2020年10月29日（木）
【ラスベガス】ラスベガス 9月訪問者数は前年同月比51％減 前月比では10.9％増
Las Vegas: September visitation down 51% YoY but up 10.9% compared to previous month
https://www.yogonet.com/international/noticias/2020/10/29/55264-las-vegas-september-visitation-down-51por_ciento-yoy-but-up-109por_ciento-compared-to-previous-month
ラスベガス観光局（LVCVA）が発表したデータによると、ラスベガスの9月のホテル稼働率は46.8％で、昨年より41.5％低下したものの、8月より4.1％上昇した。平均客室料金は1泊108.13ドル（約11,000円）で、前年比21.1％減となったが、前月からは9％増であった。
訪問者数は170万4,300人で、8月からは10.9％上昇、2019年同月と比較すると、訪問者数は51％減となった。また、9月の1日平均高速道路交通量は12万6,888台と昨年同時期よりも8.4％増加した。このデータは8月からも5.8％増となった。
【ラスベガス】ツインリバーはバリーズ・コーポレーションに社名変更
Twin River to become Bally's Corporation
https://www.yogonet.com/international/noticias/2020/10/29/55254-twin-river-to-become-ballys-corporation
ツインリバー・ワールドワイドHDは、2020年11月9日付で社名を「バリーズ・コーポレーション」に変更すると発表した。ニューヨーク証券取引所で取引を開始する予定。
取締役会会長 のスー・キム氏は、「バリーズ・ブランドは、アメリカのゲーミングとエンターテインメントの豊かな歴史を体現している。当社の現在および将来の成長戦略と完全に一致しており、今後のエンターテインメントサービスの立ち上げや開拓、イノベーションの可能性を秘めていた。カジノ業界で最も象徴的なブランドの一つを任せてくれたシーザーズ・エンターテインメントに感謝している」とコメントした。
また、社長兼最高経営責任者（CEO）のジョージ・パパニエ氏は、「全国的に普及している高品質の顧客サービスを、唯一無二の卓越したブランドの下に統合する事を意味する。バリーズブランドは、物理的なカジノとデジタルソリューションをシームレスに統合し、運営する初のオムニチャネル・ゲーミング企業となることを目指していく」と語った。保留中のすべての取引が完了すれば、バリーズ・コーポレーションは米国10州で14カジノを運営することになるという。
【ラスベガス】ラスベガス・ストリップ地区のクロムウェルが大人専用リゾートとして再開
Cromwell on Las Vegas Strip reopens as adults-only resort
https://www.reviewjournal.com/business/casinos-gaming/cromwell-on-las-vegas-strip-reopens-as-adults-only-resort-2165630/
ラスベガスではクロムウェルが7か月ぶりに21歳以上の年齢制限を設けた施設としてリニューアルの上、再開した。ラスベガス全体では未だ再開していないカジノ施設を残すが、ストリップ地区ではすべてのホテル・カジノが再開したことになる。
ホテルリニューアルの188室の同敷地内には、新しくブランド化されたスポーツブック「William Hill」がオープンする。運営会社シーザーズ・エンターテインメントのコメントによると、会場にはセルフサービスのスポーツベッティング・キオスクが設置され、ライブインプレイでも賭けが可能なベッティングメニューが拡充されるという。
【ラスベガス】ストリップ地区での大晦日の花火大会は中止に
New Year’s Eve fireworks display on Strip canceled
https://www.reviewjournal.com/business/tourism/new-years-eve-fireworks-display-on-strip-canceled-2166141/
ラスベガスコンベンション観光局（LVCVA）は、ストリップ地区で毎年恒例の大晦日に行われる花火大会がCovid-19パンデミックの中、中止となる事を発表した。LVCVAの社長兼CEOであるスティーブ・ヒル氏は、ショーを中止する決定は、ゲストと従業員の安全とセキュリティのためになされたと述べた。
昨年は8万発が打ち上げられ、推定31万8,000人が、ホリデーシーズンのスペシャルイベントのためにラスベガスを訪れた。調査会社アプライド・アナリシス社は、2020年の祭典は2億5,000万ドル（約262億円）以上の経済効果があったと予測している。
【マカオ】グランド・リスボア・パレスが2021年第1四半期に発売開始
Grand Lisboa Palace launch now 1Q 2021: SJM
