【海外版・9/15~9/28 IR記事まとめ】マカオ政府の法改正案 ゲーミング監理部門の人員を大幅増強へ (1/2)

JaIR編集部

 JaIRがお届けする海外版・IRニュースまとめでは1週間分(※今回は2週間分)の海外のIR関連記事をまとめ、毎週お届けしています(掲出日は現地時間)。今回は9月15日(水)~9月28日(火)までのIR関連記事。出典サイトは記事の文末にまとめて記載していますが、各社のSNSも情報ソースとしています。なお、1ドル=111円、1マカオパタカ=13円換算です。

2021年9月27日(月)

【ラスベガス】MGMリゾーツ ラスベガス「ザ・コスモポリタン」運営権を16億2500万ドルで獲得

MGM Resorts to buy operations of The Cosmopolitan of Las Vegas for $1.625 billion
https://www.yogonet.com/international/noticias/2021/09/27/59482-mgm-resorts-to-buy-operations-of-the-cosmopolitan-of-las-vegas-for-1625-billion

MGMリゾーツ・インターナショナルは本日、ブラックストーン社から、ラスベガスのカジノ・リゾート施設である「ザ・コスモポリタン」の運営権を16億2500万ドル(約1,811億円)で獲得する契約を締結した。ブラックストーン社は今回の取引により自社のリゾート運営を切り離すことになる。また、MGMは同施設の不動産関連会社らと30年間のリース契約を締結する予定だ。

MGMリゾーツのCEO兼社長のビル・ホーンバックル氏は「ラスベガスのストリップ地区にある高級カジノ・リゾートであるザ・コスモポリタンを当社運用物件に加えることができ、大変光栄です」「コスモポリタン・ブランドは、そのユニークな顧客層と高品質なサービスやゲスト体験で世界的にも認知されており、当社のポートフォリオの理想にも適合している。世界最高のゲーミング・エンターテインメント企業になるという当社のビジョンを促進するものである」と述べた。


【マカオ】ゲーミング法改正案に関する公開協議はCovid-19ために中止

Macau cancels gaming law consultation session due to Covid-19 cases
https://focusgn.com/asia-pacific/macau-cancels-gaming-law-consultation-session-due-to-covid-19-cases

マカオ特別行政区政府のゲーミング検査・調査局(DICJ)は、週末に発表された新たな新型コロナ感染症例発生による「緊急感染予防対策」のため、ゲーミング法改正案に関する4回の公開協議(一般公開)のうち1回目を中止した。再調整後のスケジュールは現在のところ不明となっている。2回目以降は10月9日、13日、19日に公開協議が予定されている。


【マカオ】ゴールデンウィークのホテルキャンセル コタイはCovid-19の影響

Golden Week room cancellations Cotai on Covid alert: trade
https://www.ggrasia.com/golden-week-room-cancellations-cotai-on-covid-alert-trade/

中国のゴールデンウィーク(国慶節である10月1日からの7日間連休)を前に、マカオではCovid-19デルタ型を含む2件の感染例が確認され、コタイのカジノ・リゾートにおいて連休中の宿泊予約キャンセルが集中したという。

GGRAsiaの取材によると、マカオ旅行業界協議会の会長であるアンディ・ウー・ケンクオン氏は、「当初の予想では、10月のゴールデンウィークのコタイ・カジノ・リゾートの平均稼働率は80%から90%になると考えられていた。しかし、マカオで新たな感染者が発生したというニュースを受けて、週末に多くの予約キャンセルが発生し、現在の稼働率は50%から60%程度にとどまっている」と状況を伝えている。

これらの予測は、マカオおよび中国本土の当局が発表する旅行規則の更新次第で、良くも悪くもさらに変化する可能性が高い。連休前の予測では、マカオは1日あたり4万人の観光客を見込んでいた。
マカオ政府感染症対策センターは28日夜、二度目となる全市民Covid検査を実施する
■関連記事
Macau in preventive measures amid 2 new local Covid cases
https://www.ggrasia.com/macau-in-preventive-measures-amid-2-new-local-covid-cases/

