプロジェクトが含まれるが、2021年までに総費用48億ドル(約5,558億円)を投じており、すでに5,179室と67万平方フィート(6万2,245平方メートル)のコンベンションが追加され、12個のプロジェクトは完了している。

今後のネバダ州南部の開発計画に含まれる最大プロジェクトは、ストリップ地区の北エリアに2023年後半にオープンする予定の「フォンテーヌブロー・ラスベガス」である。

この施設は、ホテル客室3,780室と55万平方フィート(5万1,096平方メートル)の会議室を備えた67階建ての高層型の統合型高級リゾート&カジノとなる。このリゾート計画は昨年11月に発表され、開発を行っているフォンテーヌブロー・デベロップメンツ社によると、プロジェクトは約「75%完了」していると伝えていた。

その他、2023年に開業予定のラスベガス南西部のカジノ&MICE施設、ストリップ地区ベネチアンのMSGスフィア(17,500席のエンターテインメント施設)などが含まれている。

また、2024年に開業予定の大きなプロジェクトとしては、ノンゲーミング・ホテル「マジェスティック・ラスベガス(720室)」が8.5億ドル(約984億円)を投資して建設中である。ラスベガス・コンベンション・センターに面するクラリオン・ホテル跡地で開発を進める。

2024年完成を目指すプロジェクトも明らかになっている。2024年1月には「エレメント・ラスベガス・エアポート(119室)」、「スプリングヒル・スイート・バイ・マリオット(170室)」、 2月には、1億ドル(約115.8億円)を投資した1万平方フィート(929平方メートル)の会議室を備えた「デルタホテル・バイ・マリオット(284室)」、20,000平方フィート(1,858平方メートル)の会議室を備えた「ACホテル・バイ・マリオット(322室)」が開業予定である。その他、5億ドル(約579億円)を投資する「ドリーム・ラスベガス(527室)」なども計画されている。

LVCVAの開発予算とは別に、今回発表された資料には2024年以降完成予定の交通プロジェクトも掲載された。ブライトライン・ウェスト高速鉄道プロジェクト(アメリカで唯一の民間鉄道会社のラスベガスと南カリフォルニアを結ぶ計画)には80億ドル(約9,264億円)が投資される見込みで、ラスベガスには2階建てとなる駅が建設される。その他、ボーリング社による51駅からなる、ラスベガス・ループ(地下輸送プロジェクト)も建設が進められている。
ラスベガスではストリップ地区を中心に2024年にかけて数多く開発計画が進められている
■Las Vegas Tourism Construction Bulletin
https://www.lvcva.com/research/reports/post/las-vegas-tourism-construction-bulletin/


【マカオ】国境ゲートの人々のCovid-19検査結果はすべて陰性:マカオ政府

Tests on Border Gate people all Covid negative: Macau govt
https://www.ggrasia.com/tests-on-border-gate-people-all-covid-negative-macau-govt/

マカオ市の新型コロナウイルス対応・調整センターは、先週より実施しているマカオに隣接する中国広東省の珠海市を中心としたCovid-19における集団検査で、これまでのところ7,103人の対象者に陽性者がいなかったことを発表した。

マカオと中国間において主要な検問所である拱北口岸を含むこのエリア検査は、引き続き4日まで実施される。


【マカオ・フィリピン】シティー・オブ・ドリームス・マニラ、2年ぶりにフル稼働:メルコCEO

CoD Manila at full capacity after two years: Melco CEO
https://www.ggrasia.com/cod-manila-at-full-capacity-after-two-years-melco-ceo/

カジノ運営会社メルコリゾーツ&エンターテインメントは、第4四半期決算の発表の中で、同社がフィリピンで運営するシティー・オブ・ドリームス・マニラが「100%の人数収容キャパシティ」で稼働していることに触れた。同社の会長兼CEOであるローレンス・ホー氏は、「同施設がフル稼働できるのは、実に2020年3月以来です」と述べている。

フィリピン政府は、3月1日からマニラ首都圏のCovid-19への対策を最低レベルとなる「警戒レベル1」に引き下げた。この試みは3月15日まで実施される。また、当局は2月10日以降、ワクチン接種を受けた外国人観光客の受け入れを再開している。


【韓国】2月の売上、前月6%減 パラダイス社

Paradise Co February casino sales down 6pct m-o-m
https://www.ggrasia.com/paradise-co-february-casino-sales-down-6pct-m-o-m/

韓国で外国人専用カジノを運営するパラダイス社の2月のカジノ売上高は170,7億ウォン(約16億円)で、前四半期比5.9%減、前年同期比5.7%減であった。ソウル市のウォーカーヒル、日本のセガサミー・ホールディングスと共同運営する仁川のパラダイスシティ、済州島の済州グランド、釜山のカジノ事業部門の業績を合わせた数字となる。

1月中旬以降、韓国のすべてのカジノにおいて、入場者に、Covid-19のワクチン接種済み証明、あるいは有効期限内の「陰性」検査証明を掲示することが義務付けられている。


<出典サイト>
Las Vegas Review-Journal
https://www.reviewjournal.com/

GGRAsia
https://www.ggrasia.com/

yogonet
https://www.yogonet.com/

Las Vegas Convention and Visitors Authority
https://www.lvcva.com/

Engineering News-Record
https://www.enr.com/

Las Vegas Advisor forums
https://www.lasvegasadvisor.com/

KTNV 
https://www.ktnv.com/

prnewswire
https://www.prnewswire.com/