【海外版・8/19~8/25 IR記事まとめ】メルコ日本IRへ改めて意欲、ラスベガスの道路開通、韓国国内カジノ再閉鎖 (1/2)

JaIR編集部

 JaIRがお届けする海外版・IRニュースまとめでは1週間分の海外のIR関連記事をまとめ、毎週お届けしています(掲出日は現地時間)。今回は8月19日(水)~8月25日(火)までのIR関連記事。出典サイトは記事の文末にまとめて記載していますが、各社のSNSも情報ソースとしています。なお、1ドル=106円、1マカオパタカ=13円換算です。
 
 
2020年8月25日(火)
 
【ラスベガス】LVCVA ラスベガスモノレールの買収に向け検討

Meetings set for LVCVA acquisition of Las Vegas Monorail
https://www.reviewjournal.com/business/tourism/meetings-set-for-lvcva-acquisition-of-las-vegas-monorail-2103439/

ラスベガス観光局(LVCVA)は、ラスベガスモノレール社の買収を模索している。取締役会は来週投票を行う予定。LVCVAの社長兼CEOであるスティーブ・ヒル氏は7月14日、1995年に運行を開始した3.9マイルの交通網をLVCVAが買収して運営するための初期交渉に入っていることを理事会に報告していた。クラーク郡委員会は取引許可を検討し、LVCVA理事会は9月1日の会議で買収を検討する。


【ラスベガス】ラスベガス・サンズ、第2回全米最優秀雇用事業者に選出

Las Vegas Sands named to second annual list of America's Best-in-State Employers
https://www.yogonet.com/international/noticias/2020/08/25/54422-las-vegas-sands-named-to-second-annual-list-of-americas-best-in-state-employers

ラスベガス・サンズは今週、フォーブスの第2回「アメリカのベスト・イン・ステート・エンプロイーズ」に正式に選出された。フォーブスとパートナーのスタティスタは、米国事業で500人以上の従業員を有す企業について、雇用している8万人以上の労働者を対象とし独自の調査に基づいてリストを作成している。

サンズの会長兼CEOであるアデルソン氏は「当社は、グローバルなホスピタリティとビジネスリーダーとしての永続的な評判を築いてきましたが、これは当社の従業員とリーダーシップチームの献身や努力によるところが大きいです」「当社がベスト・イン・ステート・エンプロイーズに選ばれたことは、その評判が十分に評価されたことを確たるものとし、証明しています」とコメントした。

ラスベガス・サンズ「ベネチアン」

【マカオ】マカオ8月GGR 珠海の利得なし、トレンド94%減予測 

No Zhuhai gain for Macau Aug GGR, trend -94pct say analysts
http://www.ggrasia.com/no-zhuhai-gain-for-macau-aug-ggr-trend-94pct-say-analysts/

バーンスタイン社はマカオの8 月のカジノの総賭博収入(GGR) の報告について珠海はビザの発行を開始したが、マカオのカジノ業に対し「まだ 影響がない」と評価した。8月は94%減になる見通しを予測した。珠海の観光ビザが8月12日に再開されて以来、マカオの訪問者数やGGRに若干の回復は見られたが、明らかな回復は見られなかったとコメントしている。同社のアナリストによると、「先週のマカオの1日平均訪問者数は7,100人だったが、8月1日から12日までの1日平均訪問者数は約5,600人だった」という。


【韓国】韓国のプロジェクトは2022年下半期に向けて軌道に モヒガン

S.Korea project on track for 2H2022 launch: Mohegan
http://www.ggrasia.com/s-korea-project-on-track-for-2h2022-launch-mohegan/

GGRAの取材によると、カジノ運営会社モヒガン・ゲーミングは、韓国で展開する大規模カジノリゾートプロジェクト「インスパイア」について、同社は開業日を2022年後半に「絞り込んだ」と語った。

この計画は、韓国の首都ソウルに近い仁川(インチョン)に位置し、20年間にわたり複数フェーズにわけ、総額50億ドル(約5,309億円)の資本が投じられると言及されている。一方でコリアタイムズ紙によると、この計画は4つのフェーズで開発され、最終的なものは2031年までに完成する予定とも報じられている。2022年後半の開業計画は、「より厳しくCovid-19に準拠した建設プロセスと、ゲストと従業員のため、より安全な環境を作るための設計変更を反映する」とモヒガン社の広報担当者はコメントしている。
 

