【海外版・12/8~12/14 IR記事まとめ】MGMリゾーツ、ラスベガス施設「ザ・ミラージュ」をハードロックへ売却 (1/2)

JaIR編集部

 JaIRがお届けする海外版・IRニュースまとめでは1週間分の海外のIR関連記事をまとめ、毎週お届けしています(掲出日は現地時間)。今回は12月8日(水)~12月14日(火)までのIR関連記事。出典サイトは記事の文末にまとめて記載していますが、各社のSNSも情報ソースとしています。なお、1ドル=113円、1マカオパタカ=14円換算です。


2021年12月14日(火)

【ラスベガス】MGMリゾーツ、ハードロックにザ・ミラージュ・ラスベガス事業を10億ドルで売却

MGM Resorts International selling Mirage operations for over $1B
https://www.reviewjournal.com/business/casinos-gaming/mgm-resorts-international-selling-mirage-operations-for-over-1b-2496182/

MGMリゾーツは、ラスベガスの「ザ・ミラージュ・ホテル&カジノ」の運営をハードロック社に10億7500万ドル(約1,222億円)で売却することで合意した。同施設はラスベガス・ストリップ地区の中心地に位置する。

この契約は、規制当局の承認などを経て2022年後半に完了する予定で、同施設のブランド変更計画を確定するまでの最長3年間はMGMリゾーツ社の「ザ・ミラージュ」の名称、ブランドを保持し、ハードロック社にロイヤリティなしでライセンス供与する。

MGMリゾーツのCEO兼社長であるビル・ホーンバックル氏は「この取引は、同社にとっても、ラスベガスにとっても重要な指標となるものです。1989年にミラージュをオープンしたチームの一員として、私はミラージュがいかに特別な場所であるか、そしてハードロック社が、いかに素晴らしい機会を与えてくれるか身をもって知っています。30年以上にわたって、世界クラスのゲーミングとエンターテインメントをお客様に提供してきたミラージュの従業員全員に感謝したい」と語った。

ハードロック・インターナショナルの会長であるジム・アレン氏は「ハードロック・ラスベガスは、完成すれば、ストリップ地区中心の約80エーカー(32万平方メートル)に及ぶエリアに世界中からビジネス利用者(ミーティング、コンベンション)、観光客、カジノ客を迎え入れる完全統合型リゾートになります」とコメントを寄せた。

ザ・ミラージュは1989年に開業し、その後2000年にMGMリゾーツが取得した。ラスベガス・ストリップの中心に位置するこの施設に、ハードロック社は、ギターの形をした象徴的なホテルの建設を計画するという。
ザ・ミラージュは2022年後半にハードロック・ラスベガスへ
■Hard Rock to buy The Mirage Las Vegas operations from MGM Resorts for $1B
https://www.yogonet.com/international/news/2021/12/13/60597-hard-rock-to-buy-the-mirage-las-vegas-operations-from-mgm-resorts-for--1b


【マカオ】マカオのゲーミング産業の健全な発展が焦点に 財務長官談

Healthy development focus for Macau gaming: Secretary
https://www.ggrasia.com/healthy-development-focus-for-macau-gaming-secretary/

マカオの経済・財務長官であるレイ・ワイノン氏は、記者団に対し、「我々は現在、非常に困難な状況にある」とコメントした上で、マカオ政府は引き続きゲーミング産業の「健全で持続可能な発展」を促進することを約束すると述べた。

同氏は記者に対して、マカオのジャンケット事業者であったサンシティ・グループの一連の報道について触れ、閉鎖されたVIPルームをはじめ、同グループはゲーミング事業のほか、旅行やレストランなど、さまざまな地場産業に携わっていることから、マカオの雇用に悪影響を与えることを認めた。

マカオの労働局は、サンシティ・グループの従業員に対して労働関連のサポートとコンサルティングサービスを提供するための特別カウンターを開設している。

■Gaming staff jobs not affected by junket rooms pause: govt
https://www.ggrasia.com/gaming-staff-jobs-not-affected-by-junket-rooms-pause-govt/


2021年12月13日(月)

【ラスベガス】大晦日の花火がラスベガス・ストリップに凱旋 最新リゾートも参加

Strip’s newest resort joining New Year’s Eve party
https://www.reviewjournal.com/entertainment/new-years-eve-in-vegas/strips-newest-resort-joining-new-years-eve-party-2493805/

