【海外版・5/19~5/25 IR記事まとめ】ラスベガスは6月コロナ規制解除、メルコ新アトラクションがマカオにオープン  (1/2)

JaIR編集部

 JaIRがお届けする海外版・IRニュースまとめでは1週間分の海外のIR関連記事をまとめ、毎週お届けしています(掲出日は現地時間)。今回は5月19日(水)~5月25日(火)までのIR関連記事。出典サイトは記事の文末にまとめて記載していますが、各社のSNSも情報ソースとしています。なお、1ドル=108円、1マカオパタカ=13円換算です。


2021年5月25日(火)

【中国】中国警察は914名に及ぶ越境カジノを取り締まったと報告

Chinese police say 914 cross-border bet suspects surrender
https://www.ggrasia.com/chinese-police-say-914-cross-border-bet-suspects-surrender/

政府機関である中華人民共和国国家安全部の発表として、自国の914名が「国境を越えたギャンブル犯罪」への関与したとして、中国当局に「出頭」したことを複数の中国メディアが報じた。同国では2月初めに3つの法執行機関が4月30日までに自首するか「越境ギャンブル」に関する司法捜査に協力するか、いずれかを求める共同発表を行っており、その結果として発表した。この取り組みは「かなりの成功」を収めたと述べている。

中国では今年3月1日から「越境ギャンブル」をほう助する者を禁止する改正刑法が施行されている。マカオのジャンケット業界のコメントによると、この措置は、現在のCovid-19を取り巻くビジネス環境の中でマカオのVIPゲーミングビジネスに対し、さらなる影響を与える可能性があるという。

 
2021年5月24日(月)

【マカオ】4月 中国からのマカオ観光者数はパンデミック以前の水準に

April best mainland visitor tally for Macau since pandemic
https://www.ggrasia.com/april-macaus-best-mainland-visitor-tally-since-pandemic/

マカオ市の統計・国勢調査局が発表したデータによると、今年4月の月間、マカオへの訪問者数は79万4,819人で、そのうち中国からの訪問者数は73万934人であった。2020年2月のパンデミック以降では最高の水準となった。中国は、マカオとの間でCovid-19制限において、検疫なく旅行が可能な唯一の場所となっている。4月の宿泊者数は45万579人で、前月比11.3%増となった。全到着者の平均滞在日数は1.6日、宿泊者の平均滞在日数は2.9日だった。

総訪問者数(2021年1月から4月まで)は253万人強を記録している。マカオの月間訪問者数は順次増加しているものの、合算でも2019年4月(単月)に記録した343万人以上の訪問者数には、まだ遠く及ばない。
4月の観光客数はコロナ以降高水準となったが、92%が中国からの観光客である

【マカオ】メルコ社スタジオ・シティ 新施設ウォーターパーク初日は1,000人近く来場

STUDIO CITY WATER PARK ATTRACTS NEARLY 1,000 GUESTS ON FIRST DAY
https://macaudailytimes.com.mo/studio-city-water-park-attracts-nearly-1000-guests-on-first-day.html

メルコリゾーツ&エンターテインメントの運営するスタジオ・シティ「ウォーターパーク」が22日に正式オープンし、初日に1,000人近くのゲストを迎えた。スタジオ・シティの入場料は388マカオパタカ(約5,279円)で、1088マカオパタカ(約1万5,000円)のシーズンパスも提供している。

このウォーターパークは、スタジオ・シティの拡張の第2フェーズの一部であり、予算はおよそ14億ドル(約1,522億円)とされている。この第2フェーズには、シネプレックス、ウォーターパーク、高級レストラン、MICEなど、ゲーム以外のアトラクションが含まれる。

■STUDIO CITY WATER PARK
https://www.studiocity-macau.com/en/entertainment/waterpark


【マレーシア】リゾート・ワールド・ゲンティン カジノを閉鎖、営業時間制限も

Resorts World Genting shuts casino, limits operating hours
https://www.ggrasia.com/resorts-world-genting-shuts-casino-limits-operating-hours/

マレーシア政府は、Covid-19に対応する政策で国内の経済・社会分野に対する規制強化を発表した。この制限は、今週から適用され、ビジネス関連の営業時間は午前8時から午後8時の間に短縮される。マレーシアのカジノ施設リゾート・ワールド・ゲンティンは5月24日より追って国の通知があるまで、カジノを「一時的に閉鎖」、同ホテル、飲食店、ショッピングモール、小売店、その他の施設を2021年6月7日まで営業時間を午前8時から午後8時までに制限すると発表した。直近では、3週間閉鎖を経て、2月16日に営業を開始していた。※マレーシアでは1日6,509人の新規感染者数を報告している(5月24日時点)


【香港】ゲンティン香港、流動性と事業継続の能力を評価と発表

Genting HK assessing liquidity, ability to continue biz
https://www.ggrasia.com/genting-hk-assessing-liquidity-ability-to-continue-biz/

カジノ・クルーズ船を運営するゲンティン香港は、香港証券取引所に提出した2020年の監査済み財務報告書の中で、同社の取締役は、継続企業として事業を継続するための「十分な財源」があるかどうかを「慎重に検討」したと述べ、約17億2,000万ドル(約1,871億円)の純損失を計上し、6億2,940万ドル(約684億円)の純営業を発表した。

ゲンティン香港は、監査済みの上半期の数字はCovid-19 パンデミックの影響を受け、多くの船が欠航となり、2020年2月からはほぼ全てのクルーズ事業を、2020年3月からはドイツの造船所の事業を約7ヶ月間、一時的に停止したことが原因と述べた。2020年10月に造船所の操業を再開しているが、施設の利用は現在も限定的である。


【韓国】済州カジノ運営のランディング社が新株1,800万ドル(約19億円)を調達

Jeju casino backer Landing raising US$18mln via new shares
https://www.ggrasia.com/jeju-casino-backer-landing-raising-us18mln-via-new-shares/

韓国の済州島にある外国人専用のカジノのプロモーターであるランディング・インターナショナル・デベロップメントは、新株予約権を通じて1億3880万香港ドル(約19億円)を調達する。「済州神話ワールド」の既存施設への設備投資と、同所に新しいホテルを建設する投資費用としている。