【海外版・4/7~4/13 IR記事まとめ】ラスベガス、イーロン・マスクの地下輸送システムお披露目 コンベンションも再開 (2/2)

JaIR編集部


2021年4月8日(木)

【ラスベガス】MGM、COVID-19検査を会場で提供、ラスベガスのミーティング向けに新プログラムを展開

MGM offers on-site COVID-19 testing, rolls out new program for meetings in Las Vegas
https://www.yogonet.com/international/noticias/2021/04/08/57151-mgm-offers-on-site-covid-19-testing-rolls-out-new-program-for-meetings-in-las-vegas

MGMリゾーツ社は、ラスベガス施設に関してコンベンション・ビジネスを取り戻すための「健康と安全の計画(Convene with Confidence)」を強化していることを報告した。

同社は、すべての宿泊客が客室内で迅速なCovid-19検査を受けられるように整備する。また、会議のクライアントが出席者の基準について「ワクチン接種の証明」を求めることができるようなオプションを検討している。
コンベンション・ビジネスの回復に向けた、MGMの具体的な取り組みとなる

【アメリカ】NYのオンライン・スポーツ・ベッティングは7月までに提案依頼、来年スーパーボウル(NFLの一大イベント)前に開始予定

NY online sports betting request for proposals expected by July, launch before Super Bowl
https://www.yogonet.com/international/noticias/2021/04/08/57159-ny-online-sports-betting-request-for-proposals-expected-by-july-launch-before-super-bowl

ニューヨーク州議会は2021-2022年の予算を可決し、オンライン・スポーツ・ベッティングを合法化する計画を含む2120億ドル(約23兆円)の支出計画を最終的に承認した。この予算案によると、州は今年オンライン・ベッティングを運営する企業について競争入札を実施し、少なくとも2社選定する。

この予算案では、ゲーミング委員会が7月までに提案依頼書(RFP)を作成し、今年後半にライセンスを授与する。委員会は2社のプラットフォーム・プロバイダーを選定し、プラットフォーム・プロバイダーは複数のオペレーターと提携することができる。予算案によると、プロバイダーは、「州にとって持続可能で長期的な収入を最大化する」方法に基づいて選定される。事業者は、州内の商業カジノや部族カジノ(オペレーター)と提携する必要があるため、ドラフトキングズ社、FanDuel社、Bet365社、BetRivers社などが候補に挙がっている。


【アメリカ】WynnBET、デジタルスポーツ・メディア・パブリッシャーと提携

WynnBET partners with digital sports media publisher Minute Media
https://www.yogonet.com/international/noticias/2021/04/08/57158-wynnbet-partners-with-digital-sports-media-publisher-minute-media

デジタルスポーツ・メディア・パブリッシャーであるミニッツメディア社は、WynnBETがコンテンツマーケティングおよびアフィリエイトのパートナーシップを発表した。この契約により、WynnBETは、メディアが所有するブランド、メディア司会者、アスリート・インフルエンサー、技術プラットフォームなどの多様なネットワークを活用して、コンテンツを作成できる。米国の月間平均6000万人のユーザーにリーチする見込みだ。

ウィン・リゾーツ社の社長であるクレイグ・ビリングス氏は、「ミニッツメディアは質の高いスポーツ関連コンテンツを制作・公開しており、その多くは地元の熱心な視聴者を対象とする。パートナーシップを活用して、統合施設で配信する魅力的な新コンテンツを共同制作することを楽しみにしている」とコメントした。

WynnBETは 2021年2月にも、140以上のオリジナル番組を持つスポーツ・オーディオ・ネットワークであるBlue Wire Podcasts社の公式スポーツベッティングパートナーとなった。大手メディア企業との2つ目のパートナーシップとなる。


【マカオ】マカオの1日の訪問者数、4月2日から6日まで前月比17%減

Macau daily visit volume down 17pct m-o-m for April 2 to 6
https://www.ggrasia.com/macau-daily-visit-volume-down-17pct-m-o-m-for-april-2-to-6/

マカオ政府観光局によると、イースターから、清明節の連休中(中国の4月3日から5日の連休)を含む5日間、マカオには99,568人の旅行者が訪れ、1日平均では約20,000人の入国者数となったという。

しかし、1日あたりの平均訪問者数は、3月の1日あたりの訪問者数に比べて17.0%減となった。全体の90.9%は中国からの入国者で、香港や台湾の旅行書類でマカオに入国した人は、それぞれ7,678人、1,399人となった。


【マカオ】ムーディーズはMGM、ウィンが大規模なIR開発を追求することを期待

Moody’s expects MGM, Wynn to pursue large IR development
https://www.ggrasia.com/moodys-expects-mgm-wynn-to-pursue-large-ir-development/