今年、2年ぶりにストリップ地区で、ラスベガスの大晦日の風物詩であるカウントダウンと新年を祝う花火大会が戻ってくる。Covid-19の影響で昨年は形を変えて実施していた。

打ち上げ会場は、MGMグランド、アリア、プラネット・ハリウッド、シーザーズ、トレジャーアイランド、ベネチアン、リゾート・ワールド・ラスベガス、ザ・ストラットの屋上8か所で、新しい施設も参加する。80,000発の花火で8分間の構成となる。更なる詳細は、12月16日にファッションショー・モールで行われる記者会見で発表される予定だ。

■New Year's Eve fireworks returning to Las Vegas Strip for 'America's Party 2022'
https://www.ktnv.com/vegas-things-to-do/new-years-eve-fireworks-returning-to-las-vegas-strip-for-americas-party-2022


【ラスベガス】マッカラン名称変更、正式に「ハリー・リード国際空港」に

Las Vegas dumps McCarran, unveils Harry Reid International Airport
https://www.reviewjournal.com/business/tourism/las-vegas-dumps-mccarran-unveils-harry-reid-international-airport-2496516/

ラスベガスのマッカラン国際空港は、正式に「ハリー・リード国際空港」と改称される予定だ。14日に名称変更セレモニーを実施する。

今年2月にクラーク郡委員会が、同州で最も長く務めた上院議員の名前をとって、空港の名前を変更することを満場一致で承認した後、6月に連邦航空局が同意していた。

マッカラン空港の名前は、1933年から1954年まで在職した民主党のパトリック・マッカラン上院議員にちなんで付けられていたが、ここ数カ月、人種差別、外国人排斥、反ユダヤ主義を蔓延させたとされる彼の経歴が批判的に取り上げられるようになっていた。リード氏は1987年から2017年まで上院議員を務め、民主党では2007年から2015年まで総務を務めた人物である。

■McCarran International Airport in Las Vegas to be renamed after Harry Reid
https://www.usatoday.com/story/news/politics/2021/12/13/las-vegas-airport-mccarran-harry-reid/6502595001/


2021年12月10日(金)

【ラスベガス】リゾート・ワールド・ラスベガス レストラン「マリーゴールド」は、開店後5カ月で閉店

Resorts World Las Vegas' Marigold Restaurant shuts down five months after opening
https://www.yogonet.com/international/news/2021/12/10/60569-resorts-world-las-vegas-39-marigold-restaurant-shuts-down-five-months-after-opening

リゾート・ワールド・ラスベガス開業から5カ月、レストラン「マリーゴールド」は12月2日に閉店した。ハンバーガーとロブスターを備えた「新しいアメリカのコンセプト」をメニューの特徴としてきた同店が閉鎖された理由は不明で、同レストランは6月24日にオープンしていた。

施設側は、春にオープンする新しいレストランを数週間以内に発表する予定だ。


【韓国】モヒガン、2023年の第4四半期に韓国のリゾート開業を目指す

Mohegan eyes opening S.Korea resort by 4Q23: Soper
https://www.ggrasia.com/mohegan-eyes-opening-s-korea-resort-by-4q23-soper/

GGRAsiaの取材によると、先月11月に開発プロジェクトの資金調達を完了したモヒガン・ゲーミング&エンターテイメント社の国際社長であるボビー・ソーパー氏はインタビューで、「2023年の第4四半期」までにフェーズ1を完了し、統合型リゾートの設備が整うものとして、言及した。

このフェーズでは、5つ星ホテルのタワーが3つあり、合計で1,200室の客室数となる。外国人専用カジノだけでなく、15,000席を備えたアリーナ、コンベンション、ショップ、最大3,000人が入場できる屋内ウォーターパーク、「ファミリーパーク」をテーマにした広い屋外エリアも提供する。また、リゾートの一部となる専用エアターミナルが設備される。計画の「第一段階の一部になるだろう」と幹部は説明した。以前の情報によると、エアターミナルは民間空港として運営される。

同幹部は「フェーズ1が開始された後、フェーズ2で比較的迅速に移行することが私たちの意図です。フェーズ2を超えてもかなりの土地があり、計画は今後20年間で複数のフェーズで実行される予定です」ともコメントしている。