ギャラクシー・エンターテインメントが地元中小企業との協働を強調

JaIR編集部

 ギャラクシー・エンターテインメント・グループ(GEG)は6月16日、ニュースレターで、テッド・チャンCOOが「地元中小企業と共に成長するIR成功の秘訣」というステートメントを発表した。
 
マカオ商工会議所と共催で5月16日から6月21日までの毎週土日に、ブロードウェイ・マカオで「健康で楽しいカーニバル」と題する集客イベントを開催
 
 
 テッド・チャンCOOによると、GEGは、「ビジネスの成功を地域に還元」という経営理念のもと、地元企業、地域住民、自治体などの地域コミュニティの活性化と一体的な事業拡大を目指しており、地域の経済成長と地元の中小企業を育成するというマカオ政府の目標達成を支援するため、GEGは地元中小企業とのパートナーシップを推進し、サプライチェーン、調達プロセス、テナント選定などにおいて地元中小企業を優先してきた、という。

 例えば、ギャラクシー・マカオには総計で3,500室以上のホテルと160店舗のレストラン、200以上のショップなど、非常に多くの施設があるが、GEGはスタッフとして地元から雇用し、各施設における調達は地元企業を優先し、その割合は約90%にのぼる、という。地元中小企業を支援するため、例えば、家族経営のレストランや屋台など約40の中小企業が参画して、本格的なフードストリートを展開したりもしている。

 また、GEGは、このコロナ禍のなか、マカオ商工会議所と共催で5月16日から6月21日までの毎週土日に、ブロードウェイ・マカオで「健康で楽しいカーニバル」と題する集客イベントも開催している。これは衛生管理を徹底したイベントへ地元中小企業にブース出店してもらい、パンデミックで抑制された国内消費を喚起し、中小企業が新型コロナウイルスによる経済低迷を乗り越えるための試みだ。会場には、100以上の地元の中小企業が参加し、新規ビジネスのマッチング機会を作り、コミュニティでの消費促進のため来場者向けにクーポンを配布するなどしている。

 テッド・チャンCOOは、GEGは、「『地元コミュニティへの還元』や『地元中小企業とのパートナーシップ』の取り組みを通じて地域コミュニティとの緊密な連携を行い、信頼関係を構築することが、私たちの理想とするIRに必要だと信じています」としており、「世界に誇る最高峰のIRを日本で実現するため、日本においても同様の取り組みを続け、『ビジネスの成功を地域に還元』し、地元中小企業への支援を優先していきます」と語っている。

 

コロナ禍で、スタッフのトレーニングとスキル向上プログラムを大幅に拡大

 また、同じニュースレターの中で、新型コロナウイルスの感染拡大を受け、同社スタッフのトレーニングの頻度と規模を拡大し、すべてのトレーニング会場で感染防止策を講じてきたことを報告。従来の「スタッフ向けスキルアップ研修」のうち健康増進や安心衛生対策のメニューをさらに増やし、新たにウイルス予防の専門知識習得およびスキル向上のためのプログラムを追加した、という。

 4月から5月にかけて、50を超える様々なトレーニングコースとイベントが行われ、10万人以上の参加者が集まり、延べ35万時間以上のトレーニングが実施された。約100名の幹部スタッフも参加。GEGでは現在も研修メニューの開発を続け、2020年中に100のトレーニングがスタッフへ提供される見込みとのことだ。 


■関連サイト
ギャラクシー・エンターテインメント・ジャパン
https://www.galaxyentertainment.co.jp/