2021年2月19日(金)
【マカオ】マカオ、ホテル平均稼働率は48%(春節期間)、宿泊料金は低下
Average Macau hotel occupancy 48pct in CNY, rates down
http://www.ggrasia.com/average-macau-hotel-occupancy-48pct-in-cny-rates-down/
今年の春節期間中(CNY) のマカオのホテル平均稼働率は48.3%で、前年比で4.6%減少した。マカオ政府観光局(MGTO)に発表されたデータによると、すべてのホテル層の客室料金も休暇期間中に低下したという。
5つ星のホテルは50.6%の稼働率で前年同期4.7%減で、宿泊料金は38.7%減の1泊あたり1,444.8マカオパタカ(約19,000円)平均となった。また、4つ星ホテルの平均稼働率は49.8%で、前年の連休から1.5%上昇した。しかし、料金は前年比で半減しており、734マカオパタカ(約9,700円)であった。
【マカオ】マカオ2020年のゲーミング税は37億ドル(約3,900億円)、74%減
Macau 2020 gaming tax take US$3.7bln, down 74pct
http://www.ggrasia.com/macau-2020-gaming-tax-take-us3-7bln-down-74pct/
マカオ政府は、2020年通年のゲーミング産業からの税収について298.1億マカオパタカ(約3,900億円)と発表した。2019年と比較し73.6%減となる。2020年のマカオのカジノGGRは604.4億マカオパタカ(約7,987億円)となり、前年比79.3%の減となった(マカオの税収額と、その期間におけるカジノGGRは、一般的に乖離がある。理由の一つとして、カジノ運営においてGGRが計上されてから、マカオ政府が納税登録するまでに遅延があると言われている)。
政府はマカオのカジノの総ゲーミング収入(GGR)に35%の税率で課税しているが、カジノのゲーミング収入に対する他の課税により税率は実質的に39%に引き上げられている。
■関連記事
【新型コロナのIRへの影響レポート】マカオ 2021年2月2日版
http://https://jair.report/article/568/
【韓国】シーザーズが韓国から撤退、元パートナー企業が運営を引継、3年延期要求
Caesars out of Korea, ex-partner R&F asks 3yr delay
http://www.ggrasia.com/caesars-out-of-korea-casino-ex-partner-rf-asks-3yr-delay/
シーザーズ・エンターテインメントは、韓国の仁川で計画されていたカジノ建設について、全株式を、これまでパートナーとしてきた香港市場に上場する広州R&Fプロパティ株式会社へ譲渡した。このプロジェクトは「シーザーズ・コリア・リゾート・コンプレックス」として、外国人専用のカジノを持つ予定だった。なお、株式は広州R&Fへ渡ったが、R&Fコリア(RFCKR)と呼ばれる事業体によって推進されているという。
GGRAの取材によると、韓国のグループは、今年2月初旬に韓国の文化体育観光部に、第1フェーズの開始を2021年3月17日から「2024年3月」に延期するよう正式に要請した。
シーザーズ・エンターテインメントは、2019年8月に日本のカジノライセンスの追求を取りやめると述べている。
【カンボジア】アンコールワット近くのナガコープ社の計画へユネスコが警鐘
UNESCO alarmed over NagaCorp scheme near Angkor Wat
http://www.ggrasia.com/unesco-alarmed-over-nagacorp-scheme-near-angkor-wat/
国際連合教育科学文化機関(ユネスコ)は、世界遺産アンコールワット近くの非ゲーミング・リゾートを建設するという提案について、懸念の声を上げた。同リゾートは香港に上場するカジノ投資会社ナガコープが3億5,000万ドル(約369億円)を投資し、カンボジアのシェムリアップに建設予定である。
ユネスコによると、このプロジェクトは、遺産保全と開発を監督する多国籍団体の国際委員会(ICC-アンコール)の会議での議論の焦点であったとし、「保全と持続可能な開発分野の専門家による技術的意見で、遺産の近くのナガコープのプロジェクトは明らかに好ましくないものであった」、「ユネスコ世界遺産センターはまた、第三者からも懸念を表明する多数の訴えを受けている」と述べ、「計画された規模、範囲、コンセプトが、アンコールがユネスコの世界遺産リストに登録されている普遍的価値に影響を与える可能性がある」と懸念を示した。
2021年2月18日(木)
【ラスベガス】マンダレイベイ、ミラージュ、パークMGMは3月3日に年中無休24時間営業へ
