MGMリゾーツ・インターナショナルは、現地時間10日、2020年第4四半期決算、2020年通期決算発表を行った。第4四半期の報告によると、MGMリゾーツは15億ドル（約1,571億円）の連結純収益を計上し、前年同期比53％減となった。その結果、3億6400万ドル（約381億円）の連結営業損失を計上し、純損失は4億4800万ドル（約469億円）となった。2020年通期では、収入は52億ドル（約5,447億円）で、前年比60％減となり、2020年の純損失は10億ドル（約1,047億円）に達した。また決算発表後の電話会議で、同社の最高経営責任者兼社長であるビル・ホーンバックル氏は、改めて、大阪IRへの参入意思について述べた。
ホーンバックル氏は、決算発表で「私たちは事業の長期的な回復に自信を持っている。公衆衛生危機の解決が加速し、規制が緩和され続ける中、私たちは持続可能な成長のために、コスト効率化を図り事業基盤を強化した」 と述べた。続けて、「第4四半期の結果は、第3四半期に比べて調整後資産EBITDARの改善をもたらし、地域の事業（ラスベガス以外のアメリカの都市におけるカジノ施設運営事業）は、引き続き利益率の伸びを生み出した」と回復傾向であることを強調。2020年第4四半期の純収益のうち40%は、この「地域での事業」によるものであり、通常時は収益の割合が最も高いラスベガスは全体純収益の32％にとどまった。
MGMリゾーツ・インターナショナルのホームページより
MGMリゾーツ・インターナショナルの最高経営責任者兼社長であるホーンバックル氏は、オンライン分野について、「2021年には、私たちとパートナーのエンテイン社は、BetMGMに関連した新たな収益が100%以上の成長を遂げると予想しています」、「私たちは、この事業の成長のために積極的な投資を行うことに引き続き注力しています」と述べた。
続けて、日本市場に対して、「私たちは長い間、この市場に身を置いてきました。アジアを信頼しています。そして日本を信じています。私たちは多くの時間とエネルギーを費やし、大阪の唯一の事業者として、向き合ってきました」、「私たちは9ヶ月以上も現地に直接訪問できなかった。そのため、（話し合いの）回復には時間がかかりますが、私たちにはその意思がありますし、大阪府・市も同じように前進する意思を持っていると信じています」と述べ、大阪IRへの変わらぬ意思を強調した。
■関連サイト
MGMリゾーツ・インターナショナル
MGM RESORTS INTERNATIONAL REPORTS FOURTH QUARTER AND FULL YEAR 2020 FINANCIAL AND OPERATING RESULTS
https://investors.mgmresorts.com/investors/news-releases/press-release-details/2021/MGM-Resorts-International-Reports-Fourth-Quarter-And-Full-Year-2020-Financial-And-Operating-Results/default.aspx
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ホーンバックル氏は、決算発表で「私たちは事業の長期的な回復に自信を持っている。公衆衛生危機の解決が加速し、規制が緩和され続ける中、私たちは持続可能な成長のために、コスト効率化を図り事業基盤を強化した」 と述べた。続けて、「第4四半期の結果は、第3四半期に比べて調整後資産EBITDARの改善をもたらし、地域の事業（ラスベガス以外のアメリカの都市におけるカジノ施設運営事業）は、引き続き利益率の伸びを生み出した」と回復傾向であることを強調。2020年第4四半期の純収益のうち40%は、この「地域での事業」によるものであり、通常時は収益の割合が最も高いラスベガスは全体純収益の32％にとどまった。
成長分野はスポーツベッティングのBetMGM
MGMリゾーツの第4四半期の収益の中で、明るい点として、同社がエンテイン社と共同運営するスポーツベッティングおよびオンラインゲームプラットフォーム「BetMGM」に関連した業績が挙げられた。MGMリゾーツは、「世界最高のオムニチャネルのゲーム、ホスピタリティ、エンターテイメント企業」になるという長期的な目標を掲げている。BetMGMのCEOであるアダム・グリーンブラット氏は、「BetMGMの成功は、そのビジョンに大きな役割を果たしている」、「私たちは適切なチームを得て、ツールも機能しており、その成果が数字に表れています」と述べた。BetMGMは、第4四半期に活動していたスポーツベッティングとiGamingのマーケットで17%の市場シェアを獲得し、今後も成長することがが予想されている。BetMGMは2021年末までにアメリカ国内の20の市場に参入する予定である。MGMリゾーツ・インターナショナルの最高経営責任者兼社長であるホーンバックル氏は、オンライン分野について、「2021年には、私たちとパートナーのエンテイン社は、BetMGMに関連した新たな収益が100%以上の成長を遂げると予想しています」、「私たちは、この事業の成長のために積極的な投資を行うことに引き続き注力しています」と述べた。
大阪IRは2021年夏頃に計画書を提出見込み
決算発表後の電話会議にて、ホーンバックル氏は、日本政府が申請期間を9か月延期したことに関して、「大阪府・市はその延期がどういう意味を持つのか、私たちへの提出書類の中で要件を示していません。おそらく数週間以内には公表されると思います」とコメント。「今年の夏頃に、パートナーであるオリックスとともにRFPを提出しなければならないという要件が出てくると思います。まだ最終的には（提出時期は）決まっていませんが、準備はできています」と述べた。続けて、日本市場に対して、「私たちは長い間、この市場に身を置いてきました。アジアを信頼しています。そして日本を信じています。私たちは多くの時間とエネルギーを費やし、大阪の唯一の事業者として、向き合ってきました」、「私たちは9ヶ月以上も現地に直接訪問できなかった。そのため、（話し合いの）回復には時間がかかりますが、私たちにはその意思がありますし、大阪府・市も同じように前進する意思を持っていると信じています」と述べ、大阪IRへの変わらぬ意思を強調した。
■関連サイト
MGMリゾーツ・インターナショナル
MGM RESORTS INTERNATIONAL REPORTS FOURTH QUARTER AND FULL YEAR 2020 FINANCIAL AND OPERATING RESULTS
https://investors.mgmresorts.com/investors/news-releases/press-release-details/2021/MGM-Resorts-International-Reports-Fourth-Quarter-And-Full-Year-2020-Financial-And-Operating-Results/default.aspx
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