【海外版・3/2~3/8 IR記事まとめ】マカオ政府、カジノ・ライセンスを2022年12月31日まで延長へ (1/2)

JaIR編集部

 JaIRがお届けする海外版・IRニュースまとめでは1週間分の海外のIR関連記事をまとめ、毎週お届けしています(掲出日は現地時間)。今回は2022年3月2日(水)~3月8日(火)までのIR関連記事。出典サイトは記事の文末にまとめて記載していますが、各社のSNSも情報ソースとしています。なお、1ドル=115円、1マカオパタカ=14円換算です。


2022年3月8日(火)

【ラスベガス】ラスベガス都市圏ヘンダーソンに新しいアリーナが開業

New arena officially opens in Henderson
https://www.reviewjournal.com/local/henderson/new-arena-officially-opens-in-henderson-2538663/

ネバダ州でラスベガスに次いで2番目に人口の多い都市ヘンダーソン市に市営のスポーツ・アリーナがオープンした。この施設は8,400万ドル(約97億円)を投資した5,500席を備えた会場で、主に市と契約しているヘンダーソン・シルバーナイツ(AHL、マイナーリーグ・ホッケーチーム)のホーム・アリーナとなる。同時に、運営を行うヘンダーソン市としては、地域住民の卒業式やコンサート、ミュージカルといった文化的イベントの会場となることを期待している。

Covid-19パンデミックの影響で、プロジェクトが難航するなか18カ月の工事期間で完成となった。アリーナとは別に、施設前には市が公共イベントスペースとして設置した大きな広場があり、試合前のアクティビティやイベントが行われる予定だ。

■Design-Build Accelerates Nevada Arena Project
https://www.enr.com/articles/53676-design-build-accelerates-nevada-arena-project


【ラスベガス】リゾート・ワールドのホテルがグリーン・ビルディング評価システム(LEED)でゴールドマークを獲得

Resorts World Receives Prestigious LEED Gold
https://www.lasvegasadvisor.com/news/

ラスベガスでカジノを運営するリゾート・ワールド・ラスベガスにある3つのホテルブランド(ヒルトン、コンラッド、クロックフォーズ)が、グリーン・ビルディング評価システム(LEED)で「ゴールド」マークを獲得した。

この認証は、アメリカのNGOの米国グリーンビルディング協会(USGBC)が開発した環境に配慮した建築物に与えられる環境性の評価・認証システムで、一般的にLEED認証を受けた建物は、水やエネルギーなどの資源の効率的な利用を実現し、温室効果ガス排出削減へ貢献していることが証明されるという。
リゾート・ワールド・ラスベガスのヒルトン、コンラッド、クロックフォーズの3ブランドホテルがLEED認証を獲得した
■Green Building Council
https://www.usgbc.org/leed


【シンガポール】シンガポールのワクチン施策が事業を支える、施設売却検討していない ラスベガス・サンズ

Singapore jab rate aids MBS, no mall sale on cards says LVS
https://www.ggrasia.com/singapore-jab-rate-aids-mbs-no-mall-sale-on-cards-says-lvs/

JPモルガン証券が開催したフォーラムの公演で、ラスベガス・サンズ社の経営陣がシンガポールのカジノ・MICE施設であるマリーナベイ・サンズ(MBS)に関するコメントを行った。

同経営陣らは、MBSの事業回復についての見込みは、シンガポール住民のCovid-19ワクチン接種率の高さおよび、国間で相互に隔離なしの渡航を可能とするシンガポールのワクチン・トラベル・レーン(VTL)協定に参加する海外都市の拡大により「明確」である、伝えている。また、ラスベガス・サンズは現在、シンガポールの施設を売却する予定はないことも示した。

シンガポール民間航空庁(CAAS)は、3月16日より、シンガポールにとって「重要な市場」であるマレーシア、インドネシアの対象都市をVTL方式に追加、インドは全都市に運用することを発表した(これまではマレーシアはクアラルンプール、インドネシアはジャカルタのみであった。また、日本は現在のところ対象ではない)。シンガポールには、昨年9月以来、30カ国とVTLを開始して以来、45万6,215人の旅行者が入国している。

証券会社のアナリストによると、シンガポールの市場は「3分の1がシンガポール人」、「3分の1が香港と(その他の)中国人」、そして残りがさまざまな海外からの顧客で構成されているという。

また、ラスベガス・サンズの投資家向けの広報担当上級副社長であるダニエル・ブリッグズ氏は、「当社は、中国本土の観光客・消費者がシンガポール市場に戻ってきた場合、年間25億ドル(約2,894億円)のEBITDAを達成できるとみている」と述べた。
シンガポールのワクチン・トラベル・レーンでマリーナベイ・サンズの事業回復を見込む

2022年3月7日(月)

