【海外版・1/26~2/1 IR記事まとめ】2021年ネバダ州ゲーミング収益は史上最高の134億ドルを記録 (2/2)

JaIR編集部


2022年1月27日(木)

【ラスベガス】エリア15の新アトラクション「LIFTOFF」が登場 2月3日より

This February, AREA15 adds LIFTOFF as its newest attraction
https://www.inparkmagazine.com/area15-liftoff/

ラスベガスの没入型アート、イベント、エンターテインメント施設であるエリア15に、2月3日、パノラマ・スカイライン体験アトラクション「LIFTOFF(リフトオフ)」がオープンする。

この新アトラクションは、搭乗時間7分間で高さ約130フィート(39メートル)の頂上まで上昇し、ラスベガスのスカイラインと山々の景色を楽しめる、オープンエアーの乗り物となる。


【アメリカ】サンズ、2021年に9億6,100万ドル純損失を計上、ラスベガス以外のアメリカ地域とUAEを投資視野に

Sands sees $961M net loss in 2021 amid travel restrictions ; eyes non-Vegas US opportunities and UAE
https://www.yogonet.com/international/news/2022/01/27/61131-sands-sees--961m-net-loss-in-2021-amid-travel-restrictions-eyes-nonvegas-us-opportunities-and-uae

ラスベガス・サンズは、2021年第4四半期決算を報告した。純収益は10億1000万ドル(約1,158億円)で、前年同期比0.7%減となった。同社に帰属するグループ全体の純損失は9億6,100万ドル(約1,102億円)で、2020年の16.9億ドル(約1,938億円)の純損失から縮小した。

パンデミックに関連した旅行制限や観光客の減少が、引き続き影響を与えたとし、マカオとシンガポールの統合型リゾートの強化および拡張するための投資を行うと総括した。

同社は、2021年3月に報じられた、ラスベガスの不動産事業(ザ・ベネチアン、パラッツォ、ザ・ベネチアン・エキスポ)の総額約62億5000万ドル(約7,169億円)となる売却について、時期を公表し「2022年の第1四半期に」完了する見込みであるとしている。

ラスベガス・レビュー・ジャーナル紙によると同社は記者会見で、アメリカ国内においてはニューヨーク、フロリダ、テキサスに焦点をおくことと、新しくアラブ首長国連邦(UAE)での投資を注視していくことにも言及したという。

■Las Vegas Sands Reports Fourth Quarter 2021 Results
https://investor.sands.com/news/news-details/2022/Las-Vegas-Sands-Reports-Fourth-Quarter-2021-Results/default.aspx


【シンガポール】ラスベガス・サンズ、シンガポール施設拡張に10億ドルを見込む

LVS invests US$1bln in Singapore rooms, retimes expansion
https://www.ggrasia.com/lvs-invests-us1bln-in-singapore-rooms-retimes-expansion/

ラスベガス・サンズCEOのロバート・ゴールドスタイン氏は第4四半期報告の中で、シンガポールのマリーナベイ・サンズにおける拡張・改装プロジェクトを発表した。現在、着手しており、投資額は10億ドル(約1,147億円)規模になる。2022年から2023年にかけてリゾートに新しいスイートルームを導入する予定で、プレミアム顧客への訴求力を大幅に強化する。

この拡張は2019年にラスベガス・サンズがシンガポールでのゲーミング・ライセンスを2030年まで延長した際に、政府に約束した、所有施設の拡張に45億SGD(33億ドル、約3,827億円)を投資するという公約とは別の投資であることが明らかにされている。この拡張工事の完了時期は2025年から2026年とされる。

マリーナベイ・サンズはプレミアム顧客に向けた施設の改装プロジェクトを発表

【マカオ】マカオ規制当局、29件ジャンケット・ライセンス要請を現在検討中

Macau regulator still weighing 29 junket licence requests
https://www.ggrasia.com/macau-regulator-still-weighing-29-junket-licence-requests/

マカオ市のゲーミング検査調整局(DICJ)は、ジャンケットと呼ばれるゲーミング・プロモーターの29件のライセンスについて、申請書を査定中であることを発表した。今年、合計75件のジャンケットから申請を受け評価している。最近の取り決めにより、この申請には、市内の6つのカジノ事業者のいずれかの推薦状を添付する必要があるという。

2022年1月現在、マカオではライセンス供与されたジャンケット数は合計46件(法人または個人を含む)で、2021年1月の85社から減少している。マカオ市場において9年連続で減少となっている。

■Macau junket tally nearly halved to 46 vs Jan 2021: govt
https://www.ggrasia.com/macau-junket-tally-nearly-halved-to-46-from-jan-2021-govt/


2022年1月26日(水)

【ラスベガス】ラスベガスのハリー・リード国際空港(旧マッカラン国際空港)、2021年に約4,000万人の乗客数

Las Vegas’ Reid airport served nearly 40M passengers in 2021
https://www.reviewjournal.com/business/tourism/las-vegas-reid-airport-served-nearly-40m-passengers-in-2021-2519224/

