【海外版・2/16~2/22 IR記事まとめ】シルク・ドゥ・ソレイユのラスベガス新演目「マッド・アップル」発表、5月初演 (1/2)

JaIR編集部

 JaIRがお届けする海外版・IRニュースまとめでは1週間分の海外のIR関連記事をまとめ、毎週お届けしています(掲出日は現地時間)。今回は2022年2月16日(水)~2月22日(火)までのIR関連記事。出典サイトは記事の文末にまとめて記載していますが、各社のSNSも情報ソースとしています。なお、1ドル=114円、1マカオパタカ=14円換算です。

2022年2月22日(火)

【ラスベガス】特別なシルク・ドゥ・ソレイユ・ショー「マッド・アップル」この春ラスベガスで公演開始

'It's not just a Cirque show': Cirque du Soleil's 'Mad Apple' to debut in Las Vegas this spring
https://www.usatoday.com/story/travel/experience/las-vegas/2022/02/22/cirque-du-soleil-las-vegas-nyc-mad-apple/6887351001/

シルク・ドゥ・ソレイユは、この春、ラスベガスのニューヨーク・ニューヨーク・ホテル&カジノで公演を開始する「マッド・アップル」ショーの詳細を発表した。

会場となる劇場は、1,150席、5月26日に初演を行う予定だ。常設ショーは80分間公演で、通常チケットは59ドル(6,759円)からの販売となる。このショーにより、同社のストリップ地区での常設ショーの公演タイトル数は6つとなる。

ビッグ・アップルの愛称を持つニューヨークをテーマ・舞台とした「マッド・アップル」は、シルク・ドゥ・ソレイユが2019年に「ザ・イリュージョニスト(ブロードウェイでの公演と世界ツアーを行うイリュージョン・ショー)」公演で知られる、ザ・ワースク・エンターテインメント社(ロサンゼルス)を買収して以来、同制作チームの初めてのプロジェクトとなる。

このショーは、これまでのシルク・ドゥ・ソレイユのショーとは異なり、コメディアンのブラッド・ウィリアムズ氏が主演を務める。シルクらしいアクロバットに音楽、ダンス、コメディ、マジックの要素を盛り込んだ作品で、ニューヨークを讃えるテーマのショーであると伝えられている。
ラスベガスの新しいシルク・ドゥ・ソレイユ常設ショー「マッド・アップル」が発表された 公式サイトより
■Cirque du Soleil readies a new production show for New York-New York casino
https://lasvegassun.com/news/2022/feb/22/cirque-du-soleil-new-show-mad-apple-new-york/

■Cirque du Soleil
https://www.cirquedusoleil.com/press/news/2022/cds-new-show-mad-apple


【マカオ】マカオのカジノ、マカオ非居住労働者は2019年比で33%減に

Non-res staff in Macau casino biz down 33pct vs 2019
https://www.ggrasia.com/non-res-staff-in-macau-casino-biz-down-32-pct-vs-2019/

マカオ労働局によると、2021年12月末時点でマカオの「市内のカジノ運営会社6社とその子会社」、および「カジノ関連施設のホテル」のいずれかで雇用されている非マカオ居住者(多くは出稼ぎの労働者)は2万3,676人となった。Covid-19パンデミック以前の2019年と比較すると、1万1,434人、32.6%減少している。

マカオ政府がこれまで維持してきた政策により、非居住者はカジノ・ディーラーになることができない。カジノ・リゾート部門で雇用されるマカオ非居住者の多くは、警備、ホテルのハウスキーピング、レストランサービス、清掃業務などの職務に就いている。

同局は、資料の中で、ゲーミング事業者が雇用する非居住者数が減少しても必ずしも地元住民の雇用数が増加しているわけではないと指摘し、地元住民を優先して雇用機会を与える市の方針を強調した。


【マカオ】1月のマカオ訪問者数 前月比15%減

Macau visitor tally for January down 15pct m-o-m
https://www.ggrasia.com/macau-visitor-tally-for-january-down-15pct-m-o-m/

マカオ統計国勢調査局の発表によると、1月のマカオの訪問者数は前月比15.4%減となる、69万4,430人で、前年同月比では24.7%増となった。

マカオ市では1月にCovid-19パンデミックに対応して珠海とマカオの間の国境管理規制が強化がされたことが影響しており、前月比減となったことが説明されている。また、例年、旧正月が2月にある場合には、マカオの観光やカジノに対する1月の需要は長期休暇を控えて低くなる傾向がある。

