【海外版・10/27~11/2 IR記事まとめ】フロリダ州でスポーツ・ベッティング開始、シカゴIR公募に5件入札 (1/2)

JaIR編集部

 JaIRがお届けする海外版・IRニュースまとめでは1週間分の海外のIR関連記事をまとめ、毎週お届けしています(掲出日は現地時間)。今回は10月27日(水)~11月2日(火)までのIR関連記事。出典サイトは記事の文末にまとめて記載していますが、各社のSNSも情報ソースとしています。なお、1ドル=114円、1マカオパタカ=14円換算です。

2021年11月2日(火)

【アメリカ】フロリダ州 スポーツ・ベッティング事業に正式に参入

Florida's tribal online sports betting live via Hard Rock app amid legal dispute
https://www.yogonet.com/international/noticias/2021/11/02/60013-floridas-tribal-online-sports-betting-live-via-hard-rock-app-amid-legal-dispute

フロリダ州はハードロック・スポーツブック・アプリを用いてスポーツ・ベッティング・サービスを開始した。現在、州とアプリ運用者であるセミノール部族が裁判中であるため、アプリのローンチは非常に控えめに行われ、部族カジノの広報責任者もメディア等へのコメントは行わなかった。

フロリダ州のスポーツ・ベッティングの合法化の道のりには紆余曲折があり、セミノール部族の運営に対し承認はおりているものの、一部工程に対して裁判が現在も行われている。セミノール部族は30年契約のスポーツ・ベッティングの運営権と引き換えに最初の5年間のうちに、少なくとも25億ドル(約2,854億円)を州へ支払うことを取り決めている。


【アメリカ】シーザーズのロイヤリティプログラム USAトゥデイ表彰の「Best Players Club」に選出

Caesars Rewards chosen as "Best Players Club" by USA TODAY awards
https://www.yogonet.com/international/noticias/2021/11/02/60024-caesars-rewards-chosen-as-best-players-club-by-usa-today-awards

6,000万人以上の会員を有するシーザーズ・エンターテインメントのロイヤルティプログラム「Caesars Rewards(シーザーズ・リワード)」が、旅行メディアであるUSAトゥデイが実施する「グローバル・ゲーミング・アワード(2021年の年間を通しゲーミング業界で最も優れた業績を収めた企業)」において、「カスタマー・ロイヤリティ・オブ・ザ・イヤー」部門に選出された。

シーザーズのマーケティング担当であるジョシュ・ジョーンズ氏は「この賞を受賞したことを光栄に思うとともに、お客様へシーザーズ・リワードを提供しているチームメンバーに感謝する。当社の素晴らしいチームメンバーが シーザーズ・リワードの利用を可能にするため、取り組んでいる。ゲストはこのロイヤリティプログラムを通じ素晴らしい体験、アメニティを備えた当社50カ所以上の施設の相互利用、さらにはモバイル・スポーツ・ベッティングやiGaming(オンライン・ゲーミング)などのプロダクトを結び付けて体験することができる」とコメントしている。

■10Best Readers' Choice Awards
https://www.10best.com/awards/travel/


2021年11月1日(月)

【ラスベガス】リゾート・ワールド・ラスベガス、最大級のリゾート・チャーター機を購入

Resorts World Las Vegas now owns city's largest resort-owned airplane
https://www.yogonet.com/international/noticias/2021/11/01/59995-resorts-world-las-vegas-now-owns-citys-largest-resort-owned-airplane

リゾート・ワールド・ラスベガスは、同施設のゲスト向けチャーター機能の拡充を目的とし、ボーイング787型の旅客機を購入した。

この機体サイズのリゾート所有機はラスベガスにおいても唯一で、エコノミークラスとビジネスクラスの両方の座席を備え、一度に最大262名を輸送することができる。ツアーやハイクラス向けサービスとして、ラスベガスとアジア、ヨーロッパ、ラテンアメリカを直接結ぶ路線を使用する。
コンベンションや旅行ツアー、プレミアムマスセグメントに向け大型チャーター機の運用が始まる

【ラスベガス】リゾート・ワールド・ラスベガスにショーン・ハーガット氏の「Caviar Bar」レストラン 12月3日にオープン 

New York Chef Shaun Hergatt’s Caviar Bar Anticipates a December 3 Opening
https://vegas.eater.com/2021/10/13/22724380/shaun-hergatt-caviar-bar-opens-november-2021-resorts-world

今年の12月から年始かけてラスベガスのリゾート・ワールド・ラスベガス内に高級レストランが2軒オープンする。

1軒目はミシュラン星を所有するニューヨークのシェフ、ショーン・ハーガット氏の「Caviar Bar(キャビア・バー)」で、12月3日にオープン予定だ。

2軒目は屋外エリアを含め約15,000平方フィート(1,393平方メートル)の敷地を持つステーキハウス「Carver steak」がオープン予定だ。リリースによると、和牛を使った料理も提供される。店内にはストリップ地区を見渡せる屋外バーとテラスを備え、最先端の照明とサウンドシステムを導入し「デジタルアートプログラム」で装飾しているという。

