【海外版・12/15~12/21 IR記事まとめ】ウィン・マカオがジャンケット提携を年内解消へ カジノVIPルーム閉鎖続報 (2/2)

JaIR編集部


2021年12月17日(金)

【アメリカ】マサチューセッツ州のカジノは ギャンブル依存症対策取り組みで収益減少

Massachusetts casino revenue down to $88M in Nov. amid voluntary self-exclusion milestone
https://www.yogonet.com/international/news/2021/12/17/60669-massachusetts-casino-revenue-down-to--88m-in-nov-amid-voluntary-selfexclusion-milestone

マサチューセッツ州のゲーミング委員会が報告した数字によると、11月の総ゲーミング収入は10月と比較して約800万ドル(約9億円)減少となった。同州3軒のカジノ(MGMスプリングフィールド、ウィン・アンコール・ボストンハーバー、プレインリッジ・パークカジノ)の合計GGRは前月の9,600万ドル(約109億円)から8,800万ドル(約100億円)に減少している。この結果については州で行っている「VOLUNTARY SELF-EXCLUSION(ギャンブル依存症対策)」プログラムの成果(マイルストーンの一つ)であると説明されている。

MGMスプリングフィールドのみ、10月より30万ドル(約3,423万円)多く、11月は約2,170万ドル(約24億円)のゲーミング収入を記録している。

11月の減少報告が目立ったものの、パンデミック前の2019年から比較すると、依然として増加した結果となった。


【アメリカ】シカゴ市IR、3社による5カジノの入札内容公開、市長は財政的な実現可能性を評価

Bally's, Hard Rock, Rush Street pitch 5 Chicago casino bids to public; Mayor weighs financial viability
https://www.yogonet.com/international/news/2021/12/17/60666-bally-39s--hard-rock--rush-street-pitch-5-chicago-casino-bids-to-public-mayor-weighs-financial-viability

先日、シカゴ市へ提出されたバリーズ、ハードロック、ラッシュ・ストリートの3社による5件の入札について、カジノ提案内容が一般公開された。シカゴ市長はこれらの財政的実行可能性を評価するとコメントを行った。2022年上半期で1社を選出し、2025年の開業を目指す。

なお、シカゴ市は今週、スポーツ・ベッティングを導入することも承認している。スポーツ・ベッティングの総収入に対する2%の市税は、シカゴでのスポーツ・ベッティングからの推定年間収入2,500万ドル(約28億円)に基づいて、年間40万ドル(約4,564万円)から50万ドル(約5,705万円)を生み出すと予想される。

■Chicago City Council lifts ban on sports betting, paves the way for in-stadium sportsbooks
https://www.yogonet.com/international/news/2021/12/16/60647-chicago-city-council-lifts-ban-on-sports-betting--paves-the-way-for-instadium-sportsbooks


【タイ】タイ国会臨時委員会、カジノを検討する小委員会を設置

Thai National Assembly casino committee sets sub-groups
https://www.ggrasia.com/thai-national-assembly-casino-committee-sets-sub-groups/

タイのメディアであるバンコクポスト紙の報道によると、タイにおけるカジノ合法化を検討するタイ国会臨時委員会は、5つの小委員会を設置して、法的事項およびゲーミング税と収益の徴収に焦点を当てた検討や、タイにカジノリゾートを開設するための候補地や開設条件などを議論する予定だ。「臨時委員会」は、90日以内に検討議論を完了すると予想されている。

GGRAsiaの取材によると、カジノコンサルタントらは、タイがカジノを合法化する場合、首都バンコクが最適な場所となるだろうと予測している。


【韓国】カンウォンランド、Covid-19感染者急増で営業時間制限へ

Kangwon Land to restrict op hours as Covid-19 cases spike
https://www.ggrasia.com/kangwon-land-to-restrict-op-hours-as-covid-19-cases-spike/

韓国で唯一自国民にカジノを提供する江原(カンウォン)ランドは、Covid-19対策として、営業時間を12月18日から1月2日まで短縮し、午前10時から午後10時まで営業となる。

韓国は16日に新たに7,435件のCovid-19感染例が報告されており、重篤者数が全国的に増加している状況だ。政府当局は18日より厳しいソーシャルディスタンシングによる感染予防のための規則を復活させることを決めている。


2021年12月16日(木)

【ラスベガス】ネバダ大学ラスベガス校とエンテイン社、ゲーミングの法律と規制に関するオンライン研修プログラムを開始

UNLV and Entain launch new executive online training program in gaming law and regulation
https://www.yogonet.com/international/news/2021/12/16/60657-unlv-and-entain-launch-new-executive-online-training-program-in-gaming-law-and-regulation