2020年8月24日(月)
 
【ラスベガス】ラスベガス企業、買収でiGaming(オンラインベッティング)資本参加に期待

Las Vegas company expects to capitalize on iGaming with acquisition
https://www.reviewjournal.com/business/casinos-gaming/las-vegas-company-expects-to-capitalize-on-igaming-with-acquisition-2102518/

ラスベガスを拠点とするギャラクシー・ゲーミングは月曜日、マン島(イギリス)を拠点とするテーブルゲーム開発・iGaming(オンラインベッティング)プロバイダーであるプログレッシブ・ゲームズ・パートナーズ(PGP)を買収する取引を終了した。ギャラクシーは今年2月にこの取引を発表していた。取引条件では、ギャラクシーは1億2,425万ドル(約132億円)を投じ、PGPの全持分を取得する。


【ラスベガス】ラスベガスESPNスタジオ 月曜日にデビュー
 
New ESPN studio in Las Vegas to debut Monday
https://www.reviewjournal.com/sports/betting/new-espn-studio-in-las-vegas-to-debut-monday-2102411/
 
シーザーズ・エンタテインメントとESPNは、24日、リンクホテルのESPNスタジオをお披露目した。「SportsCenter」としてデジタルプラットフォーム向けにコンテンツを制作する予定。6,000平方フィートの施設は、ESPNのスポーツベッティングをテーマにしたコンテンツの発信地として機能することになる。ESPNのスポーツベッティング番組「Daily Wager」は、9月8日にスタジオから放送を開始する。ラスベガスに移転するこの番組は、3月にアメリカの主要スポーツが中断して以来休止していた。
 
※ESPNは、ウォルト・ディズニー・カンパニー傘下のスポーツ専門チャンネル


【マカオ】マカオの第2四半期GDP ゲーム、観光輸出の減少により68%減
 
Macau 2Q GDP dips 68pct as gaming, tourism exports fall
http://www.ggrasia.com/macau-2q-gdp-dips-68pct-as-gaming-tourism-exports-fall/
 


マカオ市の統計・国勢調査局はマカオの第2四半期のゲーミングサービスおよびその他の観光サービスの輸出は、前年同期比でそれぞれ97.1%、93.9%減少し、Covid-19パンデミックの中でマカオの国内総生産(GDP)が67.8%減となったことを発表した。

 
【マカオ】マカオのカジノ従業員 6月収入は前年同月比5.5%減
 
Macau casino employees' earnings down 5.5% in June year-on-year
https://www.yogonet.com/international/noticias/2020/08/24/54409-macau-casino-employees-earnings-down-55por_ciento-in-june-year-on-year
 
マカオの統計・国勢調査局(DSEC)によると、マカオのゲーミング部門の正社員の6月平均収入は、ボーナスを除いて23,200マカオパタカ(約30万円)で前年比5.5%減となった。6月のディーラーの平均収益は前年同月比7.6%減の19,270マカオパタカ(約25万円)となった。
 
先週のDSECの発表によると、最新のデータはマカオのゲーム業界へのパンデミックの影響を示しており、第2四半期末のゲーム業界の正社員数は57,459人で、前年同期比381人の減少となった。ディーラー数は前年同期比131人増加したものの、前四半期比で115人減少となった。
 
 
【マカオ】セガサミー、マカオ市場に「ボルケーノ・リンク・スロット」を導入

Sega Sammy installs Volcano Link slot in Macau market
http://www.ggrasia.com/sega-sammy-installs-volcano-link-slot-in-macau-market/
 
日本のゲーム機器企業セガサミークリエイションは、新しいジャックポット・スロットマシン「ボルケーノ・リンク」シリーズをマカオで「初導入」した。黒崎正弘常務取締役は発表の中で、マカオでの「フロアプレゼンス」の向上に伴い、同社が「革新を続け、新しい機能やゲームテーマを業界に提供し続けることが重要」であると述べた。セガサミークリエイションは、日本のセガサミーホールディングスの一部門であり、パラダイス社とともに韓国のカジノリゾート「パラダイスシティ」に出資している。
 

