【海外版・11/11~11/17 IR記事まとめ】第3四半期のアメリカ商業ゲーミング収入、前期からV字回復 (2/2)

JaIR編集部


2020年11月12日(木)
 
【ラスベガス】リオ オールスイートホテル&カジノが12月22日に再開

Rio All-Suite Hotel & Casino to reopen Dec. 22
https://www.yogonet.com/international/noticias/2020/11/12/55431-rio-all-suite-hotel--casino-to-reopen-dec-22
 
Covid-19により閉鎖していたシーザーズ・エンターテインメント社の施設で最後となる、ラスベガスのリオは12月22日に再開されることが発表された。人気のエンターテインメントショー「ペン&テラー」の舞台も再開となる。さらに、リニューアルオープンとして、新たにウィリアムヒル・スポーツブックが設置される予定。
 
シーザーズ・エンターテインメント社は、シーザーズパレスラスベガス、フラミンゴラスベガス、ハラーズラスベガス、パリスラスベガス、バリーズラスベガス、ザ・リネックホテル+エクスペリエンス、プラネットハリウッドリゾート&カジノ、ザ・クロムウェルの他、ザ・リネックプロムナード、ハイローラー展望台、FLY LINQ、エッフェル塔展望台を含む、ラスベガスの全ての施設を再開させることとなる。
 

【マカオ】ギャラクシー・マカオは2021年後半頃までフェーズ3開発を後ろ倒し
 
Galaxy Macau Phase 3 slight delay to 2H 2021: analysts
http://www.ggrasia.com/galaxy-macau-phase-3-slight-delay-to-2h-2021-analysts/
 
コタイ島のカジノリゾート、ギャラクシー・マカオの開発でフェーズ3の完成日は2021年の後半になるとみられると、ギャラクシー・エンターテインメント経営陣のコメントを引用して、2つ証券会社が予測を立てた。香港のジェフリーズ社は、「フェーズ3の完成日は2021年後半に若干後ろ倒される」と述べ、サンフォード・バーンスタイン社は「経営状況によって段階的となるかもしれない」とコメントし、フェーズ3の遅れを指摘した。
 
ギャラクシー・エンターテインメントは、パンデミック以前に、同施設について2021年前半のローンチを目指すと述べていた。フェーズ3では、ホテル1,500室、カジノスペースの増設、16,000席となる大規模アリーナ、40万平方フィート(37,161平方メートル)のミーティング、インセンティブ、会議、展示会(MICE)スペースが予定されている。同社はオープン時期の遅れについて、正式に公表しておらず、今のところ「影響を受ける可能性がある」と伝えている。
 
 
2020年11月11日(水)
 
【ラスベガス】シーザーズ、2019年-2020年のCSRを公開
 
Caesars releases 2019-2020 CSR report
https://www.yogonet.com/international/noticias/2020/11/11/55396-caesars-releases-2019-2020-csr-report

シーザーズ・エンターテインメント社は企業の社会的責任(CSR)に関して2019-2020年の報告書を公開した。ピープル・プラネット・プレイ(People Planet Play)と題された報告書では、合併した会社が今後もCSRにどのように取り組んで行くかを概説している。
 
シーザーズ・エンタテインメントのCSR戦略を支えるフレームワークであり、シーザーズが事業と責任ある行動を通じて、人々、環境、コミュニティにプラスの貢献をする方法として、「ダイバーシティ、エクイティ、インクルージョン(DEI)」、「ゲストへ前向きな体験を提供」、「社会的影響(寄付やボランティア等)」、「責任あるゲーム」、「社員教育・トレーニング」、「サステナビリティ」「ガバナンス(合併の完了後にCSR委員会を設立)」の7項目で構成されている。
 
シーザーズ・エンタテインメントのトム・リーグCEOは、「今年は、米国全土で発生したパンデミックに対応する上で、確かに機会と課題を提示した年でした」「おそらく最も重要なことは、これを新たに設立されたシーザーズ・エンタテインメントで協力し、コミュニティを中心に取り組みを橋渡しし、より大きな組織の中で強化をして行く機会と捉えていることでしょう」とコメントしている。

Caesars Entertainment -People Planet Play(CSR)https://www.caesars.com/corporate/corporate-social-responsibility/csr-reports

【マカオ】マカオへ日常的に通う香港住民に対し検疫免除スキーム適応へ
 
Homebound HKers in Macau to get no-quarantine scheme
http://www.ggrasia.com/homebound-hkers-in-macau-to-get-no-quarantine-scheme/