http://www.ggrasia.com/grand-lisboa-palace-launch-now-1q-2021-sjm/
マカオのカジノオペレーターであるSJMホールディングスは、建設中のコタイリゾートのグランド・リスボア・パレスを「2021年の第1四半期に」オープンする予定であると述べた。以前、同社は「2020年の終わり」までに開業すると述べていた。
SJMホールディングスの第3四半期の損失は10億3000万香港ドル（約138億円）、利息、税金、減価償却費および償却前利益（EBITDA）は7億8200万香港ドル（約105億円）マイナスだった。
前年の同じ四半期に、同社は7億3800万香港ドル（約99億円）の利益を上げていた。2019年第3四半期の調整後EBITDAは9億5,000万香港ドル（約128億円）であった。
【マカオ】マカオの一日の訪問者数は2万人で安定
Macau daily visitor tally stable at 20k: MGTO boss
http://www.ggrasia.com/macau-daily-visitor-tally-stable-at-20k-mgto-boss/
マカオの政府観光局（MGTO） のディレクター、セナ・フェルナンデス氏は、現在のマカオの訪問者の集計は1日約2万人で、10月の中国ゴールデンウィーク後の祝祭後「一定の時期」の間、安定したままを維持する見込みを伝えた。同氏はまた、マカオのホテル平均稼働率が約40％であることと、滞在客が増加したことも述べた。
また、このデータでは9月のマカオへの訪問者数は前月比97.7%増、44万9,085人に増加したことが公式データで明らかになった。これは中国の個人訪問スキーム（IVSビザ）による増加であり、出国ビザの申請は8月26日に再開されていたが、当初はマカオに隣接する広東省からの出国者のみが対象となっていた。中国の他地域からは9月23日にのみ再開された。
記者会見の中で、フェルナンデス氏は、MGTOはマカオを訪問するパッケージグループツアーの可能性について、中国の文化観光省と引き続き連絡を取り合うと述べた。中国文化観光部は先週、中国市場を対象とした「インバウンド」「アウトバウンド」のパッケージツアーや、「フライトとホテル」の一括販売を行っている企業は、Covid-19が冬季時期に中国で復活する可能性がある懸念から、「今のところ再開しない」と発表している。
サンフォードスタイン社の報告によると、マカオへの訪問者数は「今後数週間、数ヶ月にわたって増加し続け、ゲーム目的の訪問者も増加する」と予想している。同機関のチャンネルチェックでは、10月の最初の26日間、マカオのゲーム総収入（GGR）は約59.5億マカオパタカ（約780億円）で、前年同期から73％減だが、前月から211％増となったという。
2020年10月28日（水）
【ラスベガス】サーカリゾート＆カジノが本日オープン
Circa Resort and Casino opens its doors today
https://www.yogonet.com/international/noticias/2020/10/28/55245-circa-resort-and-casino-opens-its-doors-today
ラスベガスのダウンタウン地区で最も新しく、最も背の高い建物となるサーカリゾート＆カジノが28日午前12時にオープンした。Covid-19感染予防では、ゲストに対してマスクと検温が必須となった。
オーナーのデレク・スティーブンス氏によると、世界最大のスポーツベッティングセンターと6つのプールを備えた屋上にスイミング・スタジアムを併設し、1日に数千人が集まる事を想定しているという。また、同氏は1,500人の雇用を明らかにした。なお当該物件は民間所有の物件であるとし、20か月を建設に要したプロジェクトのコストには言及しなかった。
KXNT（米国ネバダ州ラジオ）の報道によると、サーカは1980年の「サンダンス」以来の、ダウンタウン地区における新カジノ物件となる。歩道はメインストリートを横切り、スティーブンスがガレージマハル（ライドシェア・システム）と呼ぶスペースを含む、約1,000台分、8階建ての駐車場につながっている。
https://www.multivu.com/players/English/8778651-circa-resort-and-casino-launches-downtown-las-vegas/
【ラスベガス】MGMは、パンデミック前の労働力の約半分が戻ったという
MGM says about half of pre-pandemic workforce has returned
https://www.reviewjournal.com/business/casinos-gaming/mgm-says-about-half-of-pre-pandemic-workforce-has-returned-2164793/
MGMの上級副社長兼最高人事責任者であるジョティ・チョップラ氏は「数週間前に、(所有施設の)すべてが完全に再開しました。従業員の約50％を取り戻しました」と述べ、MGMリゾーツ・インターナショナルの全国的な労働力について、パンデミック前の約半分が戻った事を伝えた。
