パルトゥーシュ・グループ、長崎IRでのオシドリとの提携終了を事後発表

JaIR編集部

 ヨーロッパのカジノ運営会社パルトゥーシュ・グループは、8月3日にプレスリリースを発表し、長崎IRでのプロジェクトにおいて、オシドリ・インターナショナル・ホールディングス・リミテッドとの提携を終了したことを発表した。

 リリースによると、提携は2020年5月19日に既に終了しており、2か月半ほど経過してからの発表となった。1973年設立のパルトゥーシュ・グループは、欧州カジノ市場の中心的企業としてカジノ、ゲームクラブ、ホテル、レストラン、スパ、ゴルフコースを運営。グループで42のカジノを運営し、約4,000人を雇用している。

 パルトゥーシュ・グループは、「IRの開発プロジェクト展開に着目しながら、うち一つのプロジェクトに参加する機会をうかがっています」と述べ、長崎IRでの提携は終了したものの、今後も引き続き日本IRへの参画を検討する姿勢を示した。

 オシドリ・インターナショナルは、6月に、長崎IRへの参加を表明している子会社のオシドリ・インターナショナル・ディベロップメントのCEOに、アレハンドロ・イエメンジアン氏を任命する人事を行った。イエメンジアン氏は元MGMリゾーツCEOで、長年IR業界において活躍してきた人物である。オシドリは今後彼を中心に、長崎IRプロジェクトでどのカジノオペレーターと提携することになるのか、続報が注目される。

 
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