【海外版・11/24~11/30 IR記事まとめ】マカオ当局がジャンケット事業者を逮捕 VIP規制が加速か (2/2)

JaIR編集部


2021年11月26日(金)

【ラスベガス】リゾート・ワールド・ラスベガス、開業後、初の四半期、売上高は1億7,500万ドル(約194億円) 

Resorts World Las Vegas sees first full quarter revenue results at $175M, still hit by Nevada's restrictions
https://www.yogonet.com/international/news/2021/11/26/60379-resorts-world-las-vegas-sees-first-full-quarter-revenue-results-at--175m--still-hit-by-nevada-39s-restrictions

マレーシアのゲンティン社の第3四半期財務報告が発表され、同社がラスベガスで運営するリゾート・ワールド・ラスベガス(6月24日にオープンして以来、初めてとなる四半期の営業結果)に大きな注目が集まった。カジノ収益は1億7,500万ドル(約194億円)となり、調整後EBITDAは2,700万ドル(約30億円)となった。また、同施設内はいまだ多くのアトラクション開業を控えているという。

リゾート・ワールド・ラスベガスは、ラスベガス・ヒルトン、コンラッド・ラスベガス、クロックフォーズ・ラスベガスを含む3ブランドのホテルの3,506室の客室とスイートを組み合わせているが、第3四半期のホテルの占有率は54.9%であったという。この数字はネバダ州のマスク義務などの規制の影響、多くのコンベンションや社交イベントがキャンセルされたためであると説明された。

ゲンティン・グループ全体の第3四半期収益は8億2,750万ドル(約944億円)で、前年同期と比較して6%増加した。 ただし、この期間の調整後EBITDAは2億1,410万ドル(約244億円)で、2020年と比較して17%減少となった。同社はアメリカとイギリスでのゲーミング事業が牽引し、第3四半期の収益増加に貢献したと述べた。マレーシアおよびシンガポールでの収益の減少は、わずかに相殺された形となった。また、同グループがマレーシアで所有するゲンティンハイランドの新アトラクション「スカイワールド」は、テーマパークの開園に向けて「現在準備中」だと付け加えた。

■Overseas operations aid Genting Malaysia in 3Q
https://www.ggrasia.com/verseas-operations-aid-genting-malaysia-in-3q/


【ラスベガス】アライド・eスポーツ社の収益は第3四半期に182%急増 ラスベガスの回復

Allied Esports' revenue soars 182% in Q3, driven by HyperX Esports Arena Las Vegas recovery
https://www.yogonet.com/international/news/2021/11/26/60390-allied-esports-39-revenue-soars-182--in-q3--driven-by-hyperx-esports-arena-las-vegas-recovery

米国のeスポーツ、エンターテインメント企業であるアライド・eスポーツ社は、第3四半期の決算を発表し、総売上高は170万ドル(約1.9億円)で、前年比で182%増加したこと報告した。イベント数の増加、営業時間や社会的距離の制限緩和により同社の施設である「HyperX Esports Arena ラスベガス」への来客数が増加したこと、および同社のマルチプラットフォームコンテンツの継続的に伸びたことを背景に挙げている。

純利益は7,430万ドル(約84億円)で、前年同期を参照すると純損失が650万ドル(約7.4億円)であった。流動性は、主に7月のワールドポーカーツアー(WPT)の売却による利益によって改善された。

同社のCEOであるリビング・ウー(英語名クレア)氏は、「第3四半期は、eスポーツ事業の力強い成長が際立った四半期でした。当四半期の総売上高は、前四半期の2倍以上、前年同期比では182%以上の増加となりました。この成長は、アメリカ経済がほぼ完全に回復したことにより、eスポーツ事業の柱である対面型ゲーミングが急激に回復したことに加え、ラスベガスの人出も着実に増加し、ライブ・エンターテインメント・イベントが復活したことによるものです」とコメントしている。当四半期において、アライド・eスポーツは、独自のオンライン・イベント39件、対面型のイベント71件を含む、110件のイベントを開催した。イベントの総数は、前四半期比31%増となった。


2021年11月25日(木)

【アメリカ】ニューヨーク州 オンライン・スポーツ・ベッティングの最終的なルールを公開 運用は1月に開始か

New York publishes finalized rules for online sports betting; operations could launch in January
https://www.yogonet.com/international/news/2021/11/25/60366-new-york-publishes-finalized-rules-for-online-sports-betting-operations-could-launch-in-january

