ポストコロナのIR復活を占うリゾート・ワールド・ラスベガスが6月オープン

大谷イビサ(JaIR編集部) 写真●リゾート・ワールド・ラスベガス

 2021年6月24日にオープンするリゾート・ワールド・ラスベガス(Resort World Las Vegas)は、ラスベガスとしては10年以上ぶりとなる新築の統合型リゾートとなる。3つのプレミアムブランドホテル、ラスベガス最大のプール、最新テクノロジーを盛り込んだ施設の概要を紹介する。

オープンが迫ったリゾート・ワールド・ラスベガス

初の超高級ブランドを含む3つの宿泊設備

 マレーシアのゲーミング企業であるゲンティングループが運営するリゾート・ワールド・ラスベガスは、スターダスト(the old Stardust)の跡地にあたる88エーカー(約36万㎡)の敷地に建てられている。東京ドーム7.6個強という広大な敷地だ。

 注目は宿泊設備。ヒルトンとのパートナーシップ契約によってマルチブランド契約の3つのホテルが提供される。それぞれ「コンラッドホテルズ&リゾーツ」、「ヒルトンホテルズ&リゾーツ マーキーホテル」「クロックフォーズ LXRホテルズ&リゾーツ」の3つで、それぞれが独自のエントランスとロビー、個性的な客室とスイートルームを提供する。

クロックフォーズのロビー(イメージ)

 客室とスイートルームの合計は全部で3,500室を超えており、コンラッドが550~2,800ft²(約51~260㎡)の1,496室、ヒルトンが400~3,300ft²(約37~306㎡)の1,774室、そしてLXRホテルが550~7,000ft²(約51~650㎡)の236室を提供する。なかでも、「贅沢な宿泊施設、高級なアメニティ、高度にパーソナライズされたサービス」を謳うLXRホテルは、最大のスイートルームが7,000ft²(約650㎡)という驚異的な広さとなっている。

 ダイニングに関しては、高級レストランから軽食サービスまで40種類以上の飲食施設が用意されている。また、7万ft²(約6,503㎡)の2階建て商業施設を併設しており、ラグジュアリーブランドやライフスタイルブランドのユニークなブティックショップや体験型商品を展開する。

ラスベガス最大のプールにはインフィニティエッジプールも

 コンサートやエンターテインメント会場「The Theater」は、最大5,000人収容可能。有名人のコンサートやコンベンション、企業、スポーツイベントまで、さまざまなイベントを開催できるように設計されている。

 こちらはリゾート・ワールド・ラスベガスとAEGプレゼンツが共同開発し、コンサーツ・ウエスト(CONCERTS WEST)社が独占的にプログラム・運営する。5月12日に、セリーヌ・ディオン、キャリー・アンダーウッド、ケイティ・ペリー、ルーク・ブライアンなどがオープニング公演を行なうことが発表されている。ほとんどの施設は6月に同時オープンするが、The Theaterのみ今年の秋頃には完成する予定。

 ナイトライフも充実しており、シンガポールの大手ライフスタイル・エンターテインメント企業であるZOUK GROUPとのパートナーシップにより、ZOUK NIGHTCLUBやAYU DAYCLUBなどのコンセプトを、1つの複合エンターテインメント施設で体験ができるようになるという。

AYU DAYCLUB(イメージ)

 また、ラスベガスで最大の広さを誇る5.5エーカー(約2万2,257㎡)のプールデッキは、ストリップ地区で唯一のインフィニティプールを含む7つのユニークなプールがある。また、2万7,000ft²(約2508㎡)のワールドクラスの広さを誇るスパも併設されている。

 次世代を謳うカジノ・フロアは11万7,000ft²(約1万869㎡)のゲーミング・スペースが用意されており、スロットやテーブルゲーム、専用のポーカールーム、ハイリミット・エリア、スポーツ・ブックを備えている。ゲンティングループのロイヤリティ・プログラムである「GENTING REWARDS」でポイントを獲得し、特典を受けることができる。

テクノロジーを駆使した施設管理と地下輸送トンネルと直結

 さらにモバイルチェックインやデジタルキー、AIを搭載したデジタルコンシェルジュ「RED」など、最先端のテクノロジーを駆使したさまざまなサービスを施設全体で提供している。また、LEDビルディスプレイ米国最大級となる1万9,000ft²(約1765㎡)のウェストタワーLEDスクリーンを含む、10万ft²(約9,290㎡)以上のLEDディスプレイが利用されているとのこと。

 ビジネス用途では25万ft²(約2万3,225㎡)のフレキシブルな会議・宴会スペースが用意されている。会議室は50室で、6つの宴会場はフレキシブルに変更できる。会議・宴会スペースからホテルの客室エレベーターまでは100ft(約30メートル)で至近だ。

テラスからの眺め(イメージ)

 また、イーロン・マスク氏の革新的な地下輸送トンネルの交通システムにより、ラスベガス・コンベンション・センター(LVCC)に接続する初めての駅となる。会議参加者は、リゾートとLVCCの間をすべて電気自動車で、数分で移動することができる。

「ラスベガスの復興の一翼を担いたい」

 グランドオープンは6月24日で、米国がパンデミックからの復活を見せてきた時期のオープンとなる。リゾート・ワールド・ラスベガスの社長、スコット・シベラ氏は次のように述べている。

「リゾート・ワールド・ラスベガスは、業界でもっとも革新的なパートナーとともに、この記念的な施設を何年もかけて計画・建設してきました。他に類を見ないダイニングとエンターテインメント、ストリップ地区のどこよりも多彩な宿泊施設、そしてこの街で最も先進的なテクノロジーを備えており、ラスベガスのホスピタリティのスタンダードを再定義します」

「今年6月のオープンに向けて、感謝と興奮でいっぱいです。また、デスティネーションとホスピタリティ業界にとって、非常に困難な年であったラスベガスの復興の一翼を担いたいと考えています」

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