内訳としては、中国本土からの訪問者数は前年比29.4%増の64万2,016人で、このうち16万7,771人が代表的なビザである個人訪問スキーム(IVS)を利用した。香港経由の訪問者数は4万4,380人、台湾経由の訪問者数は7,896人だった。
1月のマカオ訪問者数は、中国からの旅行者が90%以上を占めた

【マカオ】マカオ規制当局とジャンケット協会代表、ゲーミング法案について会談を実施

Macau regulator, junket trade reps meet on gaming bill
https://www.ggrasia.com/macau-regulator-junket-trade-reps-meet-on-gaming-bill/

マカオの規制当局であるゲーミング検査調整局(DICJ)は、マカオのゲーミング法改正法案に関して同市のゲーミング・エンターテイメント・プロモーター(ジャンケットを指す)協会、代表であるクォック・チー・チャング氏の出席のもと会談を行った。

会議では、DICJが改正法案についてジャンケットからフィードバックを受け取り、提案された特定の条項の実施に関する確認、質問も行われたという。クォック氏によると、DICJは意見に対して留意を示したが、法案変更の可能性については言及しなかったと伝えられている。

同法案は現在、マカオ政府の立法議会で審議されている。改正法案の提案によると、マカオの各ジャンケットは今後、ジャンケット1事業者に対しマカオのカジノ・ゲーミング権保有業者1社との取引しか認められない。さらに、ジャンケットがカジノ企業と直接契約し、独自に運営することが禁止される。カジノ収益を、どんな形であれ、どんな契約であれ、取引を行うゲーミング権保有者(オペレータなど)と共有することも禁じられる、と法案には書かれている。

2014年以前のVIPゲーミング・ビジネスのピーク時のマカオには、200事業者以上のライセンスを持つVIPゲーミング・プロモーター(ジャンケット)が存在していた。しかし、2014年以降、その数は年々減少しており、公式データによる今年1月時点では46事業者となっている。


2022年2月21日(月)

【アメリカ】ニューヨーク州、スーパーボウル実施週の取扱高を報告 4億7,200万ドル、市場開設以来2位を記録

New York posts $472M in wagers over Super Bowl week, second-best period since market launch
https://www.yogonet.com/international/news/2022/02/21/61478-new-york-posts--472m-in-wagers-over-super-bowl-week--secondbest-period-since-market-launch

ニューヨーク州ゲーミング委員会は、スーパーボウルが開催された2月13日を含む週のスポーツ・ベッティング取扱高および1月からの累計収益を報告した。週次報告によるものであり、イベント当日に特化した数字はまだ提出されていない。

取扱高は4億7,210万ドル(約540億円)で、同州が1月8日に市場を合法化して以来、2番目に高い記録となった。現在までのモバイル・スポーツ・ベッティングの取扱高累計は25億ドル(約2,866億円)に達し、GGR は1億5,390万ドル(176億円)となった。

今回の報告による、モバイル・スポーツ・ベッティング事業者の比較ではファンデュエル社が、1億7,540万ドル(約201億円)、ドラフトキングス社が1億2,150万ドル(約139億円)、シーザーズが1億720万ドル(約122億円)の取扱高で上位3社となった。BetMGMは4,330万ドル(約49億円)でWynnBETは110万ドル(約1.2億円)の取り扱いとなった。

なお、これまでに、ネバダ州、ニュージャージー州などを含む12州が今年のスーパーボウルに関する取扱高を報告しており、5億538万ドル(約578億円)の取扱高と、収益は4,560万ドル(約52億円)となっている。ニューヨーク州の数字などが合算された最終的な全米の集計、報告書は4月以降公開となる見込みだ。

■Super Bowl Betting Recap: How Much Was Wagered On LVI?
https://www.legalsportsreport.com/64652/super-bowl-lvi-betting-recap-how-much-was-wagered/


【マカオ】マカオ警察と規制当局 マカオのカジノ施設内VIP業務を抜き打ち調査

Macau police, regulator check in-house VIP ops at casinos
https://www.ggrasia.com/macau-police-regulator-check-in-house-vip-ops-at-casinos/

2月16日から17日にマカオ警察と、規制当局であるゲーミング検査調整局(DICJ)による抜き打ちでマカオカジノ施設の訪問調査が行われた。

訪問したカジノの経営(オペレータの名前は挙げられていない)に関して「違法行為」は観察されなかったと伝えられた。また、警察によると、今回の合同捜査ではゲスト調査も実施され、合計117人のうち不正な両替に関する容疑者と、ビザのオーバーステイ対象となる数名が洗い出されたという。

マカオ警察とマカオ規制当局は、マカオ半島とコタイでの「取り組みを強化する」ことを伝えている。