【ラスベガス】第57回アカデミー・オブ・カントリー・ミュージックアワードが開催

Academy of Country Music Awards EVENT DETAILS
https://www.allegiantstadium.com/events/detail/academy-country-music-awards

3月7日、ラスベガスのアレジアント・スタジアムで第57回アカデミー・オブ・カントリー・ミュージック(ACM)アワードが、開催された。同アワードはプライムビデオでもストリーミング配信が行われた。

カントリー歌手であるドリー・パートンが司会を務め、アカデミー賞の最高位である年間最優秀エンターテイナー賞は、ミランダ・ランバートに授与された。

■WINNERS ANNOUNCED FOR THE 57TH ACADEMY OF COUNTRY MUSIC AWARDS
https://www.acmcountry.com/news/winners-announced-for-the-57th-academy-of-country-music-awards-


【ラスベガス】ガソリン価格の上昇はラスベガス観光に悪影響を及ぼす懸念も

Will rising gas prices hurt Las Vegas tourism? Analysts are split.
https://www.reviewjournal.com/business/tourism/will-rising-gas-prices-hurt-las-vegas-tourism-analysts-are-split-2541058/

現在、ウクライナ情勢を受けて世界中で高騰するガソリンの価格について、ネバダ州では4日、1ガロン(およそ3.8L)あたりのレギュラーガソリン価格が、同州の過去最高価格となる4.28ドル(約496円)を記録した。また、隣州のカリフォルニア州では全米で最も高い5.34ドル(約618円)に達した。

今後さらに高騰の見通しも伝えられていることから、観光客のほとんどが車や飛行機を利用して訪れる土地であるネバダ州南部の観光業界は、このガソリン価格の高騰が観光産業へ悪影響を及ぼすという懸念も含め、状況を注意深く見守っている。

アメリカ国内でも、春休み期間に向けた旅行への機運は昨年より高まっている中、今年は旅客機による運賃高騰が伝えられている。

■Gas prices have never been higher in Nevada
https://www.ktnv.com/news/gas-prices-have-never-been-higher-in-nevada

■Spring break travel comes at a high cost this year
https://www.oregonlive.com/travel/2022/03/spring-break-travel-comes-at-a-high-cost-this-year.html


【韓国】グランド・コリアの2月のカジノ売上は前月比30%減

Grand Korea’s Feb casino sales down 30pct m-o-m
https://www.ggrasia.com/grand-koreas-feb-casino-sales-down-30pct-m-o-m/

外国人専用カジノを運営するグランド・コリア・レジャー株式会社の2月のカジノ売上は、68.5億ウォン(約6.4億円)で、1月に比べ29.6%減少した。

同社は、文化体育観光部傘下の韓国観光公社の子会社で「セブンラック」ブランドで、首都ソウルに2つ、釜山に1つ、計3カジノを運営している。

韓国政府は昨年11月から国内の行動制限緩和策を実施したが、その後Covid-19が感染拡大している状況だ。3日に発表された新規感染者は19万8,803人で、死者は128人と過去最多となった。


2022年3月4日(金)

【マカオ】マカオ政府、ゲーミング・ライセンスを2022年12月31日まで延長へ

Macau govt to extend gaming licences to Dec 31, 2022
https://www.ggrasia.com/macau-govt-to-extend-gaming-licences-to-dec-31-2022/

マカオ政府のレイ・ワイノン経済財政長官は3日に行われた立法会の委員会記者会見で、同市のカジノ事業者6社のゲーミング・ライセンスについて、期限を約半年間延長し、2022年12月31日までとすることを発表した。現在の6つのカジノ・コンセッションとサブ・コンセッションは、今年6月26日に期限が切れることとなっていた。

立法会は現在、現行のゲーミング法を改正する法案を審議しており、マカオのゲーミング・ライセンスに関する新たな公募に先立って法案が承認されることになっている。レイ氏は、政府はすでにゲーミング事業者に対し延長を伝えており、関連書類を提出するように要請していると述べた。

GGRAの取材によると、マカオのカジノ運営会社6社は、政府がゲーミング・ライセンスを12月31日まで延長したことを歓迎していると伝えている。また、各社はこの延長を申請するために必要な書類をすでに準備していると答えた。

立法会は、4日にもマカオのゲーミング法改正案のうち、国家安全保障への危害に該当する条項を主要議題の1つとして扱うなど、議論を引き続き進めており、今年6月までにゲーミング法改正法案について最終読み上げを実施する予定だ。

■Macau ops ready to apply for 6-month licence extension
https://www.ggrasia.com/macau-ops-ready-to-apply-for-6-month-licence-extension/

■Macau govt details national security clause in gaming bill
https://www.ggrasia.com/macau-govt-details-national-security-clause-in-gaming-bill/