Mandalay Bay, The Mirage, Park MGM return to 24/7 hours on March 3
https://www.yogonet.com/international/noticias/2021/02/18/56531-mandalay-bay-the-mirage-park-mgm-return-to-247-hours-on-march-3
MGMリゾートは、3月3日より、ストリップ地区のマンダレイベイ、ミラージュ、パークMGMを年中無休のホテル運営を再開すると発表した。MGMはライブエンターテインメントショーも、2月と3月上旬にかけて徐々にステージを戻すことも発表している。
Covid-19の発生の中で訪問者が減少したため、3つの施設すべては平日の間、閉鎖に移行していた。ネバダ州知事のスティーブ・シソラック氏は最近、カジノの収容能力を25%制限から35%の制限へ緩和した。また、3月15日には35%で稼働している企業は50%の容量に移行できるようになる。同社は現在、ラスベガスへの旅行への関心が高まったことで、会社は完全なスケジュールに戻ったと述べた。
【マカオ】春節の訪問者数は90,615人、前年比65%減
Macau CNY visitor tally 90,615, down 65pct on prior year
http://www.ggrasia.com/macau-cny-visitor-tally-90615-down-65pct-on-prior-year/
公式データによると、春節期間中(中国政府に指定された2月11日から17日の期間)にマカオを訪れた観光客の総数は90,615人で、前年の同休暇期間と比べて65.3%減となった。中国からの観光客数は8万2,190人で、前年比44.9%減であった。
また、証券会社のサンフォード・スタイン社は、マカオへの訪問者は「今後数ヶ月間はゆっくりとしか増加しない」と予想している。重要なのは「ビザ処理がデジタルで、即日に切り替わったとき」「それは少し時間がかかるかもしれない」とコメントした。マカオ観光局(MGTO)のディレクター、マリア・セナ・フェルナンデス氏もまた、中国の出国ビザシステム、特に個人訪問スキーム(IVS)の自動処理システムを再開するよう中国当局に要請している。
【マカオ】マカオ政府とSJM、コタイ地区リゾートの採用イベントを共催
Macau govt, SJM co-host recruitment event for Cotai resort
http://www.ggrasia.com/macau-govt-sjm-co-host-recruitment-event-for-cotai-resort/
マカオ労働局は2月19日、マカオのカジノ運営会社SJMホールディングスのコタイ地区プロジェクトであるグランド・リスボア・カジノと共同で採用イベントを開催する。政府はマカオの住民の「雇用機会の拡大」を支援することを目的とする。
投資アナリストによると、39億香港ドル(約530億円)のプロジェクトは「2021年の前半」(後半と予測する意見もある)から「段階的に」開業し、900室のホテルとカジノを併設すると見られている。
【韓国】江原ランド、四半期損失計上 グランド・コリア・レジャーと同時期に再開
Kangwon Land casino reopens, GKL with Busan ops- Kangwon Land loss
http://www.ggrasia.com/kangwon-land-casino-reopens-gkl-with-busan-ops/
江原(カンウォン)ランドは、第4四半期の報告で、33.33億ウォン(約3.2億円)の損失を計上したと発表した。前年同期は526.2億ウォン(約50億円)の利益であった。2020年第3四半期と比較すると400.86億ウォン(約38億円)の損失からは改善されている。
同社は、12月31日締めの3ヶ月間の売上高について、前年同期比64.8%減の1,313.2億ウォン(約125億円)と報告した。また、同期間の総ゲーミング収入は前年同期比65.5%減の1,264億ウォン(約121億円)となったが、同年前期比では99.4%増だった。2020年通年の累計売上高は前年同期比68.5%減の4,785億8,800万ウォン(約458億円)となった。
また、2019年の利益が約3,346.66億ウォン(約320億円)だったのに対し、2020年は2,758億ウォン(約264億円)の損失を計上した。
韓国政府によるCovid-19対策が「レベル1.5」へ緩和されたことから江原ランドとグランド・コリア・レジャーの釜山カジノは2月15日に再開している。後者のソウルの施設は3月1日までの閉鎖となる。
2021年2月17日(水)
【ラスベガス】2023年開業を前にMSGスフィア・プロジェクトはコスト増の見込み
Cost of MSG Sphere project expected to increase before 2023 opening
