【海外版・6/23~6/29 IR記事まとめ】メルコ・インターナショナル、中国で非ゲーミング施設を開発  (1/2)

JaIR編集部

 JaIRがお届けする海外版・IRニュースまとめでは1週間分の海外のIR関連記事をまとめ、毎週お届けしています(掲出日は現地時間)。今回は6月23日(水)~6月29日(火)までのIR関連記事。出典サイトは記事の文末にまとめて記載していますが、各社のSNSも情報ソースとしています。なお、1ドル=111円、1マカオパタカ=13円換算です。


2021年6月29日(火)

【ラスベガス】待ち望まれたシルク・ド・ソレイユ「ミスティア」の公演が再開
Cirque du Soleil makes long-awaited return to stage with 'Mystère'
https://news3lv.com/news/local/cirque-du-soleil-return-to-stage-mystre-treasure-island-las-vegas-strip

28日、ラスベガス・ストリップ地区のトレジャー・アイランドで、シルク・ド・ソレイユの公演「Mystère(ミスティア)」が再開した。2020年3月14日に一時的に閉鎖されて以来、実に1年以上ぶりとなる。

レジデント・ショー部門、シニア・バイスプレジデントであるエリック・グリリー氏は「15ヶ月以上の期間を経て、再び劇場に観客が戻る光景を見られるのは、感動の瞬間です」「キャストとスタッフは、世界的なエンターテインメントの中心地で再びステージに立てることを、とても楽しみにしています」とコメントしている。

シルク・ド・ソレイユは、引き続き7月1日にベラージオでの「O(オー)」、8月19日にマンダレイ・ベイでの「Michael Jackson ONE(マイケルジャクソン ワン)」、8月26日にミラージュでの「The Beatles LOVE(ザ・ビートルズ・ラブ)」の再演を予定している。

■関連記事
Cirque du Soleil Etertainment Group announces additional reopening plans
https://www.cirquedusoleil.com/press/news/2021/cirque-du-soleil-etertainment-group-announces-additional-reopening-plans


【香港】ゲンティン香港、自社の資本安定性を確保する金融取引を報告

Genting HK closes deals to provide firm capital, stability
https://www.ggrasia.com/genting-hk-closes-deals-to-provide-firm-capital-stability/

カジノ・クルーズ船を運営するゲンティン香港は、「グループに、さらなる資本と安定性を提供する」ことを目的とした金融取引の実施について報告した。

これらの取引には、約7億ドル(約773億円)の新規融資、現在の金融負債の修正および延長、今後の事業の流動性に対応するための金融強化策(バックストップ)が含まれている。

同社は、マレーシアに本社を置くゲンティン・グループ傘下であり、ドリーム・クルーズ、クリスタル・クルーズ、スター・クルーズのカジノ・クルーズ船を管理しているほか、フィリピンのカジノリゾートであるリゾート・ワールド・マニラにも出資している。

香港政府はゲンティン・ドリーム号の運航再開を「7月末」に許可している。しかし、ゲンティン香港は、「今後、香港でのCovid-19発生状況により、運航開始日が左右する可能性がある」とコメントしている。


【マレーシア】マレーシア、Covid-19によるロックダウンを無期限延長

Malaysia extends national Covid lockdown indefinitely
https://www.ggrasia.com/malaysia-extends-national-covid-lockdown-indefinitely/

マレーシアでは5月にCovid-19感染者数が急増し、全国的なロックダウンを再導入しており、政府は7月以降も延長する方針を発表した。今回の発令は、1日の感染者数4,000人以下、病棟使用率の安定、2回のワクチン接種が国民の10%以上などの解除条件を設定し、7月以降かつ無期限延長となった。29日時点で、マレーシアでは5,218人の新規感染者を報告している。

同国の「リゾート・ワールド・ゲンティン」を運営するゲンティン・グループは5月24日から同施設を一時閉鎖している。


2021年6月28日(月)

【ラスベガス】ラスベガス郊外の太陽光発電施設が、ストリップ地区のMGMリゾートに電力供給

Solar farm outside Las Vegas powering MGM resorts on the Strip
https://lasvegassun.com/news/2021/jun/28/solar-farm-outside-las-vegas-powering-mgm-resorts/