2022年1月10日に、ネバダ大学ラスベガス校(UNLV)は、世界的なゲーミング運営会社であるエンテイン社と提携し、同校のロースクールでゲーミング法および規制に関する新しいオンライン研修プログラムを開始する。プログラムは、3カ月で修了できる構成で、ゲーミング業界で働くオペレーター、サプライヤー、ゲーミング規制当局、弁護士以外を対象とする。

プログラム内容は以下の通りで、ゲーミング法および規制入門、リゾートホテルカジノ法、インディアン(部族)・ゲーミング法入門、ゲーミング法におけるプレイヤーのアカウンタビリティ(説明責任)と企業の社会的責任、このほか、「ゲーミング法規制の公共政策と比較研究」、「スポーツ・ベッティングの法的・運営環境」などのコースも開発中である。

■UNLV
https://register.edoutreach.unlv.edu/wconnect/ShowSchedule.awp?&Mode=GROUP&Group=RG.LAW&Title=William+S+Boyd+School+of+Law+Executive+Education&SubGroup=RG.


【マカオ】メルコ、ダンシング・ウォーター・ショーのスタッフを解雇

Melco lets go remaining Dancing Water staff: report
https://www.ggrasia.com/melco-lets-go-remaining-dancing-water-staff-report/

マカオのカジノ運営会社メルコリゾーツ&エンターテインメントは、同社のカジノリゾートであるシティ・オブ・ドリームスの常設ショーについて、50職種の削減を行うことを発表した。

2010年に初演されて以来、同社によると観客動員数は600万人を超える大規模なステージ・ショーである「ハウス・オブ・ダンシング・ウォーター」は、2020年6月から休演している。当初は2021年1月に再開予定であったが、同社は2020年11月に「今後数カ月間」は休演が続くと訂正しており、137人のスタッフがショーを去ることを伝えていた。


2021年12月15日(水)

【ラスベガス】ラスベガスでのスーパーボウル開催による利益は5億ドル(約570億円)と推定

Payoff from Las Vegas Super Bowl estimated at $500M
https://www.reviewjournal.com/sports/football/super-bowl/payoff-from-las-vegas-super-bowl-estimated-at-500m-2497093/

ネバダ州知事のシソラック氏は、2024年のスーパーボウル(アメリカンフットボール・NFLの優勝決定戦で、アメリカ最大規模のスポーツイベント)試合開催地としてアレジアント・スタジアムを発表した。同氏は毎年開催される米国最大のスポーツイベント招致を獲得したことで「ラスベガスは一気にスポーツ都市としての地位を確立した」とコメントしている。

ラスベガス観光局(LVCVA)は、2024年のNFLスーパーボウルのラスベガス開催に、郡と市で合わせて6000万ドル(約68億円)の費用がかかると見積もった。また、経済調査会社である、Applied Analysis社によると、この投資は南ネバダに大きな経済波及効果をもたらすと見込んでおり、10億ドル(約1,141億円)以上の収入と、利益はおおよそ5億ドル(約570億円)になると試算する。観客数は50万人を超えると予測され、これはラスベガスでの過去最大規模のイベントとなる。
 
ラスベガスはアメリカでスポーツ都市としての地位を確立する勢いだ
■Las Vegas Super Bowl Expected to Deliver Southern Nevada $500M Economic Impact
https://www.casino.org/news/las-vegas-super-bowl-expected-to-deliver-500m-economic-impact/


【マカオ】マカオのゲーミング税、11月までに2021年予算の3分の2を回復

Macau gaming tax rev at two thirds of 2021 forecast by Nov
https://www.ggrasia.com/macau-gaming-tax-rev-at-two-thirds-of-2021-forecast-by-nov/

マカオ政府は2021年の1月1日から11月30日の間のゲーミング税として312億8000万マカオパタカ(約4,443億円)近くの財政収入を集め、前年比で15.1%増加したことを発表した。当初の予算には及ばなかった。

政府は年次予算で、2021年にゲーミング産業から500億1,000万マカオパタカ(約7,103億円)のゲーミング税を徴収すると予想していた。財務局の最新データによると、11月30日までの暦年で、達成率は62.5%となった。11月にマカオ政府は、ゲーミング産業からの税収不足を補うため、修正予算案として財政準備金から63億4,000万マカオパタカ(約900億円)を拠出することが発表されていた。


<出典サイト>
Las Vegas Review-Journal
https://www.reviewjournal.com/

GGRAsia
https://www.ggrasia.com/

yogonet
https://www.yogonet.com/

8newsnow Las Vegas
https://www.8newsnow.com/