格付け機関であるムーディーズは、MGM、ウィンについて、「Ba3」の格付けとし、「コロナウイルスを封じ込める努力による有意義な収益の減少と、再開した現在は回復遅れの可能性」を反映しているとしているが、同時に両者に対し「多額の」投資と債務を必要とするワールドワイドな新しい「大規模で、注目度が高い」開発機会を追求することを期待していると評価した。

MGMリゾーツに対しては「建設資金を調達するために多額の株式投資と債務を必要とし、国内事業を拡大し続けるほか、大規模な統合型リゾート(IR)開発プロジェクト(日本を含む)を積極的に追求する」と期待していると述べた。


【マカオ・中国】マカオと中国がギャンブラーに対し、詐欺組織を摘発

Macau, mainland bust gambler-targeted money scam ring
https://www.ggrasia.com/macau-mainland-bust-gambler-targeted-money-scam-ring/

マカオ司法警察が地元メディアに語ったところによると、中国本土の治安部隊と共同で行った取り締まりにより、マカオおよび中国の広東省、山東省、浙江省、江蘇省で、これまでに合計103人が逮捕された。

これは3月下旬に始まった取り締まりで、「銀行員訓練用の紙幣」を用いた内容で摘発された。詐欺グループは、マカオのカジノで中国元を香港ドルに交換しようとするギャンブラーをターゲットにしていたと伝えられた。


2021年4月7日(水)

【アメリカ】シンクレア社とバリーズ提携、スポーツネットワークをバリー・スポーツとして正式ブランドに

Sinclair and Bally’s formally rebrand regional sports networks as Bally Sports
https://www.yogonet.com/international/noticias/2021/04/07/57135-sinclair-and-ballys-formally-rebrand-regional-sports-networks-as-bally-sports

シンクレア・ブロードキャスト・グループと、バリーズ・コーポレーションは地域スポーツネットワーク(RSN)の公式ブランディングを発表した。パートナーシップに関連して、バリーズは、以前はFOXの名でブランド化されていた、すべてのシンクレア社の命名権を取得し、そのブランドを活用する。

公式のブランド変更は、「Bally Sports(バリー・スポーツ)」としての最初のフェーズであり、今後数か月から数年でこれらの展開を行っていく計画だ。


【アメリカ】バリーズ・コーポレーション、モンブルー・リゾートカジノ&スパ売却完了

Bally's Corporation completes acquisition of MontBleu Resort Casino & Spa
https://www.yogonet.com/international/noticias/2021/04/07/57141-ballys-corporation-completes-acquisition-of-montbleu-resort-casino--spa

ネバダ州タホ湖のモンブルー・リゾートカジノの取引では、シーザーズ・エンターテインメントからバリーズ・コーポレーションへ売却が完了した。この取引は2020年7月に決定したシーザーズとエルドラドの合併に関連する資産売却の契約の一部となる。


【アメリカ】ニューヨークのカジノ計画が州予算合意に含まれる

New York City casino plans included in state budget agreement
https://www.yogonet.com/international/noticias/2021/04/07/57128-new-york-city-casino-plans-included-in-state-budget-agreement

アンドリュー・クオモNY州知事は、議会においてニューヨーク市、マンハッタンにカジノを設置することを検討することを提案した。州は2021年から2022年の予算の一部を用いて、ダウンステート(ニューヨーク州南東部)の3つの新しいカジノライセンス提案募集を始めることになる。また、ニューヨーク州の議会は、モバイル・スポーツ・ベッティングを合法化するための別の議案を承認した。

ウィン・リゾーツ社、バリーズ・コーポレーション、ラスベガス・サンズ社の3社が、ニューヨーク地区のカジノライセンスを獲得するために検討していると言われている。候補地としては、クイーンズ地区のウィレッツポイント、ロングアイランド地区のベルモントパーク、スタテン島のセントジョージ地区などが挙げられる。

■関連記事
New York: limited-operator online sports betting to be legalized by state budget
https://www.yogonet.com/international/noticias/2021/04/07/57140-new-york-limited-operator-online-sports-betting-to-be-legalized-by-state-budget


【マカオ】マカオ 4月初週GGRは前年同期比で横ばい、訪問者数は増加

Macau Apr 1-6 GGR flat w-o-w, despite visits up: Bernstein
https://www.ggrasia.com/macau-apr-1-6-ggr-flat-w-o-w-despite-visits-up-bernstein/

証券会社サンフォード・C・バーンスタイン社の報告によると、今年の4月1日から6日までのマカオのカジノのゲーム総収入(GGR)は、期間中に訪問者数が増加したにもかかわらず、前週と比べて横ばいとなった。4月の通月のGGRは、2019年4月のパンデミック前と比較すると「50%台後半」で縮小する可能性があると同機関は付け加えている。

