【海外版・1/19~1/25 IR記事まとめ】リゾート・ワールド・ラスベガス 巨大LED壁面での映像ショー「GLOW」開始 (1/2)

JaIR編集部

 JaIRがお届けする海外版・IRニュースまとめでは1週間分の海外のIR関連記事をまとめ、毎週お届けしています(掲出日は現地時間)。今回は2022年1月19日(水)~1月25日(火)までのIR関連記事。出典サイトは記事の文末にまとめて記載していますが、各社のSNSも情報ソースとしています。なお、1ドル=113円、1マカオパタカ=14円換算です。


2022年1月25日(火)

【マカオ】新しいゲーミング・ライセンスは2023年マカオのGDP成長へつながる:国際通貨基金

ECONOMY MACAU TO FULLY RECOVER ONLY IN 2025: IMF
https://macaudailytimes.com.mo/economy-macau-to-fully-recover-only-in-2025-imf.html

国際通貨基金(IMF)は文書を発表し、先週行われたIMF職員とマカオ政府関係者の議論を踏まえて、マカオ経済は2021年に「ゲーミング部門の回復に助けられ」17%成長を遂げたと推測しており、今後、数年間は拡大を続けるという見通しを公表した。同時に、「経済が(パンデミックによる)危機以前の水準に戻るには時間がかかるだろう」と追記している。

マカオの国内総生産(GDP)は2022年に15%成長すると予測されており、「外国人観光客の緩やかな帰還と内需の回復が原動力」になるとIMFは言及した。さらに、「新たなゲーミング・コンセッションの発行、広東・香港・マカオ・グレーターベイエリアとの統合に関連した投資が増えることから、成長率は2023年に23%に加速し、その後、中期的には3.5%前後の長期的なポテンシャルに徐々に収縮すると予測される」と述べている。

■New gaming licences to boost Macau GDP in 2023: IMF
https://www.ggrasia.com/new-gaming-licences-to-boost-macau-gdp-in-2023-imf/


【マカオ】第4四半期 ゲーミング・サービス・インデックス(顧客満足度調査)結果は横ばい

Macau Gaming Service Index flat in 4Q, dealers less patient
https://www.ggrasia.com/macau-gaming-service-index-flat-in-4q-dealers-less-patient/

マカオが毎年行っているカジノ・リゾートスタッフ(主にディーラー)に対する覆面調査「ゲーミング・サービス・インデックス(顧客満足度調査)」によると、2021年第4四半期の総合指数は2020年同期と同じ水準となった。いわゆる「ミステリーショッパー」によって行われるこの覆面調査は、2021年には11月下旬と12月の2回実施された報告をまとめたものである。

スタッフのサービスへの態度に対する「寛容(tolerance)」指数は、2013年の調査開始以来、過去最低を記録していることが分かった。この指数は耐久力を示す。他の評価には「積極性」「笑顔」などの項目があり、現状カジノスタッフらがマスク着用を義務付けられていることを踏まえても評価が難しい事項を含んでいる。


2022年1月24日(月)

【アメリカ】ニューヨーク、スポーツ・ベッティング開始9日間で合計6億300万ドルの取引とGGR4,820万ドルを報告、ニュージャージー州に匹敵する記録に

New York reports $603M handle, $48.2M GGR in first 9 days; record-setting daily betting volumes rivaling NJ
https://www.yogonet.com/international/news/2022/01/24/61065-new-york-reports--603m-handle---482m-ggr-in-first-9-days-recordsetting-daily-betting-volumes-rivaling-nj

ニューヨーク州のゲーミング委員会が発表した数字によると1月8日にニューヨークで始まったモバイル・スポーツ・ベッティング取引高の合算は1月16日まで(ローンチ後9日間)に、合計6億300万ドル(約686億円)となった。

モバイル・ベッティング・オペレーターらのゲーム総収入は、4,820万ドル(約54億円)で、このうちニューヨークの51%の税率で2,500万ドル(約28億円)以上の税金が州に支払われる。

委員会は今後も毎週の結果を公開するとしている。今回の数字には1月17日にサービスを開始したBetMGM、まもなく稼働する予定のWynnBET 、Bally Bet、PointsBet、Resorts World Betは含まれていない。


