【海外版・10/14~10/20 IR記事まとめ】ラスベガスのエンタメ再開へ、マカオに懸念される中国ジャンケット規制 (2/2)

JaIR編集部


2020年10月15日(木)
 
【ラスベガス】ラスベガスの新アタリ・ホテル 開発発表

New details unveiled for Las Vegas Atari-inspired hotel
https://www.yogonet.com/international/noticias/2020/10/15/55077-new-details-unveiled-for-las-vegas-atari-inspired-hotel
 
GSDグループは、建築・デザイン会社のゲンスラー社との提携で、初めてとなる2つのホテルを、ラスベガスとアリゾナ州フェニックスにオープンする。ラスベガスのコンセプトが発表された。アメリカのアタリ社(ビデオゲーム)をインスパイアしたこれらのホテルには、eスポーツスタジオ、アタリのゲーム場、会議室やイベントルーム、コワーキングスペース、レストラン、バー、ベーカリー、映画館、ジムが含まれる予定だ。オープンの日程は今後発表される。
 
GSDグループのマネージングパートナーであるシェリー・マーフィー氏は、「アタリが残したイノベーションの遺産のように、アタリ・ホテルズはホテルのあらゆる面に仮想現実を取り入れ、ゲストに没入感のあるホスピタリティとゲーム体験を提供します」と述べた。ラスベガスには、敷地内にカジノ施設とeスポーツスタジオが設置される予定。

発表されたラスベガスのアタリ・ホテルのイメージ画 https://atarihotels.com/vision/

【アメリカ】IGTがNBAとベッティングパートナーシップを発表

IGT announces betting partnership with the NBA
https://www.yogonet.com/international/noticias/2020/10/15/55069-igt-announces-betting-partnership-with-the-nba
 
IGT(アイジーティー、米国のスロットマシン大手)社は、NBA(National Basketball Association)と、数年にわたるパートナーシップを締結した。この契約に基づき、公式データ、チーム、リーグのロゴなどのNBAの知的財産をスポーツブックにおいて直接使用することが許可される。 


【アメリカ】ドラフトキングス社とターナースポーツ社が数年契約を締結

DraftKings and Turner Sports enter multi-year agreement
https://www.yogonet.com/international/noticias/2020/10/15/55075-draftkings-and-turner-sports-enter-multi-year-agreement

ドラフトキングス社と、デジタルスポーツエンターテイメントとゲーム会社であるターナースポーツ社は、ブリーチャーレポートの一部のプロパティ(NBAの番組を除く)において、スポーツブックとファンタジースポーツを独占的に提供する複数年契約を締結した。

この契約により、ドラフトキングス社はターナースポーツのテレビ放送とB/Rアプリを含むブリ―チャー・レポート・デジタルチャンネルにおいて、スポーツベッティング情報とファンタジースポーツコンテンツを提供できることになる。

※ブリ―チャー・レポートとは…「ハウス・オブ・ハイライツ(House of Highlights)」や「B/Rフットボール」といった主要ポートフォリオブランドを中心としたスポーツ関連のポートフォリオ戦略
 
 
【ラスベガス】シーザーズ・ラスベガス  駐車場料金の有料化を再開

Caesars' Las Vegas properties to begin charging for parking again
https://www.yogonet.com/international/noticias/2020/10/15/55074-caesars-las-vegas-properties-to-begin-charging-for-parking-again
 
Covid-19パンデミック時のカジノ閉鎖期間に無料となっていた駐車場について、シーザーズのシーザーズパレス、パリス・ラスベガス、バリーズ・ラスベガス、フラミンゴ・ラスベガス、ザ・リンク・ホテル、ハラーズ・ラスベガスなどの施設が駐車料金を有料に戻し、正常化した。これはホテルにゲストが戻った事を意味し、同社は「全体的に、宿泊客の宿泊体験を向上させることを目的」とコメントしている。シーザーズ・リワード会員や同社施設の宿泊客には引き続き無料で開放される。


【香港】香港・シンガポールの相互渡航 数週間で計画

HK-Singapore travel bubble plans in weeks: HK govt
http://www.ggrasia.com/hk-singapore-travel-bubble-plans-in-weeks-hk-govt/

香港のエドワード・ヤウ・タンワ商務経済開発長官によると、香港とシンガポール当局は、相互住民がCovid-19についての「検疫なし」で、観光目的の旅行渡航を可能にする「旅行バブル(促進)」について、原則的に合意に達した。導入時期については言及しなかった。なお、ヤウ氏によると、どちらの国でもトランジット・ストップを伴う可能性のある航空旅行は、この許可はされないという。現在、香港によってマカオを訪問したいと望む人は全員、到着の24時間以内に発行されたCovid-19 検査を受け証明書を取得する必要があり、かつ、14日間の検疫を経なければならない。
 

