JaIRがお届けする海外版・IRニュースまとめでは1週間分の海外のIR関連記事をまとめ、毎週お届けしています（掲出日は現地時間）。今回は8月4日（水）～8月10日（火）までのIR関連記事。出典サイトは記事の文末にまとめて記載していますが、各社のSNSも情報ソースとしています。なお、1ドル＝110円、1マカオパタカ＝13円換算です。
2021年8月10日（火）
【アメリカ】2021年第2四半期の商業ゲーミング収入
Q2 2021 Commercial Gaming Revenue
https://www.americangaming.org/resources/aga-commercial-gaming-revenue-tracker/
アメリカン・ゲーミング協会（AGA）の報告によると、第２四半期のゲーミング収入は前四半期の記録を大幅に更新した。カジノ、スポーツ・ベッティング、iGaming（オンライン・ベッティング）によるアメリカの商業ゲーミング収益は、2021年第2四半期には136億ドル（約1.5兆円）を超え、2019年第3四半期に達成した過去最高記録の四半期収益を22.5%も更新した。Covid-19の影響を受けた2020年第2四半期と比較すると６倍となった。
一方で、ライブエンタテインメント、ダイニング、ホテル予約、会議・コンベンションなどの他のセグメント、および国際市場は、第2四半期を通じて完全には回復していない。
アメリカの経済活動が年率6.5％で拡大する中、ゲーミング産業は2四半期連続で経済全体を上回る結果となった。商業カジノ25州のうち17州が第2四半期に四半期収益の記録を樹立した。2021年は、最初の6ヶ月間で248億ドル（約2.7兆円）の収益を計上しており、ゲーミング業界史上最高の収益をあげる年になる見込みだ。
米国商業カジノの2021年4月1日から6月30日（2021年第2四半期）までの業績は最高益となった
【アメリカ】モヒガン・ゲーミング社の純売上高は206％増
Mohegan Gaming sees 206% growth in net revenues
https://www.yogonet.com/international/noticias/2021/08/10/58768-mohegan-gaming-sees-206por_ciento-growth-in-net-revenues
モヒガン・ゲーミング＆エンターテイメント（MGE）は、2021年6月30日に終了した第3四半期の営業成績を発表した。公式プレスリリースによると、純収入は3億2,820万ドル（約363億円）に達し、前年同期の1億720万ドル（約118億円）から約3倍増となった。営業損益は、前年同期の2,050万ドル（約22億円）の損失に対し、6,400万ドル（約70億円）の利益となり、調整後EBITDAは1億170万ドル（約112億円）で、前年同期の840万ドル（約9億円）からおよそ12倍強となった。
2019年第3四半期と比較すると、連結純売上高は5.6％減少したが、給与コストやマーケティング費用の減少など、営業費用や経費の削減を行ったことで、調整後EBITDAは24.6％増加している。
コネチカット州にあるモヒガン・サン・カジノは訪問者数が増加しゲーミングも好調で、5月19日にCovid-19関連の制限が全解除されたことで改善が見られた。今後はアリーナなど、ノン・ゲーミング施設を復活させ、コンベンション・ビジネスを再開させる予定だ。
モヒガン・ゲーミング＆エンターテイメント業績は昨年比で調整後EBITDAが12倍に
https://mohegangaming.com/wp-content/uploads/2021/08/Q3FY21-MGE-Earnings-Press-Release.pdf
【韓国】カンウォン・ランド（江原ランド）は第二四半期に黒字化
Kangwon Land returns to black in 2Q results
https://www.ggrasia.com/kangwon-land-returns-to-black-in-2q-results/
韓国で唯一、自国民にカジノを提供することが許可されているカジノリゾートであるカンウォン・ランド（江原ランド）の第2四半期の純利益は、約209億ウォン（約20億円）となった。前四半期の409億ウォン（約39億円）の純損失、1年前の455.6億ウォン（約43億円）の損失から一転して、大幅な黒字となった。
2021年8月9日（月）
【アメリカ】ニューヨークのリゾート・ワールド10周年で4億ドル投資のホテルをオープン
Resorts World celebrates 10th anniversary with New York's $400M hotel opening
https://www.yogonet.com/international/noticias/2021/08/09/58754-resorts-world-celebrates-10th-anniversary-with-new-yorks-400m-hotel-opening