【香港・マレーシア】リム・コック・タイ氏、ゲンティン香港の会長兼CEOを辞任

Lim Kok Thay resigns as chairman, CEO of Genting HK
https://www.ggrasia.com/lim-kok-thay-resigns-as-chairman-ceo-of-genting-hk/

クルーズ船(カジノ・クルーズ船)運航会社でオペレーターのゲンティン香港の会長兼最高経営責任者であるリム・コック・タイ氏が、1月21日に辞任した。今後、同社の取締役及び委員会メンバーからも離れるという。同氏は親会社であるゲンティン・グループの現会長で、同グループの創始者一族である。

今月18日、同社は法人登記するバミューダ諸島の最高裁に会社清算の申し立てを行う方針を示し、香港取引所への届け出を行った。今後、ゲンティン香港は(暫定の)清算人選任の申立てを行い、同社の債務を再構築し「継続企業として存続」できるようにすると伝えている。

また、同社が間接的に所有するドイツの造船子会社も今月、ドイツ裁判所に破産を申請していた。同社は「グループの特定の資金調達の取り決めの下で、クロスデフォルト(一つの債務が債務不履行、デフォルトとなった場合、他の債務もデフォルトとみなされること)が発生する」と述べていた。元本総額は27.7億ドル(約3,154億円)以上と言及されている。

Covid-19パンデミックで旅行需要が激減したことによる、クルーズ船運航停止の影響は大きく、現在も同社が米国地域でサービスを提供するクリスタル・クルーズやリバー・クルーズは、4月~5月までの運航停止を発表している。

■Cruise Operator Genting Hong Kong Files to Wind Up Company
https://www.bloomberg.com/news/articles/2022-01-18/genting-hong-kong-may-file-for-liquidation-as-funding-dries-up


【マカオ】マカオゲーミング法案、マカオ立法議会で第1回目の採決を実施

First-reading vote today on Macau gaming bill
https://www.ggrasia.com/first-reading-vote-today-on-macau-gaming-bill/

マカオ立法議会は1月24日に行われる本会議においてゲーミング法改正案の正式な第一読会討論と採決(第1回目)を実施する。

この法案は、24日の本会議における投票の後に小委員会に送られる。小委員会はさらに検討を重ね、場合によっては修正を行い、最終的に2回目の本会議で採決を行うことになる。

チョン・ウェン・チョン行政・法務長官は、現在6カジノのゲーミング権期限とされる今年6月26日までに、すべてのプロセスが終了しない可能性があることも示唆した。その場合には、マカオ政府は現行のゲーミング法で認められているように、既存のコンセッションの延長を検討することになる。法案では、現行の20年ではなく、10年(状況によっては3年の延長も可能)で、改めて最大6つのコンセッションが許可される。

■First-reading vote on Macau gaming bill on Jan 24
https://www.ggrasia.com/macau-gaming-bill-first-reading-legislative-assembly-jan-24/

■Macau legislators nod first reading of gaming bill
https://www.ggrasia.com/macau-legislators-nod-first-reading-of-gaming-bill/

マカオではゲーミング法改正案の草案を発表後、段階的な議論が進んでいる

【マカオ】ローカルツアー・スキーム(ステイケーション)を8月まで延長

LOCAL TOURS SCHEME EXTENDED TO AUGUST
https://macaudailytimes.com.mo/local-tours-scheme-extended-to-august.html

マカオ政府観光局(MGTO)は、マカオ市内での自国民による観光促進施策である「泊まって、食べて、マカオを観る(Stay, Dine and See Macao)」キャンペーンを8月末まで延長することを発表した。昨年利用した人も再び参加可能で、一定の条件を満たすと政府からの補助金が支給される。


2022年1月21日(金)

【マカオ】マカオ、14日間の海外からの渡航禁止 24日に終了予定

Macau to end on Monday 14-day ban on flights from overseas
https://www.ggrasia.com/macau-to-end-on-monday-14-day-ban-on-flights-from-overseas/

マカオ市の新型コロナウイルス対策センターの発表によると、国外からマカオへの航空便について14日間渡航禁止としていた規制を、1月24日に終了するという。航空便による渡航禁止期間を延長するかどうか、現在検討中であると述べた。

この規制措置は1月9日に導入され、14日間を実行期間とすることが発表されていた。