https://www.reviewjournal.com/business/tourism/cost-of-msg-sphere-project-expected-to-increase-before-2023-opening-2283224/
マディソン・スクエア・ガーデン・エンターテイメント(MSG)がラスベガスに建設中のプロジェクト「MSGスフィア」について、最高財務責任者マーク・フィッツパトリック氏は、12月31日の時点でプロジェクトに6億4,500万ドル(約682億円)使用したことに言及した。
同社はまた、2023年に完成に向けて最終的なコストを把握しておらず、見積もりを出していないと述べた。同氏は「プロジェクトの複雑さ、開業予定日までの残り2年以上、世界的なパンデミックの影響が継続していることを考えると、これは不確実性を伴う可能性がある」という。
また、同氏は「全体的に見て、私たちはパンデミックが終息し、ラスベガスが復活すると確信しており、人々が集まり、新しい体験に参加したいという強い欲求を利用した会場を建設している」と述べ、「スケジュールを延長したことで、短期的に資金を確保することも可能になりました。また、ラスベガスの回復のための時間も確保でき、2023年までには観光とコンベンションビジネスが本格化すると考えています」とコメントした。
【アメリカ】アメリカン・ゲーミング協会(AGA)COVID-19で2020年商用ゲーミング収益は前年比31%減
COVID-19 Drives Commercial Gaming Revenue Down 31% in 2020
https://www.americangaming.org/new/covid-19-drives-commercial-gaming-revenue-down-31-in-2020/
アメリカン・ゲーミング協会(AGA)の「Commercial Gaming Revenue Tracker」によると、2020年の商業ゲーミング収入は300億ドル(約3兆1,672億円)で、前年比31%以上の減少となった。これは米国のゲーム業界にとって2014年以来の市場縮小、2003年以来で最低のゲーム収入総額となった。ただし、第4四半期には2020年第3四半期比1.7%増となり、若干のプラスの勢いで1年を終えている。
2020年は、新しいゲーミング領域の成長に支えられ、スポーツベッティングは前年比69%増の15億ドル(約1,583億円)の過去最高の収益を獲得し、iGaming(オンラインベッティング)収益は前年比3倍の16億ドル(約1,689億円)に達した。
AGAの社長兼CEOビル・ミラー氏は、「Covid-19は、私たちのビジネスと従業員、そしてカジノゲームの成功に依存している全米の地域社会に大きな打撃を与えました」、「しかし、これらの数字はCovid-19の経済的な現実を示しており、2021年のゲーミングの回復を加速させるためには、連邦政府による救済措置とワクチン配布の強化が重要であることを強調しています」と述べた。商業カジノは、Covid-19による閉鎖を大きな要因として2020年を通して通常の営業日数の27%を失ったと報告している。カジノ再開は2020年中頃から始まり、現在では米国のカジノ998件のうち911件が再開している。
■関連記事
【新型コロナのIRへの影響レポート】ラスベガス 2021年1月26日版
https://jair.report/article/558/
【ラスベガス】ウィン・リゾーツ フォーブス・トラベルガイドで上位にランクイン
Wynn Resorts secures top rankings on Forbes Travel Guide list
https://www.yogonet.com/international/noticias/2021/02/17/56510-wynn-resorts-secures-top-rankings-on-forbes-travel-guide-list
ウィン・リゾーツは、2021年フォーブス・トラベルガイドで22軒の5つ星賞をそれぞれ維持していることを発表した。独立系ホテル会社の中で最も多くの星5を獲得し、そのうち8軒は5年連続で獲得となる。
また、ウィン・マカオ、ウィン・パレス、ウィン・ラスベガス、アンコール・ボストン・ハーバーが、フォーブス・トラベルガイドの「シェアケア・ヘルス・セキュリティ VERIFIED™(衛生プロトコルの基準をカバーし、健康安全手順が実施されている施設に付与される)」に認定された。
■Forbes Travel Guide’s 2021 Star Award Winners
https://stories.forbestravelguide.com/forbes-travel-guides-2021-star-award-winners
【アメリカ】Team USA(アメリカ合衆国のオリンピック・パラリンピックのスポーツの選手団体)は、EquiLotteryGames社とライセンス契約を締結