マレーシアのゲンティン社が運営するリゾート・ワールド・ニューヨーク・シティに、ハイアットとのコラボレーションとなる高級ホテル「ハイアットリージェンシー JFKエアポート」をオープンした。8階建ての施設にはゲーミングエリアも増設し、新しくレストラン、フィットネスセンターの他、会議室、ミーティングスペースを備えている。ロビー部分ではイベントや音楽演奏などが可能となっている。総工費は約4億ドル（約442億円）と報じられた。
今回の開発により、ゲンティン社のリゾート・ワールド・ニューヨークへの投資総額は11億ドル（約1,217億円）を超える規模となった。
ゲンティン・アメリカ・イースト社の社長であるボブ・デサルビオ氏は、「比類なきカジノリゾート体験 」と表現し、「リゾート・ワールドの10周年を祝うのに、ニューヨークにこのようなワールドクラスのホテルをオープンすることができた」と伝えた。
【マカオ】マカオ市民のCovid-19検査が終了、すべての結果が陰性
All results negative as Macau ends Covid-19 mass testing
https://www.ggrasia.com/all-results-negative-as-macau-ends-covid-19-mass-testing/
マカオ政府は週末、市内全域を対象としたCovid-19の集団検査を終了し、新たなCovid-19感染者は検出されなかったことを発表した。先日感染力の強いデルタ株Covid-19の陽性例が市中で4名検出された事を受けて実施されていたものである。71万6,251人分の無償検査が実施され、全て陰性であった。今回のような全市検査は、マカオでは初の試みとなった。
デルタ株の一連の出来事で、中国からの観光客流入が86%減少した日もあり、8月4日はわずか1,800人の入国であった。マカオにとって最大の観光客供給源である広東省珠海市の当局は、検疫は行っていないものの珠海市とマカオを行き来する人に、出発から12時間以内（以前は48時間以内であった）に発行されたCovid-19の結果が「陰性」であることを示す証明書を提示する必要があると規制を強めた。
マカオ政府は14日以内（8月18日までに）に地域のCovid-19状況をコントロールし、「通常の生活」を再開できることを望んでいると述べた。
■Weds saw 86pct day-on-day dip in Macau visitors: police
https://www.ggrasia.com/weds-saw-86pct-day-on-day-dip-in-macau-visitors-police/
■Macau eases Covid test rule for Guangdong to 48 hours
https://www.ggrasia.com/macau-eases-covid-test-rule-for-guangdong-to-48-hours/
2021年8月10日（火）
【アメリカ】2021年第2四半期の商業ゲーミング収入
Q2 2021 Commercial Gaming Revenue
https://www.americangaming.org/resources/aga-commercial-gaming-revenue-tracker/
アメリカン・ゲーミング協会（AGA）の報告によると、第２四半期のゲーミング収入は前四半期の記録を大幅に更新した。カジノ、スポーツ・ベッティング、iGaming（オンライン・ベッティング）によるアメリカの商業ゲーミング収益は、2021年第2四半期には136億ドル（約1.5兆円）を超え、2019年第3四半期に達成した過去最高記録の四半期収益を22.5%も更新した。Covid-19の影響を受けた2020年第2四半期と比較すると６倍となった。
一方で、ライブエンタテインメント、ダイニング、ホテル予約、会議・コンベンションなどの他のセグメント、および国際市場は、第2四半期を通じて完全には回復していない。
アメリカの経済活動が年率6.5％で拡大する中、ゲーミング産業は2四半期連続で経済全体を上回る結果となった。商業カジノ25州のうち17州が第2四半期に四半期収益の記録を樹立した。2021年は、最初の6ヶ月間で248億ドル（約2.7兆円）の収益を計上しており、ゲーミング業界史上最高の収益をあげる年になる見込みだ。
【アメリカ】モヒガン・ゲーミング社の純売上高は206％増
Mohegan Gaming sees 206% growth in net revenues
https://www.yogonet.com/international/noticias/2021/08/10/58768-mohegan-gaming-sees-206por_ciento-growth-in-net-revenues
モヒガン・ゲーミング＆エンターテイメント（MGE）は、2021年6月30日に終了した第3四半期の営業成績を発表した。公式プレスリリースによると、純収入は3億2,820万ドル（約363億円）に達し、前年同期の1億720万ドル（約118億円）から約3倍増となった。営業損益は、前年同期の2,050万ドル（約22億円）の損失に対し、6,400万ドル（約70億円）の利益となり、調整後EBITDAは1億170万ドル（約112億円）で、前年同期の840万ドル（約9億円）からおよそ12倍強となった。