3月、Covid-19のパンデミックによって、ゲームおよびエンターテインメント会社は従業員の大多数を解雇した。会社のゲーミング規制当局への提出によれば、MGMは全体で昨年12月31日時点で約7万人のフルタイムおよびパートタイムの米国人労働者を雇用していたという。
【ラスベガス】レッドロック 第3四半期の利益は44.8％増
Red Rock’s third-quarter profits were 44.8% up
https://www.yogonet.com/international/noticias/2020/10/28/55247-red-rocks-third-quarter-profits-were-448por_ciento-up
ラスベガスのカジノオペレーター、レッドロック・リゾートは第3四半期の財務結果を報告した。純売上高は3億5,320万ドル（約369億円）で、主にCovid-19パンデミックの影響として2019年の同時期比は24.2％減となった。ただし、EBITDA（利息、税金、減価償却および償却前の収益）に基づくと、利益は44.8％増加したという。ネイティブアメリカンの事業が貢献したことを報告した。
ラスベガス事業からの純売上高は、2020年第3四半期は3億2,080万ドル（約335億円）で、2019年同期の4億4,070万ドル（約460億円）から27.2％、1億1,990万ドル（約125億円）減となった。
【アメリカ】アメリカ・ゲーミング協会（AGA）CEO、G2Eイベントで「これまで以上に多くのアメリカ人がゲーミングを好意的に見ている」と発言
AGA's CEO at G2E: "More Americans view gaming favorably than ever before"
https://www.yogonet.com/international/noticias/2020/10/28/55233-agas-ceo-at-g2e-more-americans-view-gaming-favorably-than-ever-before
オンラインで行われたゲーミング業界イベント、バーチャル・グローバル・ゲーミング・エキスポ（G2E）の中で、AGAの年次講演「State of the Industry」が行われ、同協会のCEOであるミラー氏は過去2年間で5％増加したデータを参照し「アメリカ成人の50％がカジノ業界に好印象を持っている」と述べた。また、ミラー氏は、ゲーム業界の回復を支援するとして「Covid-19の経済支援に向けて税の軽減、責任の保護をさらに強化するために米国議会に訴求を続ける事」「決済システムの近代化」「合法的なスポーツベッティング市場の拡大」の、3つの優先事項を強調した。
【アメリカ】インディアナ州 ツインリバー、シーザーズ・トロピカーナ・エバンスビル・カジノを購入
Twin River purchases Caesars' Tropicana Evansville Casino
https://www.yogonet.com/international/noticias/2020/10/28/55239-twin-river-purchases-caesars-tropicana-evansville-casino
ツインリバー・ワールドワイドHDはインディアナ州で、シーザーズ・エンターテインメントとトロピカーナ・エバンスのカジノ事業について1億4000万ドル（約146億円）となる買収契約を締結したと発表した。ツインリバーがインディアナ市場におけるスポーツベッティングおよびi-Gaming（オンラインベッティング）に対して、妨げのない権利を取得したものとみられている。
【マカオ】マカオのゲームの対内投資は2019年に128％増
Macau gaming inward investment up 128pct in 2019
http://www.ggrasia.com/macau-gaming-inward-investment-up-128pct-in-2019/
同市の統計・国勢調査局の情報によると、外部投資家からのマカオのゲーム部門への対内直接投資は、2019年にはおよそ43.31億マカオパタカ（約568億円）に跳ね上がったという。これは前年（2018年）比128.3％増となる。2019年の対内直接投資の流れのうち外部投資家からの投資が80.2％を占めた数字となった。同データによると、2019年の対内外国直接投資の総フローの80.2％を同市のゲーミング部門が占めていた。一方、2位は銀行・金融は12.6%であった。
統計局によると、昨年のマカオの対内直接投資総額は539.9億マカオパタカ（約7,084億円）を記録し、前年比167.8％増となった。「外国人直接投資家がゲーミング企業に融資を行い、その利益をゲーミング部門に再投資したため」と説明している。マカオのゲーミング部門の外部投資家の多くは、香港、英領バージン諸島、ケイマン諸島のいずれかに登録されている。
＜出典サイト＞
Las Vegas Review-Journal
https://www.reviewjournal.com/
Yogonet
https://www.yogonet.com/international/
GGRAsia
http://www.ggrasia.com/
NEWS 3Las Vegas
https://news3lv.com