和歌山県のRFP、クレアベストとサンシティが提案審査書類を提出

JaIR編集部

 2021年1月15日、和歌山県はIR事業者公募の提案審査書類の提出を締め切り、クレアベストニームベンチャーズ(コンソーシアム構成員:クレアベストグループ)とサンシティグループホールディングスジャパン株式会社の2社から書類提出を受けたことを発表した。

 今後、2月に参加資格結果の通知が行なわれた後、選定委員会の声を聞きつつ、2021年の春頃までに優先権者が選定される。

関連サイト
「和歌山県特定複合観光施設設置運営事業」の事業者公募における提案審査書類等の提出者について(和歌山県)
https://www.pref.wakayama.lg.jp/prefg/020100/d00206242.html

 クレアベストニームベンチャーズはカナダの投資会社クレアベストグループ(Clairvest Group Inc.)の日本法人。クレアベストグループはカナダやアメリカ、チリなどのカジノ、IR、リゾート開発に投資家・運営者の立場で関わっているほか、インドやイギリスではオンラインゲーミングやeスポーツのビジネスも手がけている。

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 サンシティグループホールディングスジャパンは、マカオのカジノにおけるVIPサービスで知られており、「総合エンターテインメント企業」を指向。不動産開発や賃貸、ホテルやIRのコンサルティング、旅行サービスなどのほか、イベント興業、レストラン経営、映画制作まで関連企業は200社以上に上る。昨年9月には和歌山事務所を新設し、和歌山IRについての認知を高める「和歌山IR2.0アンバサダー・プログラム」もスタートさせている。

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サンシティが和歌山事務所を新設、地域住民に向けて「和歌山IR2.0」構想を紹介
https://jair.report/article/453/