Macau maybe 40k visitors daily in Oct Golden Week: trade
https://www.ggrasia.com/macau-maybe-40k-visitors-daily-oct-golden-week-trade/


【韓国】韓国の上半期のカジノ売上高 約4億900万ドル

S. Korea 1H casino bet turnover US$409mln: trade body
https://www.ggrasia.com/s-korea-1h-casino-bet-turnover-us409mln-trade-body/

GGRAsiaの取材によると、韓国カジノ協会(KCA)が発表で韓国のカジノセクターの上半期の現金売上高は4,804億5,000万ウォン(約451億円)に達したと報告された。以下は通年ではあるが、以前と比較すると、2020年通年のカジノ売上高は1兆400億ウォン(約976億円)で、Covid-19パンデミック前の安定した年間記録である2019年通年の売上高は、2兆9300億ウォン(約2,750億円)であったという。

2021年上半期データで、韓国のカジノへの総入場者数は61万9,221人となった。2020年通年の集計では175万6,963人の訪問人数で、2019年通年では、612万8,952人であった。

韓国にある17軒のカジノのうち16軒のカジノは、外国人にのみサービスを提供することが許可されており、韓国政府は現在もパンデミック対策として外国人の韓国への入国制限している。2021年上半期のカンウォン・ランド(自国民に唯一開かれているカジノ)への訪問者数は28万6,611人であったという。入場者数について、外国人専用カジノの関係者によると、外国人専用カジノの利用者は、外国の永住権を持ちつつ、韓国の市民権を持っている人(自国滞在者)が含まれると説明した。


2021年9月24日(金)

【マカオ】マカオのカジノオペレーター2社が環境に配慮した取り組みを発表

Two Macau casino operators flag green initiatives
https://www.ggrasia.com/two-macau-casino-operators-flag-green-initiatives/

マカオでカジノを運営するメルコとMGMチャイナは、それぞれ環境に配慮した運営活動実績を発表した。

メルコ社はテクノロジーと行動科学を組み合わせたプロジェクトの結果、従業員のレストランでのフードロス(各自の皿に残る食材)を「最大35%」削減したと発表した。このプロジェクトは2020年に導入されており、今後はゲスト向けのダイニングにも活用していく検討をしている。

MGMチャイナ・ホールディングスは、ナムクォン天然ガス会社と契約合意し、マカオのホテル電源を天然ガスへ「完全移行する計画」を発表した。これは「マカオのグリーン政策と国のデュアルカーボン目標に沿ったもの」であるという。移行は2022年までに完了する予定であり、MGMマカオがマカオ半島で初めて天然ガスに切り替える統合型リゾートになると伝えている。同社によると、MGMコタイ・リゾートも2018年のオープン以来、天然ガスを使用しており、取り組みを進めていく。

■MGM MACAU TO SWITCH TO NATURAL GAS
https://macaudailytimes.com.mo/mgm-macau-to-switch-to-natural-gas.html


2021年9月23日(木)

【マレーシア】10月1日からリゾート・ワールド・ゲンティンを再開

Resorts World Genting to reopen from October 1
https://focusgn.com/asia-pacific/resorts-world-genting-to-reopen-from-october-1

マレーシアの複合カジノ施設「リゾート・ワールド・ゲンティン」(RWG)が10月1日に再オープンすることが検討されている。同施設はマレーシアでのCovid-19の感染が急増した5月31日より、一時閉鎖となっていた。マレーシア政府は人口の80%がCovid-19に対して二度のワクチン接種が完了したことも発表している。

野村證券のアナリストによると、リゾート・ワールド・ゲンティンの再開は「ポジティブな展開」であるとし、訪問者数の急激な増加により、ゲンティン・マレーシアの業績は2021年第4四半期に好転するとの予想している。