Team USA enters into licensing agreement with EquiLottery Games
https://www.yogonet.com/international/noticias/2021/02/17/56506-team-usa-enters-into-licensing-agreement-with-equilottery-games
Team USA(アメリカ・オリンピック・パラリンピック委員会に承認された、アメリカ合衆国における選手団体)の「Team USA Summer Gold」と「Team USA Winter Gold」は、EquiLottery Games社と、来たる東京と北京のオリンピック・パラリンピック競技大会に向けてライセンス契約を締結した。この契約に基づき、EquiLottery Gamesは、「Team USA」のマークとロゴで認証されたゲーミングを提供することが可能になる、また、選手らへの付加価値を与えるものとされている。
EquiLotteryGamesは、米国でのライブスポーツ宝くじゲームのパイオニアとして知られており、メジャーリーグ・ベースボール、NBA、NASCARなどの競技団体とのパートナーシップおよびライセンス契約を結んでいる。
【マカオ】マカオ空港、2月のフライトは前月比30%増
Feb flights maybe 30pct up on Jan says Macau airport
http://www.ggrasia.com/feb-flights-maybe-30pct-up-on-jan-says-macau-airport/
マカオ国際空港は、2月28日までに1,128便(1日約40便)の旅客便を運航する見込みだ。1月は31日間で 空港では、870便、1日あたり約28便の便を取り扱った。2月の旅客便数は前月比29.7%の増加となると推定されている。
<出典サイト>
アメリカン・ゲーミング協会(AGA)
https://www.americangaming.org/
Las Vegas Review-Journal
https://www.reviewjournal.com/
Yogonet
https://www.yogonet.com/international/
GGRAsia
http://www.ggrasia.com/
【マカオ】マカオ、ホテル平均稼働率は48%(春節期間)、宿泊料金は低下
Average Macau hotel occupancy 48pct in CNY, rates down
http://www.ggrasia.com/average-macau-hotel-occupancy-48pct-in-cny-rates-down/
今年の春節期間中(CNY) のマカオのホテル平均稼働率は48.3%で、前年比で4.6%減少した。マカオ政府観光局(MGTO)に発表されたデータによると、すべてのホテル層の客室料金も休暇期間中に低下したという。
5つ星のホテルは50.6%の稼働率で前年同期4.7%減で、宿泊料金は38.7%減の1泊あたり1,444.8マカオパタカ(約19,000円)平均となった。また、4つ星ホテルの平均稼働率は49.8%で、前年の連休から1.5%上昇した。しかし、料金は前年比で半減しており、734マカオパタカ(約9,700円)であった。
【マカオ】マカオ2020年のゲーミング税は37億ドル(約3,900億円)、74%減
Macau 2020 gaming tax take US$3.7bln, down 74pct
http://www.ggrasia.com/macau-2020-gaming-tax-take-us3-7bln-down-74pct/
マカオ政府は、2020年通年のゲーミング産業からの税収について298.1億マカオパタカ(約3,900億円)と発表した。2019年と比較し73.6%減となる。2020年のマカオのカジノGGRは604.4億マカオパタカ(約7,987億円)となり、前年比79.3%の減となった(マカオの税収額と、その期間におけるカジノGGRは、一般的に乖離がある。理由の一つとして、カジノ運営においてGGRが計上されてから、マカオ政府が納税登録するまでに遅延があると言われている)。
政府はマカオのカジノの総ゲーミング収入(GGR)に35%の税率で課税しているが、カジノのゲーミング収入に対する他の課税により税率は実質的に39%に引き上げられている。
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【新型コロナのIRへの影響レポート】マカオ 2021年2月2日版
http://https://jair.report/article/568/
【韓国】シーザーズが韓国から撤退、元パートナー企業が運営を引継、3年延期要求
Caesars out of Korea, ex-partner R&F asks 3yr delay
