現職破れた長崎知事選 初当選の大石賢吾氏もIR推進派

JaIR編集部

 2月20日に投票・開票された長崎県知事選は、日本維新の会が推薦する無所属新人の大石賢吾氏が、現職の中村法道氏を破り、初当選を決めた。世代交代を訴えた大石氏は、わずか541票差で競り勝ち、現役では全国最年少の知事となった。投票率は47.83%。

 4期目を目指した中村氏は、地域経済の起爆剤としてハウステンボスへのIR誘致を積極的に推進してきたが、今回当選した大石氏も誘致推進を掲げている。
 NHKが選挙前に実施した候補者アンケートでは、「佐世保・県北地域の経済活性化のため、カジノを含む統合型リゾート(IR)は必要と考えます。今回推薦を得ている自民党長崎県連の本部・与党自民党や日本維新の会など国ともしっかりと連携を強化し、IRの県内誘致を確実に実現いたします。またIRに加えて、佐世保・県北地域の都市構想やにぎわい施策を立案いたします。」と賛成のコメントを寄せている。また、カジノ・オーストラリアが目指す「長崎IRに最先端医療施設を」 という計画に関しても、元医師で厚労省の元技官という経歴を活かせるのではないかという期待もある。なお、新人の宮沢由彦候補はIRの誘致について「見直す」と主張したが、及ばなかった。

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