■Carver steak
https://carversteak.com/


【ラスベガス】SEMAショー 2021(自動車・オートショー)がラスベガス・コンベンションセンターで開幕

SEMA 2021 kicks off at Las Vegas Convention Center
https://www.8newsnow.com/news/local-news/sema-2021-at-las-vegas-convention-center/

北米最大級の自動車・オートショー(自動車関連部品)の見本市であるSEMAショー2021は、11月2日から5日にかけて、ラスベガス・コンベンションセンターのホール全て使用する規模で開幕した。昨年は中止されたこの展示会は、観光局の予測で今年は10万人の大規模な参加者数を見込んでいる。

自動車産業の関係者が集う今年の展示会には電気自動車が登場し、参加者らは、イーロン・マスク氏のボーリング社がコンベンションセンターに建設した、ループの駅を使用し利用することも出来る。なお、展示会参加にはマスクの着用は必要だが、ワクチン接種の有無は不問である。


【ラスベガス】3度の中止を経て、NABは4月にラスベガスで開催

After three cancellations, NAB returning to Las Vegas in April
https://www.reviewjournal.com/business/conventions/after-three-cancellations-nab-returning-to-las-vegas-in-april-2470234/

2021年10月開催の延期が発表されていた、毎年ラスベガス・コンベンションセンターで開催されるNAB(全米放送事業者協会)展示会は、2022年4月に同所で開催されることが発表された。


【アメリカ】シカゴ市 初の統合型カジノ・リゾート提案依頼(RFP)に、5件の入札

Chicago receives five casino bids including Bally's, Hard Rock and Rush Street
https://www.yogonet.com/international/noticias/2021/11/01/59990-chicago-receives-five-casino-bids-including-ballys-hard-rock-and-rush-street

イリノイ州のシカゴ市は、同市で初めての統合型カジノ・リゾートの提案依頼(RFP)に対し、バリーズ社から2件、ハードロック・インターナショナル社から1件、ラッシュ・ストリート社から2件、合計5件の入札があったことを発表した。提出内容は今後数週間で詳細が共有されるとしている。

この後、市の審査委員会が推奨する落札者を決定し、最終的には市議会の承認を得て1社決定される。選ばれた提案者には、2025年頃の開業を目途に、30年の契約で同市唯一のカジノ・オーナー・ライセンスが付与される。

プロセスで選ばれた事業者は、その後、ライセンスを州に申請し、州のライセンス要件を満たす必要がある。要件は、プロジェクトの設計と建設に、26%の少数民族事業(MBE)の参加、6%の女性事業(WBE、女性が少なくとも51%以上の株を所有し、1人または複数の女性によって経営が行われている中小企業)の参加、およびシカゴを拠点とする企業を含める必要がある。

シカゴはアメリカ第3位の大都市経済市場であり、人口950万人、2019年にはアメリカ国内から6,000万人、海外から150万人の観光客を迎えていた。


【マカオ】マカオのカジノGGR、10月は前月比26%減:政府発表

Macau casino GGR down 26pct m-o-m in Oct: govt
https://www.ggrasia.com/macau-casino-ggr-down-26pct-m-o-m-in-oct-govt/

マカオ特別行政区政府のゲーミング検査・調査局(DICJ)によると、10月のマカオのカジノのゲーミング総収入(GGR)は、9月の58億8,000万マカオパタカ(約838億円)に対し、前月比25.8%減の43億7,000万マカオパタカ(約623億円)となった。10月初旬に、マカオ市内でCovid-19に関する規制が発令されたことにより、マカオへの観光客が激減した。10月のGGRは前年同月比で2020年10月の72.7億マカオパタカ(約1,036億円)から40%減少した。


【マカオ】訪問者数は11月、12月ともに1日3万人に達する見込み:マカオ政府観光局

Macau daily visitor tally at 30k likely in Nov, Dec: MGTO
https://www.ggrasia.com/macau-daily-visitor-tally-at-30k-likely-in-nov-dec-mgto/

マカオ政府観光局(MGTO)は、直近のインバウンド観光の「安定した」傾向を受けて、11月と12月の週末や「大きなイベント」開催時には、マカオの1日の観光客数が「3万人」を超える可能性があると述べた。マカオでは、10月29日と30日に1日あたりの観光客数が3万人を突破した。

観光局によると、マカオでは11月にマカオ・グランプリ(カーレース)、マカオ・フード・フェスティバル、12月にはライトアップ・フェスティバルなど、年末年始にかけて複数のイベントやコミュニティ・フェスティバルが開催される予定だ。