【海外版・9/9~9/15 IR記事まとめ】日本-シンガポールのビジネス渡航が可能に、MGMは全米のカジノ再開 (2/2)

JaIR編集部


2020年9月10日(木)
 
【アメリカ】ラスベガス・サンズ アデルソン氏は最も裕福なアメリカ人に選出、総資産はダウン

Adelson among richest Americans but wealth down: Forbes
http://www.ggrasia.com/adelson-among-richest-americans-but-wealth-down-forbes/

ラスベガス・サンズの会長兼最高経営責任者シェルドン・アデルソン氏は「フォーブス400、2020年、アメリカで最も裕福な人々」で19位となり、トップ20にランクインした。同時に彼の純資産はフォーブスによる推定値で昨年に比べダウンした。
 
他に、カジノ関連で39位にランクインしたのは投資家であるカール・アイカーン氏で、同氏はシーザーズ・エンターテイメントの10%近くの株式を取得し、カジノ企業エルドラドとの173億ドル(約1兆8,178億円)の合併を完了している。なお、シーザーズ・エンターテインメントは日本でのカジノライセンスを断念している。
 
ウィン・リゾーツ社の創設者であるスティーブ・ウィン氏も、278位にランクインした。
 
■Forbes
https://www.forbes.com/sites/arielshapiro/2020/09/08/warren-buffett-sheldon-adelson-and-the-other-forbes-400-members-whose-fortunes-fell-the-most/#39014e224eb8

シェルドン・アデルソン氏
純資産:299億ドル(47億ドル減、13.6%減)
アデルソン氏のカジノ会社ラスベガス・サンズは、ラスベガス・ストリップにあるザ・ベネチアンやザ・パラッツォなどの最も豪華な施設を複数所有している。彼は今年、3ヶ月間の間カジノを閉鎖し、同社の株価は7月24日の時点で昨年と比較し20%下落した。MGMやウィンのような他の大手カジノグループは何千人もの従業員を解雇したが、現時点でアデルソン氏は2020年10月末まで8,000人の米国人従業員に対する賃金支払いを続けることを約束している。
 
 
【マカオ】マカオ政府、8月の賭博税、徴収率は前月比52%増
 
Macau govt August gaming tax take up 52pct m-o-m
http://www.ggrasia.com/macau-govt-august-gaming-tax-take-up-52pct-m-o-m/
 
マカオ政府は8月、市のゲーム産業からの税収6億1330万マカオパタカ(約81億円)を徴収したことを発表した。これは7月に比べて52%増となる。
 
政府データによると、カジノGGRは8月に前年比で94.5%減、7月は13.4億マカオパタカ(約177億円)で前月比、1.0%減となっていた。一般的に、マカオのカジノ運営でGGRが計上される時点から、マカオ政府が税金を登録するまでの反映期間には乖離があるといわれている。
 
 
【マカオ】エアマカオ 中国へ増便 韓国線の運航停止
 
MORE AIR MACAU FLIGHTS TO THE MAINLAND AS KOREA LINK AXED
https://macaudailytimes.com.mo/more-air-macau-flights-to-the-mainland-as-korea-link-axed.html

エアマカオは、今月下旬に中国各地へのフライトを広く増便、再開すると公式サイトで報じた。各国への再開は中国の10月1日から10月7日にかけての大型連休及びIVS(個人訪問スキーム)ビザの拡大に併せて行われる。中国は北京、上海(浦東)、杭州、南京、常州、成都、アモイ、南寧、揭陽(朝山)、天津、太原、鄭州、青島、寧波、温州、重慶、貴陽が運航再開都市となる。同発表によると、10月中に現在の週54便の定期便を、230便に増便する。
 
その他の就航先では、台湾(台北)や日本(東京)へ若干数増便する計画が含まれる予定。韓国ソウル行きの便は少なくとも10月24日まで(臨時便のみ調整中)運航を停止する。
 
 
【マカオ】元MGMリゾーツCEO ジム・ムーレン氏がエンターテイメント事業へ動き
 
FORMER MGM CEO JIM MURREN MULLS NEXT MOVE INTO ENTERTAINMENT
https://macaudailytimes.com.mo/former-mgm-ceo-jim-murren-mulls-next-move-into-entertainment.html
 
 10年以上にわたってMGMリゾーツ・インターナショナルを率いていた、ジム・ムーレン氏が次の行動に向けて準備を進めている。ムーレン氏は、元モルガン・スタンレーのベテランのエドワード・キング氏、ダニエル・フェッターズ氏とチームを組み、オンラインゲームや、 ライブイベントやその他のエンターテイメント関連のビジネスを展開するための潜在的な取引を始めたという。議論は初期の段階にあり、機関投資家と提携するか、小さな会社を買収するか、いずれかの可能性がある。「我々は思慮深く、下調べをするつもりだ」とムーレン氏はインタビューで語った。
 
 
【韓国】パラダイスシティ カジノはスタッフ検査後 再開
 
Paradise City casino reopened Weds, after staff testing
http://www.ggrasia.com/paradise-city-casino-reopened-weds-after-staff-testing/
 