2021年9月に名称変更を行ったラスベガスのハリー・リード国際空港(旧マッカラン国際空港)の発表によると、2021年の乗客数は約4,000万人で、2020年の利用者数から1,700万人以上の増加となった。

クラーク郡、航空局長のローズマリー・ヴァシリアディス氏は「2021年は、スタジアムコンサートから注目度の高いスポーツイベントまで、ラスベガスが最高のエンターテインメントの場所として地位を固めるにつれて、ラスベガスの街とコミュニティが期待する、すべてのことを総ざらいするような年でした」と評価しつつ、「堅調な海外旅行は依然として空港の回復にとって最大要素である」とコメントした。
いまだ国内需要中心ではあるものの、ラスベガスの空港乗客数は2020年と比較して倍増した
■Las Vegas' Reid airport sees nearly 40M passengers in 2021
https://www.fox5vegas.com/coronavirus/las-vegas-harry-reid-airport-sees-nearly-40m-passengers-in-2021/article_d2e111c4-7edb-11ec-9dbf-838827fd4e8c.html


【ラスベガス】シーザーズのカジノ施設バリーズ・ラスベガスは「ホースシュー」ブランドに WSOP 2022も開催

Bally's Las Vegas to transform into Horseshoe; Caesars venue to host WSOP 2022
https://www.yogonet.com/international/news/2022/01/26/61123-bally-39s-las-vegas-to-transform-into-horseshoe-caesars-venue-to-host-wsop-2022

シーザーズ・エンターテインメントはラスベガス中心地(シーザーズ・パレスの向かい、パリス・ラスベガスの隣に位置する)バリーズ・ラスベガスのリブランド改装において「ホースシュー・カジノ」ブランドを復活させると発表した。

同カジノは1951年以降のラスベガスにおいて伝説のカジノと評され、1970年にはワールド・シリーズ・オブ・ポーカー(WSOP)を初めて開催したカジノでもある。

シーザーズ・エンターテインメントは、この改修工事を2022年春に開始しWSOPを夏に開催する予定だ。WSOPがストリップ中心地区で開催されるのは初めてとなる。また、カジノ全体の完成は2022年末と広報された。

同社のショーン・マクバーニー氏は「2022年は、ラスベガスにおけるシーザーズ・エンターテインメント帝国の新しい時代の始まりで、ホースシュー・カジノの復活によってその幕が切って落とされる」と伝えている。現在、シーザーズ・エンターテインメントは同社のラスベガス・リゾート一体を改装中で、今回発表された「ホースシュー・カジノ」改修に数百万ドル(数億円)投資するほか、シーザーズ・パレスの新エントランス、リゾート施設全体のゲーミング機器、新しいエンターテインメントやレストランなどの開発も行っていく予定だ。


【アメリカ】ウィン・リゾーツ社、UAEで数十億ドル(数千億円)規模のリゾート提携

Wynn Resorts partnering on multibillion-dollar resort in UAE
https://www.reviewjournal.com/business/casinos-gaming/wynn-resorts-partnering-on-multibillion-dollar-resort-in-uae-2518564/

カジノ運営会社のウィン・リゾーツは、アラブ首長国連邦(UAE)の首長国の一つであるラアス・アル=ハイマに高級リゾートを建設する契約を締結した。同地のアル・マルジャン島に「ゲーミングエリア」付きの豪華なホテルを建設する計画と見られている。

同社の広報は「計画中のデスティネーションは、1000室以上の豪華客室、世界クラスのショッピング、最先端の会議・コンベンション施設、高級スパ、10以上のレストランとラウンジ、幅広いエンターテインメント、ゲーミングエリア、その他のアメニティーを特徴とする」と述べている。

イスラム教の湾岸諸国では、ギャンブル、ベッティングに関するゲーミングは禁止されていることから、この取引のニュースの背景には、UAE政府が法律を変える準備をしているのではないかとも言われている。ウィン・リゾーツ社の広報も「ゲームエリア」に関してこれ以上コメントすることを避けており「地元の規制当局が答えるのが最善である」と言及した。

■Wynn Resorts wants to bring 'gaming' to the UAE
https://edition.cnn.com/2022/01/26/business/wynn-resorts-uae-gaming/index.html


【マカオ】マカオ‐蛇口港(中国の広東省深セン市)を結ぶフェリー再開

Macau-Shekou ferry services restart today
https://www.ggrasia.com/macau-shekou-ferry-services-restart-today/

マカオと中国本土の広東省深セン市の蛇口港を結ぶフェリーの運航が、1月24日に再開された。このフェリーは、1月9日に深センで新たなCovid-19事例があったため、感染防止対策の一環として停止されていた。


<出典サイト>
Las Vegas Review-Journal
https://www.reviewjournal.com/

GGRAsia
https://www.ggrasia.com/

yogonet
https://www.yogonet.com/

MACAU DAILY TIMES
https://macaudailytimes.com.mo/

KSNV - News 3 Las Vegas
https://news3lv.com/

FOX5 Vegas
https://www.fox5vegas.com/

inpark MAGAZINE
https://www.inparkmagazine.com/