2020年10月14日(水)
 
【ラスベガス】MSGスフィア敷地に鉄骨梁のリフトが完成

Heavy lift of steel beams completed at MSG Sphere site
https://www.reviewjournal.com/entertainment/heavy-lift-of-steel-beams-completed-at-msg-sphere-site-2149864/

ベネチアンのMSGスフィアの建設が進んでいる。特徴的な球体の支柱となる240トンの鋼製架台が先週、作業員によって設置された。架台はこれまでのプロジェクトの中で最も重い資材リフトの一部であり、全長は17,500席の会場のステージの長さに相当し、13,000トンの鋼鉄ドーム状の屋根の重量に耐える部分になるという。「これらの巨大な鋼鉄製の架台を設置することは、MSGスフィアにとって重要なマイルストーンであり、真の球体の会場を建設するためのユニークな要素です」と、MSGエンターテインメントの建設担当副社長ニック・トマシーノ氏はコメントした。

建設が進められるMSGスフィア 公式ギャラリーより https://www.msgsphere.com/

【マカオ】海外ギャンブルに関する中国の法律は悲報である

A China law on overseas gambling more junket woe says rep
http://www.ggrasia.com/a-china-law-on-overseas-gambling-more-junket-woe-says-rep/
 
GGRAの取材によると、海外でのギャンブルを目的として、中国住民へ勧誘することを犯罪とする中国の法律改正の動きは、マカオのジャンケット部門にとって「絶対に良いニュースではない」と、マカオのベテランジャンケット投資家ラム氏はコメントした。それは、Covid-19パンデミック以前からすでにジャンケットの取引条件が厳しくなっている中で、輪をかけることになり、「これは『マカオの』ジャンケット貿易にさらなる障害をもたらすことになる」と語った。中国当局は、自国の人々のホテル予約やカジノ用のクレジットを管轄外で使用できるよう、中国ギャンブラーの橋渡しを行ったと特定されたジャンケット代理店に対して、すでに「懲罰的」な措置をおこなっているという。ラム氏は、パンデミックによるハイローラー取引への破壊的な影響と、中国が本土外への送金を厳しく監視するようになったことから、マカオの認可されたジャンケット事業者の数はさらに減少し、来年初めには80事業者を下回るまでになっても「驚かない」と述べた。
 
サンフォード・バーンスタイン社の分析によると、中国が海外でのギャンブルを制限するという明らかな政策に焦点を当てていることを背景に、「海外カジノ」と呼ばれるもの、つまりマカオ以外の場所で収益のためにジャンケット貿易に大きく依存しているものは、「心配されることが多い」という。しかし、中国の特別行政区で、カジノ賭博が合法的に行われている唯一の地域であるマカオにとっては、「潜在的にはプラスになる可能性が高い」と、同機関は見ている。「施行される可能性のある新法は以前に比べ具体的ですが、マカオのジャンケットシステムが完全に廃止されるとは考えていない」とコメントした。
 

【マカオ】フォーシーズンズ・マカオ スイートタワーが告知なしでオープン

Four Seasons Macao suites tower launches without fanfare
http://www.ggrasia.com/four-seasons-macao-suites-tower-launches-without-fanfare/

マカオのカジノオペレーター、サンズ・チャイナのリリースによると、コタイ地区のヴェネチアンに隣接する立地のフォーシーズンズ・マカオホテルに、289部屋のグランドスイートがオープンした。前もって各メディアへの告知を行わずオープンし、お披露目となった。新しいスイートタワーの立ち上げは、もともと今年の第2四半期に計画されていたが、タイミングは、Covid-19パンデミックに関し影響を受けていた。

 
【マカオ】MGMチャイナの親会社 7億5,000万ドル(約790億円弱)の債券オファーを完了

MGM China parent completes US$750mln note offer
http://www.ggrasia.com/mgm-china-parent-completes-us750mln-note-offer/
 
マカオのカジノオペレーターMGMチャイナの親会社MGMリゾーツインターナショナル社が、2028年を期限とする4.750%のシニア債発行を完了した。6月30日時点では、グループは113.4億ドル(約1兆1,942 億円)近くの長期純負債を抱えていた。同社はこのシニア債での純収益を「既存の債務の借り換えを含む一般的な企業目的」のために使用する、としている。MGMチャイナのマカオゲーミング権は、2022年6月まで有効となっている。マカオでは、その期限切れに関連し公的な再契約手続きが行われることが予想されている。


<出典サイト>
Las Vegas Review-Journal
https://www.reviewjournal.com/

Yogonet
https://www.yogonet.com/international/

GGRAsia
http://www.ggrasia.com/

Forbes
https://www.forbes.com/

calvinayre
https://calvinayre.com/