韓国の主要空港に近いインチョン(仁川)にある外国人専用カジノ、パラダイスシティは9月9日午後2時から再開した。経営陣は当初ゲームエリアの閉鎖期間を「無期限」としたが、公式HPで再開情報が更新された。「地元当局との緊密な協議で」高強度、精密検疫を実施し、さらに、「追加感染の拡大を防ぐために、業務委託の従業員を含む全従業員がCovid-19検査を受け、陰性の結果を受けた従業員だけが職場復帰を許可された」と掲載されている。
 
感染の詳細については明らかにされていないが、同施設のアートパラディソホテル、屋内プール、サウナ、フィットネスセンター、プレイステーションゾーンなどの非ゲーミング施設と、少なくとも1人のスタッフが体調を崩したとされるレストラン「インペリアル・トレジャー」を含む一部の飲食店は閉鎖されたままとなる。

■関連記事 【新型コロナのIRへの影響レポート】韓国 9月15日版
https://jair.report/article/459/
 
 
2020年9月9日(水)
 
【ラスベガス】シーザーズ リンクホテル、施設を9月10日に再開
Caesars to reopen The Linq hotel, amenities on Sept. 10
https://www.yogonet.com/international/noticias/2020/09/09/54606-caesars-to-reopen-the-linq-hotel-amenities-on-sept-10
 
スパ、フィットネスセンター、ヌーク・エクスプレス、オシーズカジノ、ザ・ブック、LINQエッセンシャルズのショップが週末限定で営業時間を縮小して再開する。なお、同施設のゲーミングフロアやその他いくつかの観光施設は6月12日から営業を開始していた。
 
シーザーズ・エンターテイメントの物件で、まだオープンしていないカジノリゾートは、プラネットハリウッド、ザ・クロムウェル、リオの3軒。同社は、顧客の需要、規制要件、追加の健康と安全に関する考慮事項に沿って、残りのラスベガスの施設をオープンすると述べた。

 
【ラスベガス】パークMGM 30日~45日以内には再開

Park MGM to reopen within 30-45 days
https://www.reviewjournal.com/entertainment/entertainment-columns/kats/park-mgm-to-reopen-within-30-45-days-2114529/
 
MGMリゾーツのパークMGMは、早ければ10月中旬にも営業を再開する。この発表は、ニューヨーク州ヨンカーズにある同社のエンパイアシティ・ホテル・カジノが9月21日営業を再開することを発表したニュースリリースの最後に記載された。パークMGMは、現状ラスベガス・ストリップで再オープンしていない最後のMGMリゾーツ・インターナショナル・ホテル・カジノとなる。
(※9/15情報更新あり、9月30日に再開)
 

【アメリカ】米国の商業カジノの7月の収益 過去3ヶ月間の合計を上回る

US commercial casinos generate more revenue in July than in 3 prior months combined
https://www.yogonet.com/international/noticias/2020/09/09/54600-us-commercial-casinos-generate-more-revenue-in-july-than-in-3-prior-months-combined
 
7月のアメリカの商業ゲーミング収益状況は前年同月比23.9%減となったものの、3ヶ月連続で劇的に改善し、28.3億ドル(約2,983億円)のゲーム収益を上げている。
 
7月のスポーツベッティング収入は6,900万ドル(約71.6億円)、昨年より86.2%増加した。今年の1月から7月までのベット総額は、昨年比3.2%増の58.8億ドル(約6,198億円)であった。この成長の多くは、新たに各州で解禁になるなど、この一年間で9つの新しい市場がオープンしたことに起因する。
 
アメリカ全国では7月中に32軒の商業カジノが部分的に再開したが、月末時点で50軒の商業カジノは閉鎖されたままだった。シャットダウンの最盛期であった4月と5月の低水準から回復し続けている。

7月の商業カジノゲーム収益は、4月-6月の3ヶ月間合計を超えた

■AGA公式
https://www.americangaming.org/resources/aga-commercial-gaming-revenue-tracker/
 
 
【アメリカ】今シーズンのNFLの試合に賭ける予定のアメリカ人は3,300万人以上

More than 33 million Americans planning to bet on NFL games this season
https://www.yogonet.com/international/noticias/2020/09/09/54603-more-than-33-million-americans-planning-to-bet-on-nfl-games-this-season
 
米国ゲーミング協会の調査によると、アメリカの成人の約13%が今年、ナショナルフットボールリーグ(NFL)の試合に賭けることを計画している。米国ゲーミング協会(AGA)のビル・ミラー社長兼CEOは、「NFLは以前からベッティングスポーツを通じ、かなりのアクションを引き出していますが、今年も例外ではないようです」と述べた。
 
オンラインによる賭けへのエンゲージメントは、NFLファンが(Covid-19の影響を受け無観客になるなど)今シーズンへの熱意が低下している報告を踏まえ、NFLにとってさらに重要になる。AGAの資料によると、アメリカの成人の10人に4人(42%)が、昨年よりも今シーズンへの関心が低いと答えており、その主な要因として、リーグ周辺の政治活動の活発化(36%)、スタジアムにファンがいないこと(19%)、友人と集まって試合を観戦できないこと(17%)を挙げている。
 
 
 <出典サイト>
Las Vegas Review-Journal
https://www.reviewjournal.com/

Yogonet
https://www.yogonet.com/international/

GGRAsia
http://www.ggrasia.com/

macaudailytimes
https://macaudailytimes.com.mo/ 

forbes.com
https://www.forbes.com/

CNA - ChannelNewsAsia
https://www.channelnewsasia.com/news/international

americangaming(AGA)
https://www.americangaming.org/