http://www.ggrasia.com/caesars-out-of-korea-casino-ex-partner-rf-asks-3yr-delay/
シーザーズ・エンターテインメントは、韓国の仁川で計画されていたカジノ建設について、全株式を、これまでパートナーとしてきた香港市場に上場する広州R&Fプロパティ株式会社へ譲渡した。このプロジェクトは「シーザーズ・コリア・リゾート・コンプレックス」として、外国人専用のカジノを持つ予定だった。なお、株式は広州R&Fへ渡ったが、R&Fコリア(RFCKR)と呼ばれる事業体によって推進されているという。
GGRAの取材によると、韓国のグループは、今年2月初旬に韓国の文化体育観光部に、第1フェーズの開始を2021年3月17日から「2024年3月」に延期するよう正式に要請した。
シーザーズ・エンターテインメントは、2019年8月に日本のカジノライセンスの追求を取りやめると述べている。
【カンボジア】アンコールワット近くのナガコープ社の計画へユネスコが警鐘
UNESCO alarmed over NagaCorp scheme near Angkor Wat
http://www.ggrasia.com/unesco-alarmed-over-nagacorp-scheme-near-angkor-wat/
国際連合教育科学文化機関(ユネスコ)は、世界遺産アンコールワット近くの非ゲーミング・リゾートを建設するという提案について、懸念の声を上げた。同リゾートは香港に上場するカジノ投資会社ナガコープが3億5,000万ドル(約369億円)を投資し、カンボジアのシェムリアップに建設予定である。
ユネスコによると、このプロジェクトは、遺産保全と開発を監督する多国籍団体の国際委員会(ICC-アンコール)の会議での議論の焦点であったとし、「保全と持続可能な開発分野の専門家による技術的意見で、遺産の近くのナガコープのプロジェクトは明らかに好ましくないものであった」、「ユネスコ世界遺産センターはまた、第三者からも懸念を表明する多数の訴えを受けている」と述べ、「計画された規模、範囲、コンセプトが、アンコールがユネスコの世界遺産リストに登録されている普遍的価値に影響を与える可能性がある」と懸念を示した。
2021年2月18日(木)
【ラスベガス】マンダレイベイ、ミラージュ、パークMGMは3月3日に年中無休24時間営業へ
Mandalay Bay, The Mirage, Park MGM return to 24/7 hours on March 3
https://www.yogonet.com/international/noticias/2021/02/18/56531-mandalay-bay-the-mirage-park-mgm-return-to-247-hours-on-march-3
MGMリゾートは、3月3日より、ストリップ地区のマンダレイベイ、ミラージュ、パークMGMを年中無休のホテル運営を再開すると発表した。MGMはライブエンターテインメントショーも、2月と3月上旬にかけて徐々にステージを戻すことも発表している。
Covid-19の発生の中で訪問者が減少したため、3つの施設すべては平日の間、閉鎖に移行していた。ネバダ州知事のスティーブ・シソラック氏は最近、カジノの収容能力を25%制限から35%の制限へ緩和した。また、3月15日には35%で稼働している企業は50%の容量に移行できるようになる。同社は現在、ラスベガスへの旅行への関心が高まったことで、会社は完全なスケジュールに戻ったと述べた。
【マカオ】春節の訪問者数は90,615人、前年比65%減
Macau CNY visitor tally 90,615, down 65pct on prior year
http://www.ggrasia.com/macau-cny-visitor-tally-90615-down-65pct-on-prior-year/
公式データによると、春節期間中(中国政府に指定された2月11日から17日の期間)にマカオを訪れた観光客の総数は90,615人で、前年の同休暇期間と比べて65.3%減となった。中国からの観光客数は8万2,190人で、前年比44.9%減であった。
また、証券会社のサンフォード・スタイン社は、マカオへの訪問者は「今後数ヶ月間はゆっくりとしか増加しない」と予想している。重要なのは「ビザ処理がデジタルで、即日に切り替わったとき」「それは少し時間がかかるかもしれない」とコメントした。マカオ観光局(MGTO)のディレクター、マリア・セナ・フェルナンデス氏もまた、中国の出国ビザシステム、特に個人訪問スキーム(IVS)の自動処理システムを再開するよう中国当局に要請している。
【マカオ】マカオ政府とSJM、コタイ地区リゾートの採用イベントを共催
Macau govt, SJM co-host recruitment event for Cotai resort
