【海外版・4/21~4/27 IR記事まとめ】シルク・ドゥ・ソレイユのラスベガス公演は今夏再開、サンズ四半期報告 (1/2)

JaIR編集部

 JaIRがお届けする海外版・IRニュースまとめでは1週間分の海外のIR関連記事をまとめ、毎週お届けしています(掲出日は現地時間)。今回は4月21日(水)~4月27日(火)までのIR関連記事。出典サイトは記事の文末にまとめて記載していますが、各社のSNSも情報ソースとしています。なお、1ドル=108円、1マカオパタカ=13円換算です。


2021年4月27日(火)

【ラスベガス】ラスベガス観光局「Vegas You」広告キャンペーンを展開、ラスベガス再開をアピール

LVCVA launches ‘Vegas You’ ad campaign to remind visitors Vegas is open
https://www.yogonet.com/international/noticias/2021/04/27/57387-lvcva-launches-vegas-you-ad-campaign-to-remind-visitors-vegas-is-open

ラスベガス観光局(LVCVA)は、新しく大規模な広告キャンペーン「Vegas You」を開始した。全米のメディア、デジタルチャンネルで放映され、ソーシャルチャンネルでも展開される、観光誘致のPRを行う。また、夏に向けて第二弾の広告も5月下旬に公開する予定だ。
ラスベガス観光局(LVCVA)は、今夏に向けて大規模観光PRを行っている。Youtubeより

【マカオ】マカオ・カジノの高級ホテルは5月連休(中国の労働節)にほぼ満室

Many luxury hotels at Macau casinos full during May break
https://www.ggrasia.com/many-luxury-hotels-at-macau-casinos-full-during-may-break/

GGRAsiaの取材によると、マカオのカジノリゾートの高級ホテルは、労働節を中心とした5日間の休暇のうち、少なくとも3泊分はすでに完売したと伝えている。また、コタイ地区に集中している。伴い、休暇中にまだ予約可能な部屋を持っているカジノホテルが提供する平均宿泊料金も、今年2月の旧正月の長期休暇(春節)よりも高くなっている。


【マカオ】珠海への新しい歩行者用の国境道、2021年下期に開通:マカオ政府関係者

New pedestrian border to Zhuhai open 2H: Macau official
https://www.ggrasia.com/new-pedestrian-border-to-zhuhai-open-2h-macau-official/

マカオのウォン・シオ・チャク治安長官は、マカオと中国、広東省珠海との間に歩行者専用の新しい国境道を今年の下半期に開通することを発表した。検問所は今年の5月に完成するという。青茂検問所は、マカオと珠海の間では初の歩行者専用の国境となる。実際の開設時期は、運用のシミュレーションや中国当局の承認などの要因によって決めることを付け加えた。


2021年4月26日(月)

【シンガポール】シンガポール‐香港間で、5月26日より航空便の運航を再開

Singapore-HK limited air travel bubble from May 26
https://www.ggrasia.com/singapore-hk-limited-air-travel-bubble-from-may-26/

シンガポール運輸省は、シンガポール‐香港間で、5月26日より航空便の運航を開始することを発表した。最初の2週間は、片道1日1便の運航で、1便あたりの乗客数は200人を上限とし「慎重に」行われる予定だ。これまで香港のCovid-19感染状況が原因として延期されてきた。

ラスベガス・サンズ社の会長兼CEOであるロバート・ゴールドスタイン氏は、シンガポール市場の回復には海外旅行が必要であることから、「シンガポールが今年中にパンデミック前のレベルに戻るのは難しく、外国人プレイヤーがいないことは、(ビジネスにとって)非常に不利だ」と述べていた。


2021年4月23日(金)

【ラスベガス】ラスベガスのカジノは5月1日から80%の占有率を許可

Las Vegas Valley casinos allowed 80% occupancy starting May 1
https://www.reviewjournal.com/business/casinos-gaming/las-vegas-valley-casinos-allowed-80-occupancy-starting-may-1-2337503/

ネバダ・ゲーミング管理委員会は、5月1日よりラスベガスのほとんどのカジノで許容キャパシティを50%から80%に拡大することを発表した。引き続きマスクの着用を義務付ける。郡ごとの指示が出されており、クラーク郡の場合、定員は80%となった。また入場者の60%がCovid-19の初回ワクチン接種を受けたことを確認した時点で、100%に引き上げられる。