2019年第3四半期と比較すると、連結純売上高は5.6％減少したが、給与コストやマーケティング費用の減少など、営業費用や経費の削減を行ったことで、調整後EBITDAは24.6％増加している。
コネチカット州にあるモヒガン・サン・カジノは訪問者数が増加しゲーミングも好調で、5月19日にCovid-19関連の制限が全解除されたことで改善が見られた。今後はアリーナなど、ノン・ゲーミング施設を復活させ、コンベンション・ビジネスを再開させる予定だ。
https://mohegangaming.com/wp-content/uploads/2021/08/Q3FY21-MGE-Earnings-Press-Release.pdf
【韓国】カンウォン・ランド（江原ランド）は第二四半期に黒字化
Kangwon Land returns to black in 2Q results
https://www.ggrasia.com/kangwon-land-returns-to-black-in-2q-results/
韓国で唯一、自国民にカジノを提供することが許可されているカジノリゾートであるカンウォン・ランド（江原ランド）の第2四半期の純利益は、約209億ウォン（約20億円）となった。前四半期の409億ウォン（約39億円）の純損失、1年前の455.6億ウォン（約43億円）の損失から一転して、大幅な黒字となった。
2021年8月9日（月）
【アメリカ】ニューヨークのリゾート・ワールド10周年で4億ドル投資のホテルをオープン
Resorts World celebrates 10th anniversary with New York's $400M hotel opening
https://www.yogonet.com/international/noticias/2021/08/09/58754-resorts-world-celebrates-10th-anniversary-with-new-yorks-400m-hotel-opening
マレーシアのゲンティン社が運営するリゾート・ワールド・ニューヨーク・シティに、ハイアットとのコラボレーションとなる高級ホテル「ハイアットリージェンシー JFKエアポート」をオープンした。8階建ての施設にはゲーミングエリアも増設し、新しくレストラン、フィットネスセンターの他、会議室、ミーティングスペースを備えている。ロビー部分ではイベントや音楽演奏などが可能となっている。総工費は約4億ドル（約442億円）と報じられた。
今回の開発により、ゲンティン社のリゾート・ワールド・ニューヨークへの投資総額は11億ドル（約1,217億円）を超える規模となった。
ゲンティン・アメリカ・イースト社の社長であるボブ・デサルビオ氏は、「比類なきカジノリゾート体験 」と表現し、「リゾート・ワールドの10周年を祝うのに、ニューヨークにこのようなワールドクラスのホテルをオープンすることができた」と伝えた。
【マカオ】マカオ市民のCovid-19検査が終了、すべての結果が陰性
All results negative as Macau ends Covid-19 mass testing
https://www.ggrasia.com/all-results-negative-as-macau-ends-covid-19-mass-testing/
マカオ政府は週末、市内全域を対象としたCovid-19の集団検査を終了し、新たなCovid-19感染者は検出されなかったことを発表した。先日感染力の強いデルタ株Covid-19の陽性例が市中で4名検出された事を受けて実施されていたものである。71万6,251人分の無償検査が実施され、全て陰性であった。今回のような全市検査は、マカオでは初の試みとなった。
デルタ株の一連の出来事で、中国からの観光客流入が86%減少した日もあり、8月4日はわずか1,800人の入国であった。マカオにとって最大の観光客供給源である広東省珠海市の当局は、検疫は行っていないものの珠海市とマカオを行き来する人に、出発から12時間以内（以前は48時間以内であった）に発行されたCovid-19の結果が「陰性」であることを示す証明書を提示する必要があると規制を強めた。
マカオ政府は14日以内（8月18日までに）に地域のCovid-19状況をコントロールし、「通常の生活」を再開できることを望んでいると述べた。
■Weds saw 86pct day-on-day dip in Macau visitors: police
https://www.ggrasia.com/weds-saw-86pct-day-on-day-dip-in-macau-visitors-police/
■Macau eases Covid test rule for Guangdong to 48 hours
https://www.ggrasia.com/macau-eases-covid-test-rule-for-guangdong-to-48-hours/