【香港】ゲンティン香港 債権に会長が支援を表明

GEN HK flags creditor meeting as chairman pledges support
http://www.ggrasia.com/gen-hk-flags-creditor-meeting-as-chairman-pledges-support/
 
ブルームバーグ・ニュースは、マレーシアに拠点を置くゲンティン財閥の会長であるリム氏が、ゲンティン香港の融資を支援することを個人的に誓約したと報じた。7月31日時点で、カジノクルーズ船を運営するゲンティン香港の債務残高は33.7億ドル(約3,579億円)に達している。


【韓国】Covid-19  パラダイス社は現状のカジノ事業へ影響を与えないと述べる

Covid-19 not affecting Paradise Co casino ops, says firm
http://www.ggrasia.com/covid-19-not-affecting-paradise-co-casino-ops-says-firm/
 
GGRAsiaの取材によると、韓国で外国人専用カジノを運営するパラダイス社の広報担当者は、韓国政府は外国人専用カジノの運営者に対しては、感染急増を理由としたカジノ閉鎖を要請していないと述べた。パラダイス社の広報担当者は、ローカルルールに言及して社会的距離レベルが「レベル3」まで上昇した場合、政府は一時的に会場を閉鎖することを勧めるかもしれない」と付け加えた。
 
 
【韓国】江原ランドカジノ 韓国ウイルス急増で再び閉鎖へ

Kangwon Land casino closes again on S. Korea virus spike
http://www.ggrasia.com/kangwon-land-casino-closes-again-on-s-korea-virus-spike/
 
江原ランドは、韓国政府が「レベル2」のガイドライン施行でソーシャルディスタンス規制する理由で、8月23日の午前10時から閉鎖した。閉鎖は、今のところ8月29日午前6時までの予定だが、保健当局からの継続的なアドバイスと、Covid-19に関する国の状況を確認した上で再開を行う。同報道によると、「レベル2」ルールは、カラオケ店、ナイトクラブ、ネットカフェ、ビュッフェなど「リスクが高い」と判断された会場を閉鎖しなければならず、50人以上の屋内集会や100人以上の屋外イベントは禁止される。
 
江原ランドは第2四半期に455.6億ウォン(約4.5億円)損失を計上した。8月11日の報告では、最新の四半期決算は、2020年の第1四半期の1,561億ウォン(約13.8億円)損失から改善されている。
 

【シンガポール】アップル、マリーナベイ・サンズにシンガポール3店舗目をまもなくオープン

Apple to open third store in Singapore at Marina Bay Sands soon
https://www.timeout.com/singapore/news/apple-to-open-third-store-in-singapore-at-marina-bay-sands-soon-082420

アップルはシンガポールで3店舗となるアップルストア「Apple Marina Bay Sands」をマリーナベイ・サンズに近日オープンする。マリーナベイの水上にあり、球体という未来的な外観を持つ象徴的な店舗である。

■関連記事
水上のアップルストア、マリーナベイ・サンズにまもなく登場(JaIR編集部)
https://jair.report/article/433/


【フィリピン】サミットアセント 上期損失は600万ドル(約6.3億円)、マニラへの投資を売り込む

Summit Ascent 1H loss US$6mln, touts Manila investment
http://www.ggrasia.com/summit-ascent-1h-loss-us6mln-touts-manila-investment/
 
マカオのジャンケット投資家アルビン・チャウ氏が会長を務めるカジノ投資企業サミット・アセント・ホールディングス・リミテッド(Summit Ascent Holdings Ltd)は、2019年上半期が4,280万香港ドル(約5.8億円)「利益」であったのに対し、今年の上半期は4,700万香港ドル(600万ドル、約6.3億円)「損失」であったと報告した。
 
同社はロシアのウラジオストク、ティグレ・デ・クリスタル・カジノリゾート の投資企業でもある。近年中国のハイローラーのギャンブラーを集客する見込みであったが、同社は、Covid-19影響で「国境がまだ完全に開かれていない」ため、今のところは「以前からの強みである地元市場」に焦点を当てると述べた。以前、チャウ氏はサンシティグループのジャンケットブランドであるサンシティにおいて、マニラの新プロジェクトに中国人やその他のハイローラーを連れてきたいと述べていた。