【ラスベガス】アッシャーがラスベガス公演で6日間の追加公演を発表

Usher adds 6 dates to Las Vegas residency
https://www.ktnv.com/positivelylv/dining-and-entertainment/usher-adds-6-dates-to-las-vegas-residency

昨年よりラスベガスでのライブ計画を伝えていたアッシャー(グラミー賞を8回受賞したソングライター)による、追加公演が決まった。7月と12月のラスベガスのシーザーズパレス、ザ・コロッセオでの公演に、8月の6日間が追加され、チケット収益の一部で寄付が行われるとしている。       


【ラスベガス】サーカ・スポーツ(Circa Sports)、ネバダ州カジノ「The Pass」でのスポーツベッティング運営権を獲得

Circa Sports greenlighted to operate sports betting at Nevada's The Pass casino
https://www.yogonet.com/international/noticias/2021/04/23/57350-circa-sports-greenlighted-to-operate-sports-betting-at-nevadas-the-pass-casino

昨年ラスベガス・ダウンタウン地区に、カジノ&ホテル「サーカ・ラスベガス」をオープンしたサーカが所有するサーカ・スポーツは、新しくネバダ州ゲーミング委員会からネバダ州ヘンダーソン地区「The Pass」カジノでスポーツブックを運営する承認を得た。

サーカ・スポーツは、コロラド州でモバイルベッティングアプリを導入し、アイオワ州にもアプリを拡大し、スポーツベッティング事業を拡大していく。


【マカオ】グランド・リスボア・パレスが政府の承認を受ける

Grand Lisboa Palace has passed final inspections: SJM
https://www.ggrasia.com/grand-lisboa-palace-has-passed-final-inspections-sjm/

マカオのカジノ運営会社であるSJMホールディングスは、390億香港ドル(約5,470億円)を投資したプロジェクトであるグランド・リスボア・パレスが、政府の「最終検査」を通過したと発表した。これまでの情報によると、同社のコタイ・プロジェクトは「2021年前半にオープンする」と予想されており、まもなく営業許可が下りる見込みだ。

コタイ・プロジェクトには、「グランド・リスボア・パレス」「パラッツォ・ヴェルサーチ」「カール・ラガーフェルド」の3つのホテルタワーが構成されており、合計で「約1,900室」備える。また、イベントスペース、カジノのほか、ショッピング、レストラン、エンターテインメント施設も整備される予定だ。
リスボアを中心としたコタイ・プロジェクトも、いよいよ開業を迎え、注目される

【ラスベガス】サンズの第1四半期の業績へ影響 マカオとシンガポールの旅行規制

Sands particularly hit by travel restrictions in Macau, Singapore in Q1
https://www.yogonet.com/international/noticias/2021/04/23/57347-sands-particularly-hit-by-travel-restrictions-in-macau-singapore-in-q1

ラスベガス・サンズは第1四半期の業績を発表した。純収入は12億ドル(約1,306億円)で、2020年の同時期に比べて15%減となった。営業損失は9,600万ドル(約104億円)となった。また、継続事業の純損失は2億8,000万ドル(約304億円)で、9,200万ドル(約100億円)から拡大している。

なお、ラスベガス事業の純収益は、1億3,900万ドル(約151億円)で前年同期比61%減となった。同社はラスベガスのカジノ施設の売却を進めており、第4四半期中に取引が完了する見込みだ。

サンズの会長兼CEOであるロバート・G・ゴールドスタイン氏は現在マカオ、シンガポール、ラスベガスへの旅行者数の増加していることに触れつつも、「引き続き制限があり、現在の業績の妨げとなっている」と述べた。また、「マカオとシンガポールでの投資および設備投資を行っており、新しい市場での成長機会も追求していく」とコメントしている。


【ロシア】ティグレ・デ・クリスタルのフェーズ2は2023年に延期

Launch of Tigre de Cristal phase 2 now 2023
https://www.ggrasia.com/launch-of-tigre-de-cristal-phase-2-now-2023-promoter/

ロシアのウラジオストクにあるティグレ・デ・クリスタル・カジノリゾートを運営する、香港上場のサミット・アセント・ホールディングス社は、は現在、「2023年に」複合施設の第2フェーズの最初の立ち上げを目標としていると述べた。以前は2022年とされていた。推定総開発費は2億ドル(約217億円)のままと報告された。