シーザーズとネバダ大学がテクノロジー・ハブ施設を設立

JaIR編集部

 ネバダ大学ラスベガス校(UNLV)と、シーザーズ・エンターテインメント(NASDAQ:CZR)は4月29日(現地時間)、テクノロジー・ハブ施設「ブラック・ファイア・イノベーション」を設立すると発表。オープニングは2019年末を予定しているという。

 約4000平方メートルのイノベーションスペースには、模擬客室やカジノ、スポーツブック、eスポーツ競技場、VR設備を設置。本部は、ネバダ大学ラスベガス校のハリー・リード・リサーチ・アンド・テクノロジー・パーク内の最先端研究施設内に設置する。

 ネバダ大学ラスベガス校のマルタ・メアナ学長は「今回のシーザーズ・エンターテインメントとの連携により、UNLVのリサーチおよびイノベーションのリーダーとしての役割が強化され、ゲーミングとホスピタリティー分野の知の中心地としてのラスベガスの地位が一層高められます。ブラック・ファイア・イノベーションのような共有施設により、当大学の学生は業界最前線で活躍する専門家への比類ないアクセスを得ることになります。これは、ラスベガスにしかないUNLVの誇りと感じております」とコメント。

 シーザーズ・エンターテインメントのエグゼクティブ・バイス・プレジデント兼最高情報責任者(CIO)であるレス・オトレンギ氏は「我々はゲーミング、ホスピタリティー業界においてトップレベルの研究者と業界の専門家をユニークな協働環境に集結させることで、まさに前例のない形でイノベーションを加速させていく所存です。ブラック・ファイア・イノベーションは、この技術拠点を通じて新鋭の学生人材、技術パートナー、そしてコミュニティとともに協働しながら、今後何年にもわたりエンターテインメント業界の未来を形作る創造性と起業家精神を促進するよう設計されています」と述べている。