http://www.ggrasia.com/macau-govt-sjm-co-host-recruitment-event-for-cotai-resort/
マカオ労働局は2月19日、マカオのカジノ運営会社SJMホールディングスのコタイ地区プロジェクトであるグランド・リスボア・カジノと共同で採用イベントを開催する。政府はマカオの住民の「雇用機会の拡大」を支援することを目的とする。
投資アナリストによると、39億香港ドル(約530億円)のプロジェクトは「2021年の前半」(後半と予測する意見もある)から「段階的に」開業し、900室のホテルとカジノを併設すると見られている。
【韓国】江原ランド、四半期損失計上 グランド・コリア・レジャーと同時期に再開
Kangwon Land casino reopens, GKL with Busan ops- Kangwon Land loss
http://www.ggrasia.com/kangwon-land-casino-reopens-gkl-with-busan-ops/
江原(カンウォン)ランドは、第4四半期の報告で、33.33億ウォン(約3.2億円)の損失を計上したと発表した。前年同期は526.2億ウォン(約50億円)の利益であった。2020年第3四半期と比較すると400.86億ウォン(約38億円)の損失からは改善されている。
同社は、12月31日締めの3ヶ月間の売上高について、前年同期比64.8%減の1,313.2億ウォン(約125億円)と報告した。また、同期間の総ゲーミング収入は前年同期比65.5%減の1,264億ウォン(約121億円)となったが、同年前期比では99.4%増だった。2020年通年の累計売上高は前年同期比68.5%減の4,785億8,800万ウォン(約458億円)となった。
また、2019年の利益が約3,346.66億ウォン(約320億円)だったのに対し、2020年は2,758億ウォン(約264億円)の損失を計上した。
韓国政府によるCovid-19対策が「レベル1.5」へ緩和されたことから江原ランドとグランド・コリア・レジャーの釜山カジノは2月15日に再開している。後者のソウルの施設は3月1日までの閉鎖となる。
2021年2月17日(水)
【ラスベガス】2023年開業を前にMSGスフィア・プロジェクトはコスト増の見込み
Cost of MSG Sphere project expected to increase before 2023 opening
https://www.reviewjournal.com/business/tourism/cost-of-msg-sphere-project-expected-to-increase-before-2023-opening-2283224/
マディソン・スクエア・ガーデン・エンターテイメント(MSG)がラスベガスに建設中のプロジェクト「MSGスフィア」について、最高財務責任者マーク・フィッツパトリック氏は、12月31日の時点でプロジェクトに6億4,500万ドル(約682億円)使用したことに言及した。
同社はまた、2023年に完成に向けて最終的なコストを把握しておらず、見積もりを出していないと述べた。同氏は「プロジェクトの複雑さ、開業予定日までの残り2年以上、世界的なパンデミックの影響が継続していることを考えると、これは不確実性を伴う可能性がある」という。
また、同氏は「全体的に見て、私たちはパンデミックが終息し、ラスベガスが復活すると確信しており、人々が集まり、新しい体験に参加したいという強い欲求を利用した会場を建設している」と述べ、「スケジュールを延長したことで、短期的に資金を確保することも可能になりました。また、ラスベガスの回復のための時間も確保でき、2023年までには観光とコンベンションビジネスが本格化すると考えています」とコメントした。
【アメリカ】アメリカン・ゲーミング協会(AGA)COVID-19で2020年商用ゲーミング収益は前年比31%減
COVID-19 Drives Commercial Gaming Revenue Down 31% in 2020
https://www.americangaming.org/new/covid-19-drives-commercial-gaming-revenue-down-31-in-2020/
アメリカン・ゲーミング協会(AGA)の「Commercial Gaming Revenue Tracker」によると、2020年の商業ゲーミング収入は300億ドル(約3兆1,672億円)で、前年比31%以上の減少となった。これは米国のゲーム業界にとって2014年以来の市場縮小、2003年以来で最低のゲーム収入総額となった。ただし、第4四半期には2020年第3四半期比1.7%増となり、若干のプラスの勢いで1年を終えている。
2020年は、新しいゲーミング領域の成長に支えられ、スポーツベッティングは前年比69%増の15億ドル(約1,583億円)の過去最高の収益を獲得し、iGaming(オンラインベッティング)収益は前年比3倍の16億ドル(約1,689億円)に達した。