ニューヨーク州登記所は、同州で認可された9カ所のオンライン・スポーツ・ベッティングのスポーツブック運営に伴い、遵守すべき公式ルールを発表した。この規則は州によって正式に採用され、2022年1月に予定されている各社サービス・ローンチ時に発効する。委員会が州内での営業を許可した事業者は、Bally Bet、BetMGM、ドラフトキングス、ファンデュエル、シーザーズ・スポーツブック、WynnBET、PointsBet、ラッシュストリート・インタラクティブだ。

この発表の中で、ニューヨーク競馬協会はライセンシーと共同で事前入金式賭博(ADW)プラットフォームを提供することに「興味を示した」と記載されており、顧客は「電子マネー」による賭けを行うことが可能になる可能性が高い。

最終規則では、ライセンスの有効期限が10年であること、手数料が2,500万ドル(約28.5億円)であること、総収入の税率が51%であることなど、重要な条件が正式に追加された。また、ニューヨークの大学チームが出場するスポーツなどの試合ではベッティングが不可となった。


【シンガポール】シンガポール‐マレーシア間、11月29日、国境を一部開放

Singapore, Malaysia limited opening of land border Nov 29
https://www.ggrasia.com/singapore-malaysia-open-land-border-on-limited-basis-nov-29/

シンガポールとマレーシアの両国は、11月29日より、両国間陸路の国境を限定的に再開する。地元メディアの報道によると、パンデミック前には「コーズウェイ」と呼ばれるこの橋の国境は1日あたり30万人以上の移動があったとされている。また、投資アナリストらは、コロナ以前、マレーシアの一般観光客はシンガポールの2つのカジノリゾートにとって重要な消費者市場であったと分析している。

今回行われる試験的な再開では、上記の通行量は制限される。第一段階では、旅行者はシンガポール当局に指定された「ワクチン・トラベル・レーン」バスで移動する。ワクチン接種を受けており、かつ、入国する2つの国いずれかの国民、永住者、または長期滞在者であることが条件となる。シンガポール首相府は、シンガポールとマレーシアは、この陸路の規制緩和について公衆衛生の状況を考慮しながら、一般の旅行者を含む多くの旅行者を対象に「段階的に拡大することを目指している」とコメントした。
シンガポールとマレーシアを繋ぐ橋「コーズウェイ」陸路の再開はカジノ事業者にも朗報に

2021年11月24日(水)

【ラスベガス】ネバダ州の規制当局は、リモートでのカジノ用アカウントを許可するルール変更を検討

Nevada's regulator to consider a rule change allowing remote casino account verification
https://www.yogonet.com/international/news/2021/11/24/60337-nevada-39s-regulator-to-consider-a-rule-change-allowing-remote-casino-account-verification-

ネバダ州ゲーミング規制局は、スポーツとパリミュチュエル方式(公営競技における投票券やロトなどの配当を決定する一つの方法)のベッティングを除き、カジノへのベッティング用口座をリモートで使用可能にする規制改正について検討することに合意した。

ラスベガス・ジャーナル・レビュー紙によると、Sightline Paymentsの子会社(決済会社)は、以前よりカジノがプレーヤーの身元を確認した上で、カジノに出向かなくてもプレーヤーのベッティング用口座資金を入金できるようにする規制変更を行うよう当局に申請していた。提案下では、プレーヤーはアプリによって、オンラインでカジノ用アカウントにサインアップし資金入金した上で(カジノ施設で)プレイしたり、ゲーミング以外の購入も行えるようになる。本件に関する議論は今後も継続して行われる予定だ。


【マカオ】マカオは中国本土への旅行、航空便によるインバウンド旅行を緩和

Macau eases travel for mainland places, inbound air trips
https://www.ggrasia.com/macau-eases-travel-for-mainland-places-inbound-air-trips/

マカオ政府は、中国本土のエリアとの渡航における検疫について一部解除、または検疫リストからの削除を行う。また、中国本土からマカオ市内に到着する飛行機の乗客に対する「陰性」証明書の有効期間を48時間から7日に延長した。北京の一部などはまだ検疫リストに残されたままとなった。


<出典サイト>
Las Vegas Review-Journal
https://www.reviewjournal.com/

GGRAsia
https://www.ggrasia.com/

yogonet
https://www.yogonet.com/

Cirque du Soleil Entertainment Group
https://www.cirquedusoleil.com/