11月23日から、マカオか中国の広東省のどちらかに毎日通う(労働者等の)香港の居住者は、香港での14日間の検疫を経ることなしに戻ることができるようになる。しかし、このスキームは香港政府によって「イージーパス」とブランド化されており、香港在住者に対してのみ1日あたりの枠(中国広東省の深圳-香港で3,000人枠、マカオ-香港で2,000人枠とみられる)が設けられる。なお、一般の旅行客は引き続き、香港からマカオへの入国する場合には、マカオ政府が指定した場所で14日間の検疫を受けなければならない。
 
 
【マカオ】ゲンティン香港 マカオのホテルプロジェクト関連自社株を50%売却

Genting HK to sell 50pct stake in Macau hotel project
http://www.ggrasia.com/genting-hk-to-sell-50pct-stake-in-macau-hotel-project/
 
ゲンティン香港は、マカオのウォーターフロントの埋立地で建設を進めるトレジャー・アイランド(看板によると、リゾーツ・ワールド・マカオという名称、現在建設は中断しているという)の開発に関与する子会社、ゲンティン・マカオ社の株式を50%売却することで合意した。取引額は7億5,000万香港ドル(約100億円)となる。

ゲンティン香港は、同施設の株を75%所有している。買い手はマーシャル諸島共和国の有限会社ホワイトシュプリーム社と特定された。
 
ゲンティン香港は、今回の取引は「非中核資産を売却するというグループの目的に沿ったもの」であり、「ゲンティン・マカオの事業に関連した今後の資金需要を満たす上でのグループの財務的負担を軽減する」としている。また、「収益は運航していないクルーズ船のための蓄えと、運航を続けるクルーズ船運航を継続させることが可能となる。グループのクルーズ関連やその他の事業の資金調達にもつながる」と付け加えた。
 
 
【マカオ】マカオ当局、オンラインゲーミング導入の可否を評価

Macau authorities assess whether to allow online gaming
https://www.yogonet.com/international/noticias/2020/11/13/55439-macau-authorities-assess-whether-to-allow-online-gaming
 
現在マカオで禁止されているオンラインゲーミングの導入について、マカオ特別行政区政府のゲーミング検査・調査局(DICJ)ディレクターのアドリアーノ・ホー氏は、マカオ市場でのオンラインゲーミング立法化の可能性について、地方自治体はまだ評価中であると述べた。「オンラインやプロキシは確かにゲーム収入を増加させる可能性があるが、マネーロンダリングを増加させ、ギャンブル依存症のリスクを増大させる可能性がある」と指摘、「そのため、(オンラインゲーミングを)導入する前に、政府は慎重な調査を行う必要があり、それは現在も継続中です」、「DICJは、社会や立法者からのゲーム分野の発展に関する提案に真摯に耳を傾け、オンラインゲーミングの探索を許可するゲーム事業者の可能性を含め、慎重に評価する」と言及した。
 
 
【シンガポール】香港-シンガポール間の旅行フライト便は11月22日から始まる

HK-Sing travel bubble flights start Nov 22 say authorities
https://www.ggrasia.com/hk-sing-travel-bubble-flights-start-nov-22-say-authorities/
 
香港の商務経済開発長官エドワード・ヤウ・タンワー氏は記者会見で、香港とシンガポールの住民が互いに検疫なしで往来出来る「トラベル・バブル(travel bubble)」と呼ぶ計画について、各方向に1日1回のフライトを11月22日に始めることを発表した。このスキームでは、Covid-19陰性の証明書を提供できる限り、ビジネス渡航のみではなく一般的な観光旅行をカバーする。ウイルス検査の結果は、旅行者が自国を出発する72時間前までに取得する必要があり、トランジットは条件に含まれない。

ヤウ氏はまた、香港へ向かうシンガポール人の旅行費用について、往復のフライトと2回のCovid-19検査(往路と復路の1回ずつ)を含めて、最大で6,100香港ドル(約81,834円)程度と伝えた。


<出典サイト>
Las Vegas Review-Journal
https://www.reviewjournal.com/

Yogonet
https://www.yogonet.com/international/

GGRAsia
http://www.ggrasia.com/

アメリカンゲーミング協会(AGA)
https://www.americangaming.org/

The EDGE
https://www.theedgesingapore.com/