同社アナリストによると、「訪問者数は回復に比べて、明らかに弱いGGRは、訪問者一人当たりの消費額の低下を示している」としている。だが、マカオのGGRの傾向は「4月と5月にかけて」改善し、今年の下半期から「強い改善」が見られると予想した。「旅行の障害がなくなり、訪問者数が増加すれば、今年の夏にはより強固なGGRの上昇が始まると予想される。訪問者数の増加の鍵となるのは、IVSビザ(個人訪問スキーム)の処理が(手作業から)e-visaに切り替わり、団体ビザ/旅行が許可されたときだ」とコメントをしている。


【マレーシア】ゲンティン・マレーシアは2年以内にレバレッジ削減する可能性がある

GEN Malaysia may deleverage within 2 years says Fitch
https://www.ggrasia.com/gen-malaysia-may-deleverage-within-2-years-says-fitch/

格付け企業のフィッチレーティングス社は、カジノオペレーターのゲンティン・マレーシアについて、Covid-19パンデミック後の需要の「段階的な」回復と、財務規律と運用の柔軟性の維持、および設備投資の緩和のおかげで、「1年または2年でデレバレッジ」できるという報告書を提出した。


【マレーシア】ゲーミング産業回復は緩やか、課題は残る ゲンティン社

Nascent gaming recovery, challenges remain: Genting boss
https://www.ggrasia.com/nascent-gaming-recovery-challenges-remain-genting-boss/

ゲンティン会長兼CEOであるリム・コク・テイ氏は、年次報告書のメッセージの中で、アジアのゲーム業界には「初期の回復」の兆しがあると述べる一方、Covid-19の流行がビジネスに悪影響を与え続けていることから、今後1年間は「大きな課題」が待ち受けていると警告する。

また、リゾート・ワールド・ゲンティンの今年の「重要な成長イニシアチブ」は、マレーシアのゲンティン・ハイランドのテーマパーク「Genting Sky Worlds(ゲンティン・スカイ・ワールド)」の立ち上げであると語った。リム氏は、このアトラクションは「2021年の半ばまでに」オープンすると発表した。テーマパークでは、20世紀FOX映画をテーマとしたアトラクションが乗り物として盛り込まれる予定だ。

また、ゲンティン・シンガポールは、日本でのカジノライセンス取得に向けて引き続き取り組んでいくことを報告書に盛り込んだ。リム氏は、日本の統合型リゾートの提案依頼プロセスがゲンティン・グループの投資基準に合致しているかどうかを含め「条件を評価する」と述べた。ゲンティン・グループは、マレーシアとシンガポールのほか、英国、エジプト、バハマ、米国でもカジノを運営している。

マレーシアでのゲンティン・スカイ・ワールドの立ち上げと、日本IRへの意欲を改めて示した

【韓国】グランド・コリア・レジャー 3月カジノ売上高が前月比で飛躍的に増加

Grand Korea Leisure March casino sales leap m-on-m
https://www.ggrasia.com/grand-korea-leisure-march-casino-sales-leap-m-on-m/

韓国で外国人専用カジノを運営するグランド・コリア・レジャーの3月カジノ売上高は、前年同月比で49.1%ほどだったものの、前月比で1,074.0%の増加となった。2月は5億700万ウォン(約4,943万円)であったが、3月のカジノ売上高は59億5,000万ウォン(約5.8億円)となった。

ソウル首都圏では中央災害・安全対策本部がCovid-19対策として、11月24日から3月15日まで、同社のソウルのカジノ施設を閉鎖していた。

同グループは、セブンラックブランドのソウルの「江南COEX」、同じくソウルの「江北ヒルトン」、釜山の「ロッテ」などのカジノを運営している。


【韓国】江原(カンウォン)ランド、韓国政府高官で前副知事をCEOに起用

Kangwon Land names ex-vice minister as CEO
https://www.ggrasia.com/kangwon-land-names-ex-vice-minister-as-ceo/

韓国の元政府高官が、4月8日からカジノリゾートプロモーターである江原(カンウォン)ランドのCEOに起用される。3年の任期を終えたムン氏の後任としてリー・サム・グォル氏が就任する。リー氏は、2011年から2013年まで韓国の内政・安全省の次官を務め、それ以前では2008年から2011年まで、慶尚北道地域の副知事を務めていた経歴を持つ。


<出典サイト>
Las Vegas Review-Journal
https://www.reviewjournal.com/

Yogonet
https://www.yogonet.com/international/

GGRAsia
http://www.ggrasia.com/

8newsnow
https://www.8newsnow.com/

LasVegas SUN
https://lasvegassun.com/