AGAの社長兼CEOビル・ミラー氏は、「Covid-19は、私たちのビジネスと従業員、そしてカジノゲームの成功に依存している全米の地域社会に大きな打撃を与えました」、「しかし、これらの数字はCovid-19の経済的な現実を示しており、2021年のゲーミングの回復を加速させるためには、連邦政府による救済措置とワクチン配布の強化が重要であることを強調しています」と述べた。商業カジノは、Covid-19による閉鎖を大きな要因として2020年を通して通常の営業日数の27%を失ったと報告している。カジノ再開は2020年中頃から始まり、現在では米国のカジノ998件のうち911件が再開している。
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【新型コロナのIRへの影響レポート】ラスベガス 2021年1月26日版
https://jair.report/article/558/
【ラスベガス】ウィン・リゾーツ フォーブス・トラベルガイドで上位にランクイン
Wynn Resorts secures top rankings on Forbes Travel Guide list
https://www.yogonet.com/international/noticias/2021/02/17/56510-wynn-resorts-secures-top-rankings-on-forbes-travel-guide-list
ウィン・リゾーツは、2021年フォーブス・トラベルガイドで22軒の5つ星賞をそれぞれ維持していることを発表した。独立系ホテル会社の中で最も多くの星5を獲得し、そのうち8軒は5年連続で獲得となる。
また、ウィン・マカオ、ウィン・パレス、ウィン・ラスベガス、アンコール・ボストン・ハーバーが、フォーブス・トラベルガイドの「シェアケア・ヘルス・セキュリティ VERIFIED™(衛生プロトコルの基準をカバーし、健康安全手順が実施されている施設に付与される)」に認定された。
■Forbes Travel Guide’s 2021 Star Award Winners
https://stories.forbestravelguide.com/forbes-travel-guides-2021-star-award-winners
【アメリカ】Team USA(アメリカ合衆国のオリンピック・パラリンピックのスポーツの選手団体)は、EquiLotteryGames社とライセンス契約を締結
Team USA enters into licensing agreement with EquiLottery Games
https://www.yogonet.com/international/noticias/2021/02/17/56506-team-usa-enters-into-licensing-agreement-with-equilottery-games
Team USA(アメリカ・オリンピック・パラリンピック委員会に承認された、アメリカ合衆国における選手団体)の「Team USA Summer Gold」と「Team USA Winter Gold」は、EquiLottery Games社と、来たる東京と北京のオリンピック・パラリンピック競技大会に向けてライセンス契約を締結した。この契約に基づき、EquiLottery Gamesは、「Team USA」のマークとロゴで認証されたゲーミングを提供することが可能になる、また、選手らへの付加価値を与えるものとされている。
EquiLotteryGamesは、米国でのライブスポーツ宝くじゲームのパイオニアとして知られており、メジャーリーグ・ベースボール、NBA、NASCARなどの競技団体とのパートナーシップおよびライセンス契約を結んでいる。
【マカオ】マカオ空港、2月のフライトは前月比30%増
Feb flights maybe 30pct up on Jan says Macau airport
http://www.ggrasia.com/feb-flights-maybe-30pct-up-on-jan-says-macau-airport/
マカオ国際空港は、2月28日までに1,128便(1日約40便)の旅客便を運航する見込みだ。1月は31日間で 空港では、870便、1日あたり約28便の便を取り扱った。2月の旅客便数は前月比29.7%の増加となると推定されている。
<出典サイト>
アメリカン・ゲーミング協会(AGA)
https://www.americangaming.org/
Las Vegas Review-Journal
https://www.reviewjournal.com/
Yogonet
https://www.yogonet.com/international/
GGRAsia
http://www.ggrasia.com/