MGMリゾーツが2018年に発表し、ラスベガス郊外で建設を進めてきた太陽光発電施設である「MGMリゾーツ・メガソーラー・アレイ(Mega Solar Array)」が、28日にメディアに公開された。この施設は太陽光発電によって、MGMがラスベガスに所有する8~13施設に対して必要な電力を最大(日中の発電)で90%を生産し供給することができるという。数週間前より稼働を開始している。

MGMリゾーツ・インターナショナルのCEO兼社長、ビル・ホーンバックル氏は「(ネバダ州最大の企業として)責任を持って真剣に取り組む義務があります。これでラスベガス・ストリップ地区の多くが太陽光発電になったと言っても良いでしょう」とコメントした。MGMは、2030年までにアメリカ国内で必要なエネルギーのすべてを再生可能エネルギーでまかなうことを目指している。

ネバダ州シソラック知事は、「地球温暖化防止のため、ソーラーファームのようなグリーンエネルギープロジェクトが重要である」とコメントした。
ラスベガスにおいても、グリーンエネルギープロジェクトが進む

【ラスベガス】ネバダ州で新規感染者数が3日間で915人に 陽性率上昇傾向

Nevada adds 915 new COVID-19 cases as positivity rate jumps
https://www.reviewjournal.com/news/politics-and-government/nevada/nevada-adds-915-new-covid-19-cases-as-positivity-rate-jumps-2388689/

ネバダ州の保健局は、直近2週間の変動比較として1日あたり243人増加していることを発表した。直前の3日間では新たに915件の新規感染者と3件の死亡数を報告している。ネバダ州では6月5日の132件の感染者数が最低値を記録したが、再び増加傾向に転じている。


【マカオ】2021年のマカオ訪問者数は800万人に達する見込み マカオ観光局

Macau 2021 visitor tally might reach 8mln: MGTO boss
https://www.ggrasia.com/macau-2021-visitor-tally-might-reach-8mln-mgto-boss/

マカオ政府観光局(MGTO)のトップである、マリア・ヘレナ・デ・セナ・フェルナンデス氏は地元メディアに対し、マカオの2021年通年の観光客数について「700万人から800万人」を記録する可能性があると述べた。今年2月時点での1,000万人予測を下方したものの、市の国勢調査局によると、マカオの2021年1~5月の訪問者数は約340万人となり、前年同期比4.7%増となっている。5月のマカオの訪問者数は86万6,000人強で、4月に比べて9%増、前年同月比ではおよそ52倍となった。

現在、マカオの1日あたりの平均訪問者数は、これまでのところ「15,000〜16,000人」程度であると同氏は語り、夏季の観光シーズンに楽観的な見解を示した。


2021年6月25日(金)

【ラスベガス】エクスカリバー・ホテルのビュッフェ(レストラン) 7月1日再開

Excalibur Las Vegas to reopen buffet on July 1
https://www.news3lv.com/news/local/excalibur-las-vegas-to-reopen-buffet-on-july-1

MGMリゾーツのラスベガス施設であるエクスカリバー・ホテルの、ビュッフェ形式レストランが7月1日に再開する。ラスベガス・ストリップ地区においてウィン・ラスベガスに続き2つ目のビュッフェ形式の再開が伝えられた。また、MGMはベラージオのビュッフェも同様に7月16日に再開させる予定だ。

■関連記事
Bellagio Las Vegas to reopen buffet in July
https://www.ktnv.com/news/coronavirus/bellagio-las-vegas-to-reopen-buffet-in-july


【マカオ】マカオ-香港の旅行緩和 香港での新規感染者発生により遅れ

Plans for Macau-HK bubble derailed by new Covid case in HK
https://www.ggrasia.com/plans-for-macau-hk-bubble-derailed-by-new-covid-case-in-hk/

香港でのCovid-19(デルタ株)新規感染者が報告されたことを受けて、マカオ-香港間の旅行緩和計画は再び遅れる見通しとなった。

マカオ当局は現在、香港を経由して入国する観光客に対し14日間の検疫を設けており、解除するためには直近の28日間、香港での新規感染者がゼロであることを条件としている